バーグマン400の欠点とは?最高速や購入前に知るべき評判や維持費

バーグマン400

出典:SUZUKI公式

バーグマン400の購入を検討しているものの、欠点はないか気になりますよね。スペックや最高速、実際の評判、そして足つきの良し悪しは重要なポイントです。また、維持費に関わるバーグマン400の燃費は?という疑問や、バーグマン400の航続距離は?といった具体的な情報も知りたいところでしょう。この記事では、バーグマン400に関する欠点を、オーナーの声や客観的なデータを基に多角的に解説し、あなたが購入で失敗や後悔をしないための判断材料を提供します。

  • バーグマン400に指摘される具体的な欠点
  • 高速走行もこなす実用的な動力性能
  • 車検や税金を含む現実的な年間の維持費
  • 購入時の乗り出し価格と売却時の買取相場
目次

購入前に知りたいバーグマン400の欠点

バーグマン400の欠点とは?最高速や購入前に知るべき評判や維持費

Ride Style・イメージ

  • バーグマン400の基本スペック
  • 重さや収納?指摘される主な欠点
  • 最高速は十分?パワーダウンの影響
  • 足つきの良さは大きなメリット?
  • 実際の評判は?オーナーの声をチェック

バーグマン400の基本スペック

バーグマン400の購入を考える上で、まずは基本となるスペックを把握することが重要です。このバイクは、国内メーカーで唯一新車購入が可能な400ccスクーター(2025年8月時点)という特徴を持っています。そのため、他のモデルと比較する際には貴重な選択肢となります。主要なスペックを以下にまとめました。

項目 スペック詳細
エンジン 水冷4サイクル単気筒 / DOHC4バルブ
総排気量 399cm³
最高出力 21kW〈29PS〉 / 6,300rpm
最大トルク 35N・m〈3.6kgf・m〉 / 4,900rpm
車両重量 218kg
シート高 755mm
燃料タンク容量 13L
タイヤサイズ(前/後) 120/70-15 / 150/70-13

このように見ると、低めの回転数で最大トルクを発生させるエンジン特性や、低く抑えられたシート高が特徴的です。一方で、218kgという車両重量は、取り回しの際にどのように影響するのか、事前に理解しておく必要があります。

重さや収納?指摘される主な欠点

バーグマン400には多くの魅力がありますが、いくつかの欠点も指摘されています。購入後に「思っていたのと違った」とならないよう、事前に確認しておきましょう。

車両重量と取り回し

まず挙げられる欠点は、218kgという車両重量です。走行中は安定感につながるものの、駐車時や狭い場所での取り回しには力が必要になる場面があります。特に傾斜地での押し引きは、小柄な方やバイクの扱いに慣れていない方にとっては負担に感じるかもしれません。ただ、シート高が低いため、跨ったまま足で移動させることは比較的容易です。

シート下収納の形状

次に、シート下の収納スペースです。容量は42Lと実用的ですが、収納するものの形状には注意が必要です。メーカーの想定ではフルフェイスヘルメット1個とジェットヘルメット1個の収納が可能とされています。そのため、荷物の大きさや形によっては、見た目の容量ほど入らないと感じるかもしれません。積載性を重視する場合、実際に収納したい荷物が入るかどうか確認することが大切です。

エンジンフィールの好み

一部のオーナーからの口コミとして、エンジンフィールに関する声が散見されます。低中速域のトルクを重視したセッティングのため、街中では力強い走りを楽しめます。しかし、特定の回転域での振動が気になる、あるいは排気音がもう少し上質であってほしいという声も聞かれます。こればかりは個人の感覚による部分が大きいため、可能であれば試乗してフィーリングを確かめることをお勧めします。

最高速は十分?パワーダウンの影響

最高速は十分?パワーダウンの影響

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バーグマン400の最高速について、メーカーから具体的な数値は公表されていません。しかし、オーナーのレビューや試乗記などを参考にすると、多くの報告で日本の高速道路の上限速度である120km/hを十分に超える性能を持っていることが示唆されています。

結論として、日本の公道で走行する上で動力性能に不足を感じる場面はまずないでしょう。高速道路を法定速度内で巡航するには十分以上のパワーがあり、追い越し加速もスムーズに行うことができます。

現行モデルは排出ガス規制への対応で、最高出力が従来の31馬力から29馬力へ変更されました。スペック上の数値だけを見るとパワーダウンが懸念されますが、心配は不要です。むしろ、エンジンにツインプラグが採用されたことなどで燃焼効率が向上し、より滑らかで扱いやすい加速フィールを手に入れています。

複数の試乗記でも、高速巡航時の振動の少なさや安定性は高く評価されており、長距離移動での疲労を大きく軽減してくれます。絶対的な最高速の数値を追求するバイクではありませんが、ツーリングでの実用性という観点では、非常にバランスの取れた性能だと言えます。

足つきの良さは大きなメリット?

