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ヤマハのVMAX1200は、1985年に北米でデビューし、22年間にわたり市販された(北米・EUでは2005年で生産終了、国内は2007 MYが最終)伝説的なストリートドラッガーです。中古で買う際には数多くの注意点があり、購入前の知識不足が失敗や後悔につながるケースが珍しくありません。
中古車が安い理由には明確な背景があります。燃費がリッター何キロ程度なのか、重い車体による取り回しの困難さ、維持費の高さなど、所有する上での課題を理解しておくことが大切です。一方で、加速性能の魅力や最終型の改良点についても把握しておく必要があります。
VMAX1200の中古車選びでは、年式による違いや仕様の見分け方、よくある故障箇所、パーツ供給の現状など、専門的な知識が求められます。購入後の維持費や修理費用についても、事前に十分な検討が必要でしょう。
この記事では、VMAX1200の中古購入を検討している方に向けて、失敗を避けるための具体的な注意点と判断基準を詳しく解説していきます。
この記事を読むことで理解できるポイント:
・VMAX1200中古車購入時のチェックポイントと選び方
・年式別の特徴と最終型のメリット・デメリット
・実際の維持費と燃費の実態、修理費用の目安
・買取相場の現状と売却時の注意事項
VMAX1200の中古購入時の注意点

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・中古で買う前に知っておくべき基本知識
・中古車が安い理由とリスク
・年式による違いと最終型の特徴
・国内仕様と逆輸入車の選び方
・重い車体による取り回しの注意点
・加速性能とVブーストシステム
中古で買う前に知っておくべき基本知識
VMAX1200は1985年に北米でデビューし、水冷4ストロークDOHC4バルブV型4気筒1197ccエンジンを搭載するストリートドラッガーです。正式名称はVMX1200で、当初は北米市場向けに開発された経緯があります。
国内での販売は1990年に開始されましたが、これは日本でのオーバー750cc解禁を受けての第一号車として歴史に名を残しています。製造期間中には複数回のマイナーチェンジが実施され、大きく分けて前期型(1985年~1992年)、後期型(1993年~1999年)、最終型(2000年~2007年)に分類されます。
車両重量は254kg(乾燥重量)、装備重量では約280kg前後と重く、全長2300mm、全幅795mmの大型車体を持ちます。ガソリンタンク容量は15Lと小さく、実用燃費を考慮すると航続距離が短いことも特徴の一つです。
中古購入を検討する際は、これらの基本スペックを理解した上で、自分の用途や体格、維持能力に適しているかを慎重に判断する必要があります。特に取り回しの重さや燃費の悪さは、日常的な使用において大きな影響を与える要素となります。
中古車が安い理由とリスク
アヒャヒャヒャ( ̄∀ ̄)
中古車の洗礼なのか??( ̄∀ ̄)#vmax1200
走ってる最中に気がついたからかなり焦る💦#バイク乗りと繋がりたいわかります??
