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CB400FとCB400FOURは、ホンダが誇る名車であり、その名前の類似性から混同されることも少なくありません。しかし、両車は開発された時代背景、コンセプト、そして搭載するエンジンに至るまで、多くの点で異なっています。CB400Fは、現代の技術とデザインが融合したネイキッドバイクであり、扱いやすさと燃費性能を重視した設計が特徴です。一方、CB400FOURは、1970年代に登場した初期モデル、通称「ヨンフォア」と、1997年に復刻されたモデルが存在し、その独特のスタイルとサウンドで多くのライダーを魅了してきました。この記事では、CB400FとCB400FOURの違いを徹底的に比較し、それぞれの魅力を明らかにしていきます。エンジン性能、デザイン、価格、歴史的背景など、多角的な視点から両車を比較することで、どちらがご自身に合った一台なのかを見つける手助けとなるでしょう。
- CB400FとCB400FOURの基本的なスペックや特徴の違い
- それぞれのモデルのデザインやエンジンの性能の違い
- 価格帯の違いやどちらを選ぶべきかの判断基準
- 各モデルの歴史的背景や開発された時代ごとの違い
CB400FとCB400FOURの違いを徹底比較
#俺のバイクが1番カッコイイ
#ヨンフォア#CB400F pic.twitter.com/eDxgsVEcDz— パリオか (@a0127_s28616) December 19, 2024
- CB400Fの基本スペックと特徴
- CB400FOURの独特な魅力とスペック
- 二つのモデルのデザイン比較
- CB400FとCB400FOURのエンジン性能の違いを解析
- 価格面から見るCB400FとCB400FOURの違い
- どちらを選ぶべきか?目的別ガイド
CB400Fの基本スペックと特徴
CB400Fは、2013年にホンダから発売されたネイキッドタイプのオートバイです。そのスタイリッシュな外観と扱いやすい性能から、幅広いライダーに支持されています。ここでは、CB400Fの基本スペックと特徴を詳しく解説します。
エンジン
CB400Fは、水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載しています。排気量は399ccで、最高出力は46PS、最大トルクは3.8kgf·mを発揮します。このエンジンは、低回転域から高回転域までスムーズに吹け上がり、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで快適な走行を提供します。特に、低中速域での扱いやすさは特筆すべき点です。
車体
CB400Fは、ダイヤモンドフレームを採用しており、軽量で剛性の高い車体を実現しています。これにより、軽快なハンドリングと安定した走行性能を両立しています。また、前後サスペンションは、路面からの衝撃をしっかりと吸収し、快適な乗り心地に貢献しています。
デザイン
CB400Fは、「Modern & European Naked」をデザインコンセプトとしており、洗練された都会的なスタイルが特徴です。シャープなラインとエッジの効いたフォルムは、現代のネイキッドバイクのトレンドを反映しています。カラーバリエーションは、グラファイトブラックとパールサンビームホワイトの2色が用意されており、どちらも落ち着いた上品な印象を与えます。
装備
メーターはデジタル表示を採用し、速度、回転数、燃料残量などの情報をわかりやすく表示します。また、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を標準装備しており、急ブレーキ時などでも安定した制動力を発揮します。
燃費性能
燃費性能も優れており、カタログスペックではWMTCモード値で28.3km/Lを記録しています。15Lの燃料タンク容量と合わせて、長距離ツーリングも安心して楽しめます。
デメリット
一方で、デメリットとして、2気筒エンジン特有の振動が気になるという声もあります。また、シート高が785mmとやや高めのため、足つき性に不安を感じる方もいるかもしれません。
