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SV650の購入を検討しているものの、飽きるのではないかと不安を感じていませんか?スズキを代表するミドルクラスのネイキッドバイクとして長年愛されてきたSV650ですが、購入後に後悔したという声も一部で聞かれます。スペックを見ると645ccのVツインエンジンを搭載し、最高出力72馬力という数値は決して低くありません。しかし排ガス規制の影響でSV650の馬力は下がったという情報もあり、性能面での不安を抱く方もいるでしょう。また、スズキSV650はどこで生産されているのか、そしてSV650の弱点はどこですか?といった疑問も購入前には気になるポイントです。さらに2025年には生産終了が発表され、今後の入手可能性も注目されています。実際の口コミを確認すると、SV650に対する評価は賛否両論であり、長く乗り続けられるかどうかは使い方次第と言えます。
この記事では、SV650が本当に飽きるバイクなのか、どのような人が後悔しやすいのかを徹底的に解説します。
- SV650のスペックと性能、馬力変更の真相
- 実際のオーナーによる口コミと評価
- SV650で飽きる人と飽きない人の決定的な違い
- 購入後に後悔しないための具体的な対策方法
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SV650は飽きるのか?購入前に知るべきポイント

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- SV650のスペックと基本性能
- SV650の弱点はどこですか?
- SV650の馬力は下がった?排ガス規制の影響
- スズキSV650はどこで生産されていますか?
- SV650生産終了の経緯と今後
SV650のスペックと基本性能
SV650は水冷90度Vツインエンジンを搭載したミドルクラスのネイキッドバイクです。排気量は645ccで、最高出力は53kW(72PS)/8,500rpm、最大トルクは63N・m/6,800rpmとなっています。
車両重量は199kgと大型バイクとしては軽量な部類に入ります。軽さがSV650の取り回しの良さを実現しており、街乗りから峠道まで幅広いシーンで扱いやすさを発揮するのです。
シート高は785mmで、足つき性も良好とされています。身長170cm程度の方でも両足がしっかり地面に着くため、停車時の安定感があります。燃費性能も優れており、WMTCモード値(国際基準の燃費測定法)で24.4km/Lを記録しています。
実走行では街乗りで23〜26km/L程度、ツーリングでは30km/Lを超える例も報告されています。レギュラーガソリン仕様なので、ランニングコストの面でも経済的なバイクと言えるでしょう。タンク容量14Lとの組み合わせで、理論上の航続距離は約340km程度(WMTC値×タンク容量から算出)となります。
フレームはダイヤモンド(スチール・トレリス構造)を採用しており、軽量ながら十分な剛性を確保しています。フロントブレーキは油圧式ダブルディスク、リアは油圧式ディスクブレーキで、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が標準装備されています。
また、ローRPMアシストという機能も搭載されており、発進時などの低速域でエンジン回転数をわずかに上げることで失火やエンストを防ぐ仕組みになっています。さらにイージースタート機能により、スターターボタンを軽く押すだけでエンジンが始動します。大型バイク初心者にとっては心強い機能と言えます。
SV650の弱点はどこですか?