何が起こってるか💦
サスのオイルが溢れ出てきてます💦 pic.twitter.com/XMW1p49LX6— ますさん(自虐がひどいオサーン) (@masusan5586) May 28, 2023
VMAX1200の中古車が比較的安価で流通している背景には、いくつかの明確な理由があります。まず、22年間にわたる市販により市場に多くの車両が存在することが挙げられます。供給が需要を上回っている状況が価格を押し下げる要因となっています。
燃費の悪さも価格に影響を与えています。実燃費が平均12km/L~14km/L程度で、ハードな走行では8km/L台まで落ち込むことがあり、ガソリン代の負担が大きいことから敬遠される傾向があります。加えて、車重が重いことによる取り回しの困難さも、購入をためらう要因の一つです。
維持費の高さも価格を下げる要因となっています。古い設計のエンジンやシャシーは現代のバイクと比較してメンテナンス頻度が高く、部品代や工賃が嵩みがちです。特にスタータークラッチやドライブシャフト周りなど、VMAX特有の弱点部位の修理費用は高額になることがあります。
ただし、安価な中古車には相応のリスクが伴います。整備記録が不明な車両や、事故歴のある車両、長期間放置されていた車両などが低価格で販売されているケースが少なくありません。こうした車両を購入した場合、購入後に高額な修理費用が発生する可能性があります。
年式による違いと最終型の特徴

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VMAX1200は製造期間中に段階的な改良が加えられており、年式によって仕様や信頼性に大きな違いがあります。前期型(1985年~1992年)は初期設計の影響で、フロントフォークが40mmと細く、ブレーキシステムも2ポットキャリパーと制動力に不安があります。
後期型(1993年~1999年)では大幅な改良が実施されました。フロントフォークが43mmに大径化され、ブレーキローターも大径化、4ポットキャリパーの採用により制動力が向上しています。オイルフィルターもカートリッジ式に変更され、メンテナンス性が改善されました。
最終型(2000年~2007年)では更なる改良が加えられています。点火方式のデジタル化、サスペンションのリセッティング、エンジン周りの細かな改良などにより、信頼性と乗り味が向上しています。ただし、北米・欧州向けは2005年で生産終了しており、国内向けは在庫対応を含め2007年モデルが最終となります。
年式選びでは、予算と求める性能のバランスを考慮することが大切です。前期型は安価ですが改修が必要な部分が多く、最終型は高価ですが完成度が高いという特徴があります。多くの専門家は、改良が加えられた1997年~1999年頃のモデルを推奨しています。
国内仕様と逆輸入車の選び方
紫陽花と #Vmax1200 pic.twitter.com/3U0pUdSvXu
— Yewzent (ユーゼント) (@yewzent) June 10, 2025
VMAX1200には国内仕様と逆輸入車(逆車)の2種類が存在し、それぞれに大きな違いがあります。最も重要な違いはVブーストシステムの有無です。国内仕様は自主規制により最高出力が97ps/7000rpmに制限され、Vブーストシステムは搭載されていません。
逆輸入車は仕向地によって出力が異なります。カナダ仕様が145ps(143hp)と最高出力を誇り、アメリカ仕様が143ps、カリフォルニア仕様が135psとなっています。これらの逆輸入車にはVブーストシステムが搭載されており、約6000rpmでバルブが開き始め、8000rpmで全開となる独特の加速感を体験できます。
ただし、逆輸入車の場合はメーターがマイル表示となっており、燃費計算時に注意が必要です。1マイルは約1.6kmなので、距離計の数値をそのまま使用すると実際よりも燃費が悪く見えてしまいます。また、書類関係も輸入時の手続きが適切に行われているかの確認が必要です。
価格面では、同程度の状態であれば逆輸入車の方が高値で取引される傾向があります。しかし、Vブーストの魅力を最大限に味わいたい場合は、出力の高い逆輸入車を選択することが推奨されます。国内仕様の場合でも、後付けのVブーストキットが存在するため、改造による対応も可能です。
重い車体による取り回しの注意点

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VMAX1200の車重は装備重量で約280kg前後と、現代の大型バイクと比較しても重い部類に入ります。この重量に加えて重心が高めに設定されているため、停車時や低速走行時の取り回しには十分な注意が必要です。