CB400Fは、スタイリッシュなデザイン、扱いやすいエンジン特性、優れた燃費性能、そして安全装備を備えたバランスの取れたオートバイです。街乗りからツーリングまで、幅広い用途で活躍できる一台です。
CB400FOURの独特な魅力とスペック
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国内408のレア物
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納車しました🎶😄 pic.twitter.com/5J6iocTTDJ— 親方ライダー (@k500ssm30) August 29, 2024
CB400FOURは、1974年に初めて登場し、その後のホンダの歴史においても重要なモデルです。特に初期モデルは「ヨンフォア」の愛称で親しまれ、現在でも多くのファンを持つ名車です。ここでは、CB400FOURの独特な魅力とスペックについて解説します。
初期モデル(1974年~1977年)
CB400FOURは、空冷4ストローク直列4気筒エンジンを搭載しています。排気量は当初408ccで、後に398ccのモデルも追加されました。最大の特徴は、4本出しのマフラーです。このマフラーは、独特の排気音を奏で、CB400FOURのアイデンティティとなっています。また、カフェレーサースタイルの外観も特徴的で、多くのライダーを魅了しました。
生産終了とその後
CB400FOURは、免許制度の変更や製造コストの問題から短命に終わりました。特に1975年の免許制度改正により、400ccを超えるバイクは大型免許が必要となったため、ホンダは398ccモデルを投入しました。しかし、採算性の問題から1977年に生産を終了し、後継モデルとして2気筒のホークシリーズを投入しました。
魅力とデメリット
CB400FOURの魅力は、その独特なスタイルと排気音にあります。特に初期モデルは、中古市場で高値で取引されるなど、コレクターズアイテムとしての価値も高くなっています。一方、デメリットとして、古いモデルであるため、部品の入手が困難な場合があることや、現代のオートバイと比べると燃費性能が劣ることが挙げられます。また、メンテナンスにも専門的な知識が必要となる場合があります。
CB400FOURは、その独特なスタイルと排気音で多くのライダーを魅了する名車です。特に初期モデルは、現在でも高い人気を誇っています。ただし、古いモデルであるため、メンテナンスや維持には注意が必要です。
二つのモデルのデザイン比較
CB400FとCB400FOURは、それぞれ異なる時代に登場したため、デザインにも明確な違いが見られます。CB400Fは現代的で洗練されたスタイルを持ち、一方のCB400FOURはクラシカルでレトロな雰囲気を醸し出しています。それぞれのデザインの特徴を詳しく見ていきましょう。
CB400Fのデザイン特徴
CB400Fは、「Modern & European Naked」というデザインコンセプトのもと、都会的でスタイリッシュな外観が特徴です。シャープなラインとエッジの効いたフォルムは、現代のネイキッドバイクのトレンドを反映しています。コンパクトな車体は、街中での取り回しやすさにも貢献しています。カラーバリエーションは、グラファイトブラックとパールサンビームホワイトの2色が用意されており、どちらも落ち着いた上品な印象を与えます。メーターはデジタル表示を採用し、必要な情報を視認性高く表示します。
CB400FOURのデザイン特徴
対照的に、CB400FOURは特に初期モデル(1974年~1977年)は、カフェレーサースタイルを取り入れたクラシカルなデザインが特徴です。最大の特徴は、4本出しのマフラーです。このマフラーは、独特の排気音だけでなく、外観上の大きなアクセントにもなっています。丸みを帯びた燃料タンクやスポークホイールなども、レトロな雰囲気を強調しています。