今まで1ミリも興味なかったけど、昨日sv400乗ってからsv650が気になって仕方がない。新車が80万で買えるの強すぎる。 pic.twitter.com/nMwJFeXNEb
— デグチ (@bbqtarooo) August 25, 2025
SV650には多くの魅力がある一方で、いくつかの弱点も存在します。まず最も多く指摘されるのがシートの問題です。シートのクッション性が薄く硬いため、長時間のライディングではお尻が痛くなるという声が非常に多く見られます。
複数のオーナー口コミでは「100km程度でお尻が痛くなる」「200km走るとケツ痛で耐えられない」といった意見が目立ちます。ただし、ゲルザブなどのシートクッションを追加したり、専門業者にシートのアンコ盛りを依頼したりすることで改善可能です。
次に、サスペンションの硬さも弱点として挙げられます。特にリアサスペンションが硬めの設定になっており、路面の凹凸を拾いやすく突き上げ感が強いという指摘があります。プリロード調整である程度は対応できますが、根本的な解決には社外サスペンションへの交換が必要になる場合もあります。
最小回転半径は3.0mとなっており、駐車場などでの取り回しではやや気を使う場面があります。狭い場所での切り返しには何度か前後の移動が必要になることがあるでしょう。
高速道路での巡航においては、ネイキッドスタイルゆえに風圧をまともに受けるため、長距離走行では疲労が蓄積しやすくなります。社外品のスクリーンを装着することで改善は可能ですが、標準状態では快適性に欠けます。
積載性についても課題があります。純正状態では外付けのロック式ヘルメットホルダーは装備されておらず、荷物を積むためのキャリアもありません。ただしシート後部下に荷掛けループ(フック)は装備されているため、最小限の固定は可能です。本格的なツーリングで荷物を運ぶ場合は、リアキャリアやサイドバッグサポートなどのオプションパーツを別途購入する必要があります。
さらに、デザイン面では「安っぽい」という意見も見られます。価格を抑えるために必要最小限の装備にとどめているため、高級感を求める方には物足りなく感じられるかもしれません。メーターバイザーのデザインについても賛否が分かれています。
SV650の馬力は下がった?排ガス規制の影響

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SV650の馬力が下がったという情報は事実です。2022年モデルから欧州のユーロ5に相当する平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応するため、エンジンの出力特性が変更されました。
具体的には、2021年以前のモデルでは最高出力が約76馬力でしたが、2022年モデル以降は72馬力(53kW)に低下しています。約4馬力のパワーダウンということになります。この変更により、最高速度や高回転域での伸びには若干の影響が出ていると考えられます。
しかしながら、実際に乗ったライダーの体験談を見ると「4馬力の差は日常的な使用ではほとんど感じない」という意見が多数を占めています。むしろ2022年モデルでは5,000回転前後のパワーフィーリングがフラットになり、ワインディングでアクセルを開けやすくなったという肯定的な評価も見られます。
排ガス規制対応による変更点は出力だけではありません。燃費性能や環境性能は向上しており、長期的に見れば社会的な責任を果たしたモデルチェンジと言えるでしょう。
複数の口コミでは「半年ぶりにSV650に乗ったが、走っている間の9割くらいの時間、パワーダウンのことを完全に忘れていた」という声があります。つまり、最高出力の数値こそ下がったものの、一般道や峠道を楽しむ分には実用上の問題はほとんどないということです。
むしろ650ccという排気量自体が、公道を走る上では十分すぎるパワーを持っています。一般的な交通の流れをリードするには72馬力でも全く問題なく、法定速度を守って走るなら持て余すほどのパワーがあると言えます。
スズキSV650はどこで生産されていますか?
#今のバイクに乗り始めた理由を手短に言う
SV650って今や国産唯一のVツインスポーツバイクなんですよ(現行車種の中で) pic.twitter.com/fhsvM7zUqZ— tooma (@p_tooma) August 9, 2025
SV650の生産拠点に関して、スズキ公式サイトでは具体的な工場名や生産国の明記は確認できません。ただし国内向けの正規モデルとして展開されており、スズキの品質管理体制のもとで生産されていることは確かです。
一部のオーナー口コミでは「国産にこだわりがある人には魅力的」と評価されており、品質や信頼性に対する安心感を持つライダーも少なくありません。多くの現行スズキ車がインドネシアやタイなどの海外工場で生産される中、SV650は品質を重視した生産が行われているようです。
実際に、SV650のVツインエンジンは「壊れない頑丈なエンジン」として海外でも高い評価を得ています。グラディウスの時代から目立った不具合報告がほとんどないという販売店スタッフの話もあり、長く乗り続けられるバイクとしての実績があるのです。