バーグマン400の足つき性は、大きなメリットの一つです。シート高は755mmと、400ccクラスのバイクとしては非常に低く設定されています。さらに、足を下ろす部分のフロアボードが絞り込まれた形状になっているため、スペックの数値以上に足が地面に届きやすいです。

この優れた足つき性は、信号待ちや渋滞時のストップアンドゴーで絶大な安心感をもたらします。前述の通り、車両重量は決して軽くはありませんが、両足がしっかりと地面に着くことで、車体を安定させやすくなります。そのため、バイクの大きさに不安を感じる方でも、比較的安心して乗ることができるでしょう。

ただし、メリットばかりではありません。足つき性を良くするための低いシート高とフロアボードの形状は、深いバンク角を確保しにくいという側面もあります。スポーティなコーナリングを楽しむ際には、マフラーなどを擦らないよう注意が必要です。

実際の評判は?オーナーの声をチェック

実際の評判は?オーナーの声をチェック

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実際にバーグマン400を所有しているオーナーからは、様々な評判が寄せられています。ここでは、良い評判と気になる評判の両方を見てみましょう。

良い評判

最も多く聞かれるのは、長距離ツーリングでの快適性の高さです。特に「シートが秀逸で何時間乗ってもお尻が痛くならない」「高速道路での安定性が抜群で疲れない」といった声が目立ちます。400ccの排気量が生み出すパワーの余裕と、優れた防風性能が、快適な旅をサポートしているようです。また、ATの気楽さと積載性の高さを評価する声も多く、日常使いからツーリングまでこなせる万能性を魅力に感じる方が多いことがうかがえます。

気になる評判

一方で、気になる点としては、やはり取り回しの重さを挙げる声があります。また、「カスタムパーツが少ない」という点は、自分好みにバイクを仕上げたい方にとってはデメリットに感じるかもしれません。その他、「フロントの小物入れに鍵がない」「スマートキーではない」など、装備面での細かな不満を指摘する声も見られます。これらの評判は、購入を検討する上で重要な参考情報となります。

バーグマン400の欠点とコスト面を解説

バーグマン400の欠点とコスト面を解説

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  • バーグマン400の燃費は?実燃費まとめ
  • バーグマン400の航続距離は?
  • 251cc超のため車検が必要な維持費
  • バーグマン400の乗り出し価格は?
  • バーグマン400の買取相場はいくらですか?
  • 故障リスクとメンテナンスの注意点

バーグマン400の燃費は?実燃費まとめ

バーグマン400の燃費性能は、維持費を考える上で重要な要素です。カタログ上のWMTCモード値は25.2km/Lとなっていますが、実際の燃費は走行状況によって変動します。オーナーの報告や試乗記などを参考にすると、実燃費はおおよそ以下のようになります。

  • 市街地走行:約20~23km/L
  • 郊外・ツーリング:約25~30km/L
  • 高速道路巡航:約23~28km/L

ストップアンドゴーの多い市街地では燃費が落ち込む傾向にありますが、ツーリングなど一定の速度で走行できる状況では、30km/L近い良好な数値を記録することもあります。400ccという排気量を考えれば、十分に経済的な燃費性能だと言えるでしょう。急加速や急ブレーキを避けた、スムーズな運転を心がけることで、さらに燃費を向上させることが可能です。

バーグマン400の航続距離は?