1997年に登場したモデル(NC36)は、CB750FOURをモチーフとしており、より重厚感のあるクラシカルなデザインとなっています。空冷エンジンに見えるようにシリンダーにフィンが設けられるなど、クラシカルな雰囲気を出すための工夫が凝らされています。また、4本出しのマフラーは健在で、独特の排気音を奏でます。メーターはアナログ式で、クラシカルな雰囲気を高めています。
デザインの選択基準
デザインの好みは人それぞれですが、CB400Fは現代的で都会的なスタイルを好むライダーに適しています。一方、CB400FOURは、レトロでクラシカルなスタイルを好むライダーや、往年の名車に憧れを持つライダーに適しています。どちらのモデルも、それぞれの時代を代表するデザインを持ち、バイクの歴史を感じさせてくれる存在です。
CB400FとCB400FOURのエンジン性能の違いを解析
CB400FとCB400FOURは、エンジンの形式や特性が大きく異なります。これらの違いは、それぞれのバイクのキャラクターや走行性能に大きく影響しています。エンジンの性能を詳しく比較してみましょう。
CB400Fのエンジン性能
CB400Fは、水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載しています。排気量は399ccで、最高出力は46PS、最大トルクは3.8kgf·mを発揮します。このエンジンは、低回転域から高回転域までスムーズに吹け上がり、扱いやすさが特徴です。特に、街乗りでの発進や加速、ツーリング時の巡航などで、その扱いやすさを実感できます。2気筒エンジンならではの鼓動感も、魅力の一つです。
CB400FOURのエンジン性能
CB400FOURは、初期モデル(1974年~1977年)は空冷4ストローク直列4気筒エンジンを搭載しており、排気量は408cc(後に398ccモデルも追加)で、最高出力は37PS(398ccモデルは36PS)、最大トルクは3.2kgf·m(398ccモデルは3.1kgf·m)を発揮しました。1997年モデル(NC36)は、水冷4ストローク直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、排気量は399cc、最高出力は53PS、最大トルクは4.1kgf·mを発揮します。
4気筒エンジンならではのスムーズな回転と高回転域での伸びやかな加速が特徴です。特に高回転域では、4気筒ならではの快音を奏でます。
走行フィーリングの違い
エンジンの形式の違いは、走行フィーリングにも大きな違いをもたらします。CB400Fは、低中速域での扱いやすさを重視した特性で、街乗りやツーリングに適しています。一方、CB400FOURは、高回転域での伸びやかな加速と、4気筒ならではの快音を楽しみたいライダーに適しています。初期モデルのCB400FOURは、現代のバイクと比較すると出力特性が異なり、独特の乗り味を持っています。これは、現代のバイクに乗り慣れたライダーにとっては、新鮮な体験となるかもしれません。
CB400FとCB400FOURは、エンジン形式や走行特性が大きく異なります。CB400Fは扱いやすさと燃費性能を重視した設計であり、CB400FOURはクラシカルな走行感覚と独特のサウンドを提供します。ライダーの好みや用途に応じて、どちらのモデルを選ぶかを検討すると良いでしょう。
価格面から見るCB400FとCB400FOURの違い
ホンダCB400FOURでマイスターコートをご利用頂きました😄
とっても手の入ったノーマルなCBさんです🌿光る所は光る様に洗いピカピカです✨大切にしてきたという前のオーナーさんにも是非見せてあげてくださいね✨この度はご利用頂きまして誠にありがとうございました🌈 pic.twitter.com/P3yqABWQ95
— バイク洗車OldSalt埼玉 (@ld_salt) August 3, 2024
CB400FとCB400FOURは、発売時期が大きく異なるため、新車価格と中古車価格の両面で比較する必要があります。それぞれの価格帯と、価格差が生じる要因について詳しく見ていきましょう。
CB400Fの価格