駐車時の注意点として、路面の状況を慎重に確認することが挙げられます。砂利や土の上ではサイドスタンドが沈み込む可能性があり、スタンドプレートの使用が推奨されます。夏場のアスファルトでもスタンドが沈み込むことがあるため、駐車場所の選定は慎重に行う必要があります。
立ちゴケのリスクも他のバイクより高くなります。一度倒してしまうと、男性でも一人での引き起こしは困難な場合があります。Uターンや狭い場所での取り回し時は、無理をせず確実に操作できる範囲で行うことが大切です。
体格の小さなライダーの場合、車体の重さが運転に与える影響は更に大きくなります。信号待ちでの足つき性や、傾斜地での発進時のバランス保持など、日常的な運転操作において負担を感じる可能性があります。購入前には必ず跨って重量感を確認し、自分の体格で安全に操作できるかを判断することが重要です。
加速性能とVブーストシステム
#今の相棒を所有した訳を手短に言う
(当時では)怒涛のパワーと加速
唯一無二の無骨な外見おはようございます! pic.twitter.com/dIA9qs6Tg5
— Jin&Vmax1200 (@BlackMaxJin) October 6, 2022
VMAX1200の最大の魅力は、その圧倒的な加速性能にあります。特に逆輸入車に搭載されるVブーストシステムは、このバイクの代名詞ともいえる機能です。このシステムは約6000rpmでバルブが開き始め、8000rpmで全開となります。
Vブーストシステムの仕組みは、通常は各気筒に一つずつ割り当てられているキャブレターを、高回転域で前後の気筒間で共有させるものです。これにより擬似的に1気筒あたり2つのキャブレターから吸気する状態を作り出し、大幅な出力向上を実現しています。
加速感については、現代のスーパースポーツバイクと比較してタイムや最高速度では劣る場合がありますが、体感的な加速の強烈さでは群を抜いています。地面を蹴り飛ばすような独特の加速感は、VMAX1200でしか味わえない感覚です。
ただし、この強烈な加速性能を安全に扱うためには相応の技術と経験が必要です。フレーム剛性が現代のバイクと比較して低いため、フルパワーでの加速時には車体の挙動に注意を払う必要があります。また、加速重視の設計のため、コーナリング性能や制動性能は二の次となっている点も理解しておく必要があります。
VMAX1200中古車の維持費と注意事項

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・燃費はリッター何キロ?実際の数値
・維持費の内訳と予想される費用
・よくある故障と修理費用
・パーツ供給の現状と対策
・買取相場はいくら?売却時の注意点
・長く乗るためのメンテナンスポイント
燃費はリッター何キロ?実際の数値
VMAX1200の実燃費は、乗り方や走行環境によって大きく変動しますが、実測平均では12km/L~14km/L程度が一般的な数値となります。これは約34mpgUS相当で、穏やかな走行を心がけた場合の燃費です。
ただし、Vブーストを頻繁に使用する激しい走行を行った場合、燃費は大幅に悪化します。ハードな走行では8km/L台まで落ち込むこともあります。これは1197ccの大排気量V4エンジンと、パワー重視の設計による必然的な結果といえるでしょう。
燃料タンク容量が15Lと小さいことも、実用面での大きな制約となります。実測平均燃費12km/Lを基準に計算すると、満タンから約180km程度で給油が必要になります。保守的に見積もると150km程度で給油を意識する必要があり、ガソリンスタンドの位置を常に意識した走行が求められます。
メーターがマイル表示の逆輸入車の場合、燃費計算時に注意が必要です。距離計の数値をそのままキロメートルとして計算すると、実際よりも1.6倍悪い燃費として算出されてしまいます。正確な燃費を把握するためには、マイルからキロメートルへの換算を忘れずに行う必要があります。
維持費の内訳と予想される費用

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VMAX1200の年間維持費は、車両の状態や乗り方によって大きく異なりますが、一般的には年間20万円~40万円程度を見込んでおく必要があります。これには車検費用、保険料、燃料代、消耗品交換費用、予防整備費用などが含まれます。