1回の給油でどれくらいの距離を走行できるかを示す航続距離は、ツーリングでの利便性に直結します。バーグマン400の燃料タンク容量は13Lです。前述の実燃費を基に計算すると、航続距離の目安は以下の通りです。

例えば、ツーリング時の平均燃費を28km/Lと仮定した場合、「13L × 28km/L = 364km」となります。市街地走行がメインで燃費が22km/Lだったとしても、約286kmは走行できる計算になります。

一度の給油で300km以上の走行が期待できるため、ロングツーリングでも給油の心配をせずに済みます。頻繁にガソリンスタンドを探す必要がない点は、精神的な余裕にもつながり、旅をより楽しむための大きなアドバンテージとなります。

251cc超のため車検が必要な維持費

251cc超のため車検が必要な維持費

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バーグマン400を所有する上で、事前に理解しておくべき重要な点が「車検」の存在です。排気量が251ccを超えるため、新車登録から3年後、以降は2年ごとに車検を受ける義務があります。これは、ヤマハのTMAX560など、251ccを超える全てのスクーターに共通するルールです。維持費の主な項目を250ccクラスのスクーターと比較してみましょう。

項目 バーグマン400 (400cc) 250ccスクーター
軽自動車税 年間 6,000円 年間 3,600円
自賠責保険料 (24ヶ月) 8,760円 (車検がないため通常24ヶ月以上で契約)
重量税 車検時に 3,800円 新車登録時のみ 4,900円
車検費用 約3万円~6万円 (2年毎) 不要

このように、税金や車検費用を合わせると、250ccクラスに比べて年間の維持費は高くなります。定期的なメンテナンスが義務付けられていると前向きに捉えることもできますが、このコストを許容できるかどうかは、購入前にしっかりと検討すべき重要なポイントです。

バーグマン400の乗り出し価格は?

バーグマン400の乗り出し価格は?

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バーグマン400の新車メーカー希望小売価格は、980,100円(消費税10%込)です。しかし、実際にバイクを購入して公道を走れるようにするためには、車両本体価格に加えて様々な諸費用が必要となります。これらを合計した金額が「乗り出し価格」です。

諸費用には、登録手続き費用、納車整備費用、自賠責保険料、重量税などが含まれます。これらの金額は販売店によって異なりますが、一般的には5万円から10万円程度が目安です。さらに、ETCやグリップヒーター、リアボックスなどのオプションパーツを追加すると、その分の費用も上乗せされます。

結果として、バーグマン400の乗り出し価格は、オプションなしでも100万円前後になるケースが多いようです。実際の支払総額は販売店や選択するオプションによって幅があるため、購入を検討する際は、車両本体価格だけでなく、諸費用を含めた総額で予算を考えることが重要です。事前に複数の販売店から詳細な見積もりを取り、全体の費用を比較検討することをお勧めします。

バーグマン400の買取相場はいくらですか?

バーグマン400の買取相場はいくらですか?

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バーグマン400の売却を考えた場合、買取相場は年式、走行距離、車両の状態で大きく変動します。あくまで目安ですが、近年の買取市場のデータを見ると、平均的な買取価格は30万円台後半から40万円台後半あたりで推移しているようです。

特に、2021年以降のトラクションコントロールが搭載された後期型(8BL-DU11N)は人気が高く、状態が良ければ50万円を超える価格で取引されることもあります。一方で、初期型や走行距離が多い車両、外装に傷が多い車両などは相場が下がる傾向にあります。

残念ながら、このバイクはマイナーな車種であるため、リセールバリューが非常に高いとは言えません。そのため、売却時の価格を期待して購入するというよりは、長く乗り続けることを前提に選ぶ方が満足度は高いかもしれません。

総括:バーグマン400の欠点とは?最高速や購入前に知るべき評判や維持費

バーグマン400について、これまでの情報をまとめます。購入後のバイクライフを快適に送るためにも、以下のポイントを参考にしてください。

  • 高速道路での巡航に十分な動力性能を備えている
  • 現行モデルは29馬力だが実用上のパワー不足は感じにくい
  • 218kgの車重は取り回しで重さを感じる場面がある
  • シート下の積載量は42Lと大容量だが形状には注意が必要
  • シート高は755mmと低く足つき性は良好
  • 長距離ツーリングでの快適性はオーナーから高く評価されている
  • 燃費はツーリングで25km/L以上が期待できる
  • タンク容量13Lで航続距離は300km以上を見込める
  • 251cc超のため車検が必要なモデルである
  • 税金や車検費用を含めた維持費は250ccクラスより高い
  • 乗り出し価格は100万円前後が目安となる
  • 買取相場は年式や状態に大きく左右される
  • カスタムパーツの種類は比較的少ない傾向にある
  • 一部オーナーからはエンジンオイルの消費を指摘する声もある
  • 定期的なオイルレベルの確認など基本的なメンテナンスが重要
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