CB400Fは2013年に発売された比較的新しいモデルです。新車価格は、当時のメーカー希望小売価格で約70万円~80万円程度でした。現代の同クラスのバイクと比較しても、妥当な価格帯と言えます。中古車市場では、年式や状態によって価格に幅がありますが、一般的には30万円~60万円程度で取引されています。状態の良いものであれば、新車価格に近い価格で取引されることもあります。
CB400FOURの価格
CB400FOURは、初期モデル(1974年~1977年)と1997年モデル(NC36)で状況が大きく異なります。
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初期モデル: 現在では旧車・絶版車としての価値が高まっており、中古車市場では非常に高値で取引されています。状態の良いものであれば、100万円を超える価格で取引されることも珍しくありません。特に、オリジナルの状態を保っている個体や、状態の良い個体は、コレクターの間で高値で取引される傾向にあります。
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1997年モデル(NC36): 初期モデルほどのプレミア価格ではありませんが、中古車市場では40万円~80万円程度で取引されています。こちらも状態によって価格が大きく変動します。
価格差が生じる要因
価格差が生じる主な要因は、発売時期と希少性です。CB400Fは比較的新しいモデルであるため、中古車市場にも比較的多く流通しており、価格は落ち着いています。一方、CB400FOURの初期モデルは、生産からかなりの年月が経過しており、現存する個体数が少ないため、希少性が高まり、価格が高騰しています。1997年モデルは、初期モデルほどの希少性はありませんが、それでも比較的人気のあるモデルであるため、ある程度の価格で取引されています。
また、状態の良し悪しも価格に大きく影響します。特に古いバイクは、状態によって価格が大きく変動するため、購入を検討する際は、状態をしっかりと確認することが重要です。
CB400FとCB400FOURは、価格面で大きな違いがあります。CB400Fは比較的手頃な価格で購入できますが、CB400FOUR、特に初期モデルは、高価なコレクターズアイテムとなっています。予算や目的に応じて、どちらのモデルを選ぶかを検討すると良いでしょう。
どちらを選ぶべきか?目的別ガイド
CB400FとCB400FOURは、それぞれ異なる魅力を持つバイクです。どちらを選ぶべきかは、ライダーの目的や好みによって異なります。ここでは、それぞれのバイクがどのようなライダーに適しているのかを解説します。
CB400Fがおすすめのライダー
- 日常の通勤や通学に使用したい
- 週末のツーリングを楽しみたい
- 燃費性能を重視したい
- メンテナンスの手間を減らしたい
- 比較的手頃な価格で購入したい
CB400FOURがおすすめのライダー
- クラシカルなスタイルに魅力を感じる
- 独特の排気音を楽しみたい
- 往年の名車に憧れを持つ
- コレクションとして所有したい
- メンテナンスに情熱を注げる
CB400FとCB400FOURは、それぞれ異なる魅力を持つバイクです。自分の目的や好みに合ったバイクを選ぶことで、より充実したバイクライフを送ることができます。
CB400FとCB400FOURの違いから見る歴史と進化
昔のCB400Fourの外見に寄せたCB400Four(NC36)をCB400SFに間違えられるけど、どう説明すれば…っていうポストを見た。
これは昔のヨンフォアと言われたいのか、それともNC36って認識されたいのかどっちかな?
って少し考えたけど面倒な事になりそうでそっと閉じた。*画像はイメージです pic.twitter.com/3LPwNlkBd0
— t2o_VFR400Rはまだ74,000km😇 (@daisyarin20021) June 5, 2024
- CB400FOURの歴史的背景
- CB400Fの歴史的背景
- モデル間の燃料消費率の違い
- CB400SFとCB400Fのスペック表の違い
- CB400とCB400FとCB400FOURの違いとは?
- CB400FとCB400FOURの違いの総括
- ドリームCB400FOUR(CB400F) -since 1974-とは?