スズキは一般的に、純正部品の供給を一定期間継続する傾向があります。生産終了後も、メンテナンスや修理に必要な部品が比較的手に入りやすいというのは、長く乗り続ける上での安心材料となるでしょう。
ただし、生産終了が発表された現在では、今後の部品供給体制がどう推移するかは注視が必要です。とはいえ、スズキは過去のモデルについても長期間にわたって部品供給を続けてきた実績があるため、過度に心配する必要はないでしょう。
SV650生産終了の経緯と今後

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2025年10月末時点で、スズキの公式サイトにおいてSV650およびSV650Xに生産終了の表記が確認されています。特段のプレスリリースはなく、商品ページに表記が追加されたのみでしたが、多くのファンにとっては衝撃的なニュースとなりました。
生産終了の理由は明確には発表されていませんが、排ガス規制の強化が大きな要因と考えられています。ユーロ5プラスと呼ばれるさらに厳しい規制に対応するには、エンジンの大幅な改良が必要となり、コスト面での採算が合わなくなった可能性があります。
SV650は初代モデルが1999年に登場してから、実に四半世紀以上にわたって愛されてきた名車です。2016年に現行モデルが登場してからも、シンプルで質実剛健なコンセプトを貫き、スズキの大型バイクのベストセラーとして不動の地位を築いていました。
生産終了により、現行の国産Vツインミドルクラスバイクは非常に希少となりました。V-STROM 1050も存在しますが、リッタークラスのアドベンチャーバイクであり、SV650のような気軽さはありません。
一部では後継モデルの噂も存在します。新型GSX-8S/8Rの登場により、SV650の系譜を引き継ぐモデルが開発されているのではないかという見方もあります。完全な新規エンジンではなく、現行のVツインエンジンをリファインして次世代規制に対応させる可能性も考えられますが、2025年11月時点で後継モデルの正式発表は確認できていません。
現在、店頭在庫はまだ残っている状態ですが、今後は中古車市場での取引が中心となるでしょう。生産終了により希少価値が高まり、中古車価格が上昇する可能性もあります。SV650の購入を検討している方は、早めの決断が必要かもしれません。
SV650で飽きる人・飽きない人の違いと対策

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- SV650を買って後悔する人の特徴
- 実際の口コミから見るSV650の評価
- SV650のロングツーリングでの課題
- 飽きずに長く楽しむためのカスタム方法
- SV650が向いている人・向いていない人
- まとめ:SV650は本当に飽きるバイクなのか
SV650を買って後悔する人の特徴
SV650を購入して後悔するのは、主に「大型バイクらしい迫力や存在感」を求めている人です。SV650は排気量650ccながら、見た目は250ccや400ccクラスのバイクと変わらないコンパクトなボディを持っています。
一部の口コミでは「家の者にPCXの方が大きく見えると言われた」という声もあり、大型バイクに乗っている満足感や優越感を得にくいという指摘があります。バイクに詳しくない人が見れば250ccクラスのバイクに見えるため、周囲から「大型バイク乗り」として認識されにくいのです。
次に、高速道路での快適性を重視する人も後悔しやすい傾向にあります。ネイキッドスタイルのため風防がなく、時速100kmを超える速度域では風圧が強烈です。体験談では「140km/h以上の巡航が目的なら社外品風防装着かフルカウルバイクを選択した方が良い」というアドバイスも見られます。
パワー重視の人も満足度が低くなる可能性があります。72馬力という出力は一般道では十分ですが、高速道路や追い越しではパワー不足を感じる場面があります。特にリッターバイクから乗り換えた人は物足りなさを感じやすいでしょう。
装備や高級感を求める人にも向いていません。SV650はメーカー希望小売価格が836,000円(税込)と大型バイクとしては手頃な価格帯に位置しており、価格を抑えるために必要最小限の装備となっています。外付けのロック式ヘルメットホルダーすら標準装備されていません。電子制御デバイスも最新モデルと比較すると少なめで、「古臭い」と感じる人もいるでしょう。
さらに、長距離ツーリングを頻繁に行いたい人も注意が必要です。前述したシートの硬さや風圧の問題に加え、積載性の低さもネックになります。標準状態では大きな荷物を積むことができないため、キャンプツーリングなどには不向きと言えます。
ブランド志向の強い人もSV650では満足できない可能性があります。スズキというメーカー自体が国内ではホンダやヤマハと比べて地味な存在であり、SV650も決して派手なバイクではありません。ツーリング先で注目を集めたい、話題のバイクに乗りたいという欲求は満たされにくいでしょう。
実際の口コミから見るSV650の評価
小柄な自分には大型だけど取り回しやすい車格。
そして名機のVツインエンジンはどこまでも気持ち良い。燃費も最高。高速巡行中でも6速のまま追い越しできるトルク。
電子制御なんかなくても楽しいよ。
5年乗ってるけど全然飽きない!