車検費用は2年に1度で、法定費用と整備費用を合わせて10万円~20万円程度が相場です。ただし、古い車両の場合は整備箇所が多くなる傾向があり、費用が膨らむ可能性があります。特に排ガス検査や保安部品の交換が必要になった場合、追加費用が発生します。
燃料代は年間走行距離によって変動しますが、年間5000km走行した場合、実燃費12km/Lとして年間約8万円~10万円程度の負担となります。現在のガソリン価格を考慮すると、決して軽視できない金額です。
消耗品の交換費用も考慮する必要があります。エンジンオイルは4L程度必要で、年2回交換として年間2万円程度、タイヤ交換は前後セットで5万円~8万円程度、ブレーキパッドは前後で3万円~5万円程度が目安となります。バッテリー交換は2~3年に1度で1万円~2万円程度の費用がかかります。
よくある故障と修理費用

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VMAX1200には製造年数の古さに起因する典型的な故障箇所がいくつか存在します。最も頻発するのがスタータークラッチの故障で、セル始動時にガラガラという異音が発生します。修理費用は部品代と工賃を含めて5万円~8万円程度が相場です。
ドライブシャフト周りのトラブルも珍しくありません。減速時に左側から異音が発生する場合、ドライブシャフトやファイナルギア周りに問題がある可能性があります。重症の場合は10万円を超える修理費用が必要になることもあります。
電装系の不具合では、レギュレーターの故障が比較的多く報告されています。症状としてはバッテリーの充電不良や過充電が発生し、放置すると他の電装部品にも影響を与えます。レギュレーター交換の費用は部品代込みで3万円~5万円程度です。
冷却系統のトラブルも年式の古い車両では注意が必要です。ラジエーターやホースからの冷却水漏れ、ウォーターポンプの故障などが発生する可能性があります。修理内容によって費用は大きく異なりますが、5万円~15万円程度の予算を見込んでおく必要があります。
これらの故障は予防整備である程度回避できる場合もあります。定期的な点検とメンテナンスを怠らず、異常を感じた時点で専門店に相談することが、高額な修理費用を避けるコツといえるでしょう。
パーツ供給の現状と対策
Vmax1200自分じゃ外装パーツぐらいしか触ってあげられないけど
凄く素直で乗りやすい子だから乗ってます。
いつかスマートなスーツで乗りたい🏍 pic.twitter.com/CHhMin3XK8— どーけ♂・📸🚗🏍 (@_doukesi_) December 25, 2022
VMAX1200は生産終了から既に15年以上が経過しており、純正部品の供給状況は徐々に厳しくなっています。ヤマハの部品供給期間は生産終了から10年間が目安とされているため、現在では多くの部品が廃番となっています。
エンジン内部の部品やミッション関連のパーツについては、特に入手困難な状況が進んでいます。ピストンやコンロッド、ギア類などの重要部品が故障した場合、中古部品やリビルト部品に頼らざるを得ない状況です。ただし、2025年時点でも欧米向けの在庫が残る部品もあるため、入手難と完全廃番を分けて考える必要があります。
外装部品についても同様の問題があります。カウル類やタンクカバー、メーターパネルなどは年数の経過により劣化しやすく、交換需要が高い部品です。純正部品が入手できない場合は、社外品や中古品での対応となりますが、品質や適合性に注意が必要です。
対策として、部品の在庫を持つ専門店との関係構築が有効です。VMAX専門店では廃車から取り外した中古部品を在庫として保有していることが多く、緊急時の部品調達に役立ちます。また、海外からの部品取り寄せも選択肢の一つですが、時間と費用がかかる点に注意が必要です。
買取相場はいくら?売却時の注意点
VMAX1200の買取相場は年式、走行距離、車両状態によって大きく変動しますが、一般的な目安として最終型(2006年~2007年)の程度良好車で50万円~70万円程度、後期型(1993年~1999年)で30万円~50万円程度、前期型(1985年~1992年)で20万円~40万円程度となっています。
逆輸入車と国内仕様では買取価格に差があり、同程度の状態であれば逆輸入車の方が10万円~20万円程度高値で取引される傾向があります。特にカナダ仕様のフルパワー車は根強い人気があり、相場も安定しています。
ただし、これらの相場は程度良好車の場合であり、事故歴がある車両や重大な故障を抱えている車両は大幅に査定額が下がります。また、改造が施されている車両についても、改造内容によって評価が分かれる傾向があります。