CB400FとCB400FOURは、ホンダの歴史の中で重要な位置を占めるバイクです。両者は名前が似ていますが、開発された時代背景やコンセプトは大きく異なります。それぞれの歴史を紐解き、その違いを見ていきましょう。
CB400FOURの歴史的背景
CB400FOUR、特に初期モデル(1974年~1977年)は、「ヨンフォア」の愛称で広く知られています。当時、オートバイ市場では、よりスポーティで個性的なモデルが求められていました。そのような時代背景の中、CB400FOURは、4本出しマフラーやカフェレーサースタイルの外観など、斬新なデザインで登場しました。また、中型免許制度の改正という社会的な要因も、CB400FOURの販売に影響を与えました。当初408ccで発売されたモデルは、免許制度改正により398ccのモデルが追加され、併売されることとなりました。しかし、製造コストが当時のCB750FOURとほぼ変わらなかったため、採算性の問題から短命に終わりました。それでも、その独特なスタイルとサウンドは、多くのライダーの心をつかみ、現在でも高い人気を誇っています。
CB400Fの歴史的背景
CB400F(2013年発売)は、時代が大きく変わり、環境性能や燃費性能が重視されるようになった時代に登場しました。このモデルは、「Modern & European Naked」をコンセプトに、洗練されたデザインと扱いやすいエンジン特性を両立しています。また、ABSなどの安全装備も充実しており、現代のライダーのニーズに応えるモデルとして開発されました。CB400FOURとは異なり、CB400Fはより幅広い層のライダーをターゲットとしており、日常の足としても使える実用性を備えています。
CB400FOURは、1970年代のオートバイ文化を象徴するモデルであり、CB400Fは、現代のオートバイ技術とデザインを反映するモデルです。両者は、それぞれの時代背景の中で、異なる役割を担ってきました。
モデル間の燃料消費率の違い
CB400FとCB400FOURは、エンジンの形式や設計思想が異なるため、燃料消費率にも違いが見られます。それぞれの燃費性能と、燃費に影響を与える要因について見ていきましょう。
CB400Fの燃費性能
CB400Fは、水冷直列2気筒エンジンを搭載しており、現代の技術を用いて効率的に燃料を消費するように設計されています。カタログスペックによると、WMTCモード値で28.3km/Lという燃費を記録しています。これは、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された値であり、実際の走行環境に近い数値です。また、定地燃費値(60km/h走行時)では39.7km/Lという優れた燃費を記録しています。これは、一定速度で走行した場合の燃費であり、ツーリングなどでの燃費の目安となります。
CB400FOURの燃費性能
CB400FOURは、初期モデル(1974年~1977年)は空冷直列4気筒エンジンを搭載しており、現代のバイクと比較すると燃費性能は劣ります。当時の技術水準では、4気筒エンジンは多気筒化による高出力化を重視する傾向があり、燃費性能は二の次とされていました。具体的な燃費データは、個体差や走行状況によって大きく変動するため一概には言えませんが、現代のバイクと比較すると燃費は劣ると考えて良いでしょう。1997年モデル(NC36)は、水冷エンジンを搭載しており、ある程度燃費性能は改善されていますが、それでもCB400Fと比較すると燃費は劣る傾向にあります。
燃費に影響を与える要因
燃費に影響を与える要因は、エンジンの形式だけでなく、走行状況やメンテナンス状態なども挙げられます。急加速や急ブレーキを繰り返すような走行や、メンテナンス不足の状態では、燃費が悪化する傾向にあります。また、古いバイクは、部品の劣化などによって燃費が悪化している場合もあります。
CB400Fは、現代の技術を用いて燃費性能を高めているのに対し、CB400FOURは、当時の技術水準やエンジンの特性から燃費性能は劣る傾向にあります。燃費を重視するライダーであれば、CB400Fを選ぶのが良いでしょう。
CB400SFとCB400Fのスペック表の違い
伝説の名車ヨンフォア😍
ヨシムラ、マルゾッキなど希少アイテムが🥰
ASウオタニなどなど手術開始🫡#CB400FOUR#CB400F#POPヨシムラ#ASウオタニ#ライコランド小倉店 pic.twitter.com/jHDhlqZXsm— ライコランド小倉店@フォローWelcome! (@ricolandkokura) September 7, 2024
CB400SF(スーパーフォア)とCB400Fは、どちらもホンダが製造する400ccクラスのオートバイですが、全く異なるコンセプトで開発されています。そのため、スペック表にも明確な違いが見られます。ここでは、それぞれのスペックを比較し、その違いを詳しく解説します。
エンジン形式
- CB400SF: 水冷直列4気筒DOHCエンジン
- CB400F: 水冷直列2気筒DOHCエンジン