#ありがとうSV#SV650 pic.twitter.com/WzePFSNEEp— Sinpay V-twin@SV650(VP55B)/N-MAX125(SEG6J) (@sinpay69_819) November 1, 2025
SV650のオーナーによる口コミを分析すると、エンジン性能と走行性能への評価が特に高い傾向が見られます。オンラインのレビューサイトでは満足度の高い評価が目立っており、長く乗り続けているユーザーが多いことが分かります。
エンジンに関しては「低回転から高回転までフラットトルクで扱いやすい」「Vツイン独特の鼓動感が気持ち良い」「トコトコ走ることも回して楽しむこともできる」といった肯定的な意見が目立ちます。複数のオーナー口コミでは「どの回転数でもエンジンの鼓動を楽しみながら乗れる」という表現が見られ、Vツインエンジンの魅力を存分に楽しめることが分かります。
取り回しの良さも高く評価されています。「同クラス比でコンパクトな車体に650ccのエンジン」と表現されることもあり、軽量コンパクトな車体が街乗りから峠まで幅広いシーンで活躍します。立ちごけの心配がほとんどないという安心感も、特に大型バイク初心者から支持されています。
燃費の良さも大きな魅力です。多くのオーナーが「街乗りで25km/L前後、ツーリングで30km/L超え」という燃費性能を報告しており、レギュラーガソリン仕様ということもあってランニングコストの低さが評価されています。
一方で、ネガティブな口コミも存在します。最も多いのはやはりシートの問題で「100kmでお尻が痛くなる」「ケツ痛シート」という表現が頻繁に見られます。ただし、多くのオーナーがゲルザブの追加やシートのアンコ盛りで対処しており、解決不可能な問題ではないようです。
サスペンションの硬さについても「路面の凹凸を拾いやすい」「ゴツゴツした乗り心地」という指摘があります。しかし「スポーツ走行には適している」という意見もあり、用途によって評価が分かれています。社外サスペンションに交換したオーナーからは「別物のように快適になった」という報告もあります。
総じて、SV650は価格に対するコストパフォーマンスの高さが評価されています。「この性能でこの値段は安すぎる」「大型バイクでこの価格はありえない」といった驚きの声が多く、初めての大型バイクとして選ばれるケースが非常に多いことが分かります。
SV650のロングツーリングでの課題

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SV650でロングツーリングを行う際には、いくつかの運用上の課題に直面することになります。まず最大の問題は、前述したシートの薄さと硬さです。200km程度の走行でお尻の痛みを感じ始める人が多く、500km以上の長距離になると相当な苦痛を伴います。
風圧の問題も深刻です。ネイキッドスタイルのため、高速道路での長時間走行は体力を消耗します。時速100km以上での巡航では上半身が風を受け続けるため、肩や腰への負担が大きくなります。
タンク容量14Lという数値も、ロングツーリングでは計画的な給油が必要です。WMTCモード値24.4km/Lから計算すると理論上の航続距離は約340km程度となります。燃費が良いため実用上は十分ですが、給油スタンドの少ない地域を走る際には事前の給油計画が重要です。
積載性の低さもロングツーリングでは課題となります。標準状態ではリアキャリアもサイドバッグサポートもないため、大きな荷物を積むことができません。シート下の荷掛けループはあるものの、本格的な荷物の固定には限界があります。キャンプ道具を持っての旅は困難であり、最低限の荷物でのツーリングに限定されます。
ライディングポジションによる疲労も課題です。SV650はややハンドルが遠く前傾姿勢になるため、長時間のライディングでは手首や肩が疲れやすくなります。特に高速道路を長時間走行する場合、この姿勢による疲労は無視できません。