売却時の注意点として、複数の買取業者から査定を取ることが挙げられます。VMAX1200は専門性の高いバイクのため、業者によって評価基準が大きく異なる場合があります。一般的なバイク買取店よりも、旧車や希少車を専門とする業者の方が適正な評価をしてくれる可能性が高いといえるでしょう。
長く乗るためのメンテナンスポイント

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VMAX1200を長期間良好な状態で維持するためには、定期的で適切なメンテナンスが不可欠です。最も重要なのはエンジンオイルの管理で、交換時期を厳守し、指定粘度のオイルを使用することが基本となります。オイル量は3.5Lが基本ですが、フィルター交換時は4L程度必要になります。
冷却系統の管理も欠かせません。冷却水の定期交換はもちろん、ラジエーターの汚れ除去、ホース類の点検、サーモスタットの動作確認などを定期的に行う必要があります。特に夏場の渋滞時にはオーバーヒートのリスクが高くなるため、事前の点検が重要です。
キャブレター車のため、燃料系統の管理にも注意が必要です。長期間乗らない場合はガソリンタンクを満タンにして燃料の劣化を防ぎ、可能であればキャブレターのガソリンを抜いておくことが推奨されます。年に1回程度はキャブレターの清掃を行うことで、始動性や燃費の悪化を防げます。
電装系統では、バッテリーの管理が特に大切です。VMAX1200は電装系が弱いとされているため、バッテリーの定期的な充電と交換、配線の点検などを欠かさず行う必要があります。また、古い車両では配線の劣化によるトラブルも多いため、異常を感じた場合は早めの点検が重要です。
駆動系統のメンテナンスでは、シャフトドライブのグリースアップが重要な作業となります。定期的にドライブシャフトを分解してグリースの交換を行うことで、異音の発生や部品の摩耗を防げます。クラッチ関連では、クラッチフルードの交換とクラッチ板の摩耗チェックを定期的に実施することが大切です。
専門店との付き合い方
VMAX1200のメンテナンスにおいては、専門知識を持つ整備工場との関係構築が極めて重要になります。一般的なバイクショップでは対応が困難な特殊な構造や部品が多いため、VMAX専門店や旧車に詳しい工場を見つけることが長期所有の鍵となります。
定期点検では、単なる法定点検にとどまらず、VMAX特有の弱点部位を重点的にチェックしてもらうことが大切です。スタータークラッチの状態、ドライブシャフト周りの異音、冷却系統の漏れ、電装系の接触不良など、経験豊富な整備士でなければ見抜けない初期症状もあります。
整備記録の保管も将来の売却時に重要な要素となります。どの時期にどのような整備を行ったかの記録を残しておくことで、車両の価値を適正に評価してもらえる可能性が高くなります。また、次のオーナーにとっても貴重な情報となるでしょう。
これらのメンテナンスを確実に実行することで、VMAX1200の魅力である力強い加速性能を長期間にわたって維持できます。適切な管理下で運用された車両は、年式の古さを感じさせない走行性能を発揮し続けることができるのです。
総括:Vmax1200中古購入の注意点完全ガイド
・VMAX1200は1985年に北米でデビューし22年間にわたり市販された水冷DOHC4バルブV型4気筒1197ccエンジン搭載車
・中古車が安い理由は市場供給過多、燃費の悪さ、維持費の高さにある
・前期型、後期型、最終型で大きな仕様差があり購入時の注意が必要
・国内仕様97 ps/7000 rpmと逆輸入車135~145 psではVブーストの有無が最大の違い
・車重は254kg(乾燥)、約280kg前後(装備)で取り回しに十分な注意と体力が必要
・Vブーストシステムは約6000rpmでバルブが開き始め8000rpmで全開となる加速の魅力
・実燃費は平均12km/L~14km/L、ハードな走行では8km/L台まで悪化
・タンク容量15Lで航続距離は実質180km程度と短い
・年間維持費は20万円から40万円程度を見込む必要がある
・スタータークラッチとドライブシャフトが代表的な故障箇所
・純正部品の供給は困難になっており専門店との関係が重要
・買取相場は年式と状態により20万円から70万円程度
・逆輸入車の方が国内仕様より高値で取引される傾向
・定期的なエンジンオイル交換と冷却系統管理が維持の基本
・キャブレター車特有の燃料系統メンテナンスが必要