この違いは、出力特性や走行フィーリングに大きな影響を与えます。4気筒エンジンは高回転域までスムーズに吹け上がり、伸びやかな加速が特徴です。一方、2気筒エンジンは低中回転域での力強いトルクが特徴で、街乗りなどで扱いやすい特性を持っています。最高出力は、CB400SFの方が高く、スポーティな走行を重視していることが分かります。
車体サイズや重量
- CB400SF: 全長・全高がやや大きく、車両重量も重め
- CB400F: コンパクトな車体で軽量(車両重量約192kg)
ホイールベースはほぼ同じですが、CB400Fの方が最低地上高が高く、軽快なハンドリングを実現しています。
燃費性能
- CB400SF: 燃料タンク容量18Lで、航続距離が長い
- CB400F: 燃料タンク容量15Lで、燃費性能が優れている(WMTCモード値28.3km/L)
その他のスペック
- CB400SF: タイヤサイズ、ブレーキ形式、サスペンション形式などが異なり、スポーティな走行性能に最適化されています。
- CB400F: 日常使いからツーリングまで幅広く対応できるように設計されています。
スペック比較表
項目 | CB400SF | CB400F |
---|---|---|
エンジン形式 | 水冷直列4気筒DOHC | 水冷直列2気筒DOHC |
最高出力 | 53PS | 46PS |
最大トルク | 3.9kgf·m | 3.8kgf·m |
車両重量 | 200kg | 192kg |
燃料消費率(WMTCモード) | - | 28.3km/L |
燃料タンク容量 | 18L | 15L |
CB400SFとCB400Fは、エンジン形式や車体サイズ、燃費性能など、様々な点で違いが見られます。これらの違いを理解することで、自分に合ったバイクを選ぶことができます。
CB400とCB400FとCB400FOURの違いとは?
「CB400」という名称は、複数の異なるモデルに使用されているため、混同しやすいです。ここでは、「CB400」、「CB400F」、「CB400FOUR」の違いを明確に解説します。
CB400
一般的にはCB400SF(スーパーフォア)を指すことが多いです。CB400SFは、1992年に初代モデルが登場して以来、長年にわたり多くのライダーに愛されているロングセラーモデルです。水冷直列4気筒エンジンを搭載し、スポーティな走行性能と扱いやすさを両立しています。
CB400F
CB400Fは、2013年に発売されたネイキッドタイプのモデルです。水冷直列2気筒エンジンを搭載し、スタイリッシュな外観と扱いやすいエンジン特性が特徴です。
CB400FOUR
CB400FOURには、1970年代に発売された初期モデルと、後に登場した1997年モデル(NC36)の2種類があります。
- 初期モデル(1974年~1977年): 空冷直列4気筒エンジンを搭載し、カフェレーサースタイルの外観が特徴です。
- 1997年モデル(NC36): 水冷直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、クラシカルな外観が特徴です。
「CB400」という名称は、複数の異なるモデルに使用されているため、文脈によってどのモデルを指しているのかを判断する必要があります。この記事では、「CB400」は特に断りがない限りCB400SFを指すものとします。
CB400FとCB400FOURの違いの総括
伝説の名車ヨンフォア😍
ヨシムラ、マルゾッキなど希少アイテムが🥰
ASウオタニなどなど手術開始🫡#CB400FOUR#CB400F#POPヨシムラ#ASウオタニ#ライコランド小倉店 pic.twitter.com/jHDhlqZXsm— ライコランド小倉店@フォローWelcome! (@ricolandkokura) September 7, 2024
この記事では、CB400F(2013年式)とCB400FOUR(主に1970年代の初期モデルと1997年のNC36モデル)という、名前は似ていても全く異なる背景を持つ2つのバイクを比較してきました。ここで、それぞれの違いを改めてまとめ、どちらを選ぶべきかという視点も含めて総括します。
CB400Fの特徴
- 現代的なデザインと技術
- 水冷2気筒エンジンによる扱いやすさと燃費性能
- 比較的手頃な価格
- 日常使いやツーリングに適している
CB400FOURの特徴
- クラシカルなスタイルと独特の排気音
- 空冷(初期モデル)/水冷(NC36)4気筒エンジン
- 希少性と歴史的価値が高い(特に初期モデル)
- コレクションや趣味性の高い用途に適している
選択の基準 どちらを選ぶべきかは、ライダーの価値観や目的によって異なります。現代的で実用的なバイクを求めるならCB400F、クラシックなスタイルや歴史的価値を重視するならCB400FOURが適しています。
CB400FとCB400FOURは、それぞれ異なる魅力を持つバイクです。自分のニーズに合った一台を選ぶことで、より充実したバイクライフを送ることができます。
ドリームCB400FOUR(CB400F) -since 1974-とは?