これらの運用面での課題は、ツーリング計画の立て方で軽減できます。2〜3時間ごとに休憩を入れる、一日の走行距離を300km程度に抑える、給油可能な区間を事前に確認しておくなど、バイクの特性に合わせた計画を立てることが重要です。体を伸ばすストレッチを休憩時に行うことで、疲労の蓄積を防ぐこともできます。
飽きずに長く楽しむためのカスタム方法
sv650の短刀カスタム
ちょっとバランス悪いかなって思ってるけどアンダーカウル付いてたらまあ…
堂々とデカいスクリーン付けられるのはかなりのメリットポイントかも? pic.twitter.com/tZ3PQ648Vu— Tojo (@Tojo0213) September 26, 2025
SV650を長く楽しむためには、自分好みにカスタマイズすることが重要です。ここでは具体的なパーツ交換やカスタム方法について解説します。
まず優先すべきはシート対策でしょう。ゲルザブの装着は比較的安価で効果的な方法ですが、より根本的な解決を求めるなら、専門業者によるアンコ盛りがおすすめです。バグスターなどの社外品カスタムシートも評価が高いようです。
口コミでは「中古の純正シートを入手して専門業者にアンコ盛りを依頼し、フラット気味にしてもらった結果、かなり乗りやすくなった」という報告があります。座面を広くすることで、臀部への圧力が分散され、長時間のライディングでも快適性が向上します。
サスペンションのカスタマイズも効果的です。ハイパープロなどの社外スプリングに交換することで、乗り心地の改善が期待できます。「凸凹でも跳ねず、コーナリング時はぐっと踏ん張る足回りになった」という評価もあり、走りの質を高めたい方には検討の価値があるカスタムと言えるでしょう。
スクリーンの装着は、ツーリングの快適性を大幅に向上させます。SW-MOTECHやMRAなどの社外品スクリーンを装着することで、風圧を軽減できます。見た目の印象も変わるため、デザイン面での満足度も高まります。
積載性を向上させるには、リアキャリアとサイドバッグサポートの装着が基本です。トップケースを装着すれば、通勤や買い物での利便性が格段に向上します。スズキ純正アクセサリーとしてトップケースの設定があるため、スポーツバイクでありながら実用性を高めることが可能です。
ライト類のLED化もおすすめです。SV650は標準でハロゲンライトを採用していますが、LED化することで明るさが向上し、夜間の視認性が大幅に改善されます。バッテリーへの負荷も軽減されるため、電装系の安定性も高まります。
マフラー交換は、サウンドを楽しみたい方に人気のカスタムです。Vツインエンジンの鼓動感をより強調できるマフラーに交換することで、走る楽しさが増します。ワイバンリアルスペックなどのスリップオンマフラーが評価を得ているようです。
その他、グリップヒーターやUSBポート、ETCなどの電装系カスタムも快適性向上に貢献します。ハンドルバーエンドを重量のあるものに交換すれば、振動を抑制して疲労を軽減できます。これらのパーツカスタムを行うことで、SV650は長く付き合える愛車へと進化していきます。
SV650が向いている人・向いていない人

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SV650が向いている人
SV650が最も向いているのは、大型バイク初心者の方です。軽量で取り回しが良く、足つき性も優れているため、大型バイクに不慣れな方でも安心して乗ることができます。ローRPMアシストやABSなどの安全装備も充実しており、初めての大型バイクとして理想的な選択肢と言えます。
Vツインエンジンのフィーリングを楽しみたい方にも最適です。鼓動感のある走りと、低回転から高回転までスムーズに回るエンジン特性は、バイク本来の楽しさを存分に味わわせてくれます。4気筒の滑らかさや単気筒の個性とは異なる、Vツイン独特の魅力を堪能できます。
コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。メーカー希望小売価格が836,000円(税込)と大型バイクとしては手頃な価格帯であり、燃費も良好でレギュラーガソリン仕様のため、維持費も抑えられます。この価格帯で650ccの大型バイクに乗れるというのは、選択肢が多くありません。
街乗りメインで気軽に大型バイクを楽しみたい方にも向いています。コンパクトで軽量なボディは、渋滞時のすり抜けや狭い駐輪場での取り回しにも優れています。「気構えることなく乗れる大型バイク」として、日常の足としても活躍します。
カスタムを楽しみたい方にもSV650は最適です。ベース車両の価格が手頃なため、浮いたお金をカスタムに回すことができます。シンプルな構造のため、カスタムの自由度も高く、自分だけの一台に仕上げる楽しみがあります。
リターンライダーにも強くおすすめできます。かつて大型バイクに乗っていたが、体力的な不安から離れていた方にとって、SV650の扱いやすさは大きな魅力です。重いバイクに疲れたベテランライダーの乗り換え先としても適しています。
SV650が向いていない人
大型バイクの威圧感や存在感を求める人には向いていません。見た目が中型バイククラスのサイズ感であり、周囲から大型バイク乗りとして認識されにくいことに不満を感じる可能性があります。
高速道路での快適な長距離巡航を重視する人も、他の選択肢を検討すべきでしょう。風防がないため風圧が強く、長時間の高速走行は体力を消耗します。ツアラーや大型アドベンチャーバイクの方が適しています。
最新の電子制御装備を求める人にも不向きです。トラクションコントロールやライディングモード切替、クイックシフターといった最新デバイスは一切搭載されていません。シンプルさが魅力でもありますが、最新技術を楽しみたい方には物足りないでしょう。
絶対的なパワーを求める人も満足できない可能性が高いです。72馬力という出力は公道では十分ですが、サーキット走行やスポーツライディングを極めたい方には力不足と感じられるでしょう。リッターバイクやスーパースポーツを検討した方が良いかもしれません。
高級感や所有欲を満たしたい人にも向いていません。質実剛健な作りは信頼性の証でもありますが、細部の仕上げや装備品の質感は価格相応です。プレミアム感を求めるなら、ヨーロッパ製のバイクを選ぶべきでしょう。
総括:SV650は飽きる?後悔しないための購入前チェックポイント
- SV650は645ccのVツインエンジンで最高出力53kW(72PS)を発揮
- 装備重量199kgと軽量でシート高785mmと足つき性良好
- 2022年モデルから排ガス規制対応で約4馬力ダウンしたが日常使用での影響は限定的
- 国内向けモデルとして展開され品質管理体制が整っている
- 2025年10月末時点で公式サイトに生産終了の表記が確認された
- シートが薄く硬いため長距離走行では対策が必要
- リアサスペンションが硬めで路面からの突き上げを感じやすい
- 最小回転半径3.0mとやや取り回しに気を使う場面がある
- ネイキッドスタイルのため高速道路では風圧対策が必要
- 外付けロック式ヘルメットホルダーや大型キャリアは標準装備なし
- 大型バイクらしい存在感を求める人は満足度が低い傾向
- 街乗りから峠まで幅広く楽しめる万能性が評価されている
- WMTCモード値24.4km/Lと燃費性能が優秀
- ゲルザブやアンコ盛りでシートの快適性を改善可能
- 社外サスペンション交換で乗り心地が向上する
- スクリーン装着で高速道路の快適性が改善
- リアキャリアやトップケースで積載性を向上できる
- 大型バイク初心者やリターンライダーに適している
- Vツインエンジンの鼓動感を楽しみたい人におすすめ
- メーカー希望小売価格836,000円とコストパフォーマンスが高い
- カスタムベースとして自由度が高く自分好みに仕上げられる
- 飽きるかどうかは使い方次第で長く付き合えるポテンシャルを持つバイク