「ドリームCB400FOUR(CB400F) -since 1974-」という表記は、特に1970年代に製造されたCB400FOUR、通称「ヨンフォア」を指していることがほとんどです。このバイクは、当時のホンダが送り出した名車の一つであり、その後のオートバイ文化に大きな影響を与えました。
1974年のCB400FOURの特徴
1974年に登場したCB400FOURは、それまでのCB350FOURの後継モデルとして開発されました。排気量を408ccに拡大し、より力強い走行性能を実現しています。最大の特徴は、4本出しのマフラーです。このマフラーは、独特の排気音を奏でるだけでなく、外観上の大きな特徴にもなっています。また、カフェレーサースタイルを取り入れた外観も、当時のライダーたちから大きな支持を集めました。
免許制度改正とモデルの変更
CB400FOURは、その短い生産期間の中で、免許制度の改正という大きな壁に直面しました。1975年の免許制度改正により、400ccを超えるバイクは大型免許が必要となったため、ホンダは急遽398ccのモデルを投入しました。この398ccモデルは、型式名がCB400となり、408ccモデルはCB400Fという型式名で区別されるようになりました。
製造コストと生産終了
製造コストが当時のCB750FOURとほぼ変わらなかったことも、CB400FOURの短命に繋がった要因の一つです。採算性の問題から、ホンダは1977年にCB400FOURの生産を終了し、後継モデルとして2気筒のホークシリーズを投入しました。
現在の価値
それでも、CB400FOURは、その独特のスタイルとサウンドで、多くのライダーの記憶に刻まれました。現在でも、中古車市場では高値で取引されており、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。
「ドリームCB400FOUR(CB400F) -since 1974-」という表記は、このような歴史的背景を持つCB400FOUR、特に初期モデルの魅力を伝えるための表現と言えます。
総括:CB400FとCB400FOURの違いを徹底比較!スペック・歴史・デザインまで完全網羅
この記事をまとめると、
- CB400Fは2013年発売のネイキッド、CB400FOURは1970年代と1997年に登場したモデルである
- CB400Fは水冷2気筒エンジン、CB400FOURは空冷(初期)/水冷(NC36)4気筒エンジンを搭載する
- CB400Fは扱いやすさと燃費性能、CB400FOURは独特のスタイルとサウンドが特徴である
- CB400Fのデザインコンセプトは「Modern & European Naked」、都会的で洗練されたスタイルを持つ
- CB400FOURはカフェレーサースタイル(初期)やCB750FOURをモチーフとしたクラシカルなデザインが特徴である
- CB400Fはデジタルメーター、CB400FOURはアナログメーターを採用している(NC36)
- CB400Fは街乗りからツーリングまで幅広く対応、CB400FOURは趣味性が高くコレクション対象にもなる
- CB400Fは比較的新しいモデルのため中古市場で入手しやすい、CB400FOUR初期モデルは希少で高価である
- CB400FはABSを標準装備し安全性に配慮、CB400FOURは古いモデルのため現代の安全装備はない
- CB400FのWMTCモード燃費は28.3km/L、CB400FOURはモデルや状態により大きく異なる
- CB400Fのシート高は755mm、CB400FOUR(NC36)は785mmである
- CB400FOUR初期モデルは4本出しマフラーが最大の特徴、独特の排気音を奏でる
- CB400Fはダイヤモンドフレーム、CB400FOURはダブルクレードルフレーム(初期)/ダイヤモンドフレーム(NC36)を採用
- CB400FOURは免許制度改正の影響を受け、408ccと398ccのモデルが存在する
- CB400Fはグラファイトブラックとパールサンビームホワイトのカラーバリエーションがある