XSR700は生産終了?2025年最新情報と今後の展望

XSR700は生産終了?2025年最新情報と今後の展望

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XSR700の生産終了について確かな情報が知りたい方へ。検索の途中で、2024年のフルモデルチェンジの真偽や、ヤマハはXSR700の2025年モデルを発売しましたかという疑問、さらにXSR700はどこで製造されていますかといった基本情報まで、さまざまな話題が入り混じって迷いやすいはずです。加えて、不人気という評判や、買ってからの後悔、足つきへの不安など、購入判断を難しくする要素も少なくありません。本記事では、最新の一次情報をもとにXSR700の生産終了の有無を整理し、モデルの現状と今後の見通しを読みやすくお伝えします。

  • XSR700の2025年モデル発売と今後の展望
  • 生産終了説が流れる背景と実際の販売状況
  • フルモデルチェンジの可能性と排ガス規制の影響
  • 購入前に知っておくべきメリットとデメリット
目次

XSR700は生産終了していない最新情報

XSR700は生産終了していない最新情報

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  • 2025年モデルが8月8日に発売決定
  • 2024年のフルモデルチェンジはなかった
  • ヤマハは「XSR700」2025年モデルを発売しましたか?
  • XSR700はどこで製造されていますか?
  • 生産台数は200台限定で継続販売

2025年モデルが8月8日に発売決定

ヤマハ発動機は、XSR700 ABSの2025年モデルを2025年8月8日に発売することを正式に発表しました。価格は前モデルから据え置きの100万1000円(税込)です。今回のモデルチェンジは、カラーリングの変更が主な内容となっています。

新色として設定されたのは、ラジカルホワイトとディープパープリッシュブルーメタリックCの2色です。ホワイトは往年のヤマハスポーツバイクを想起させるグラフィックを継承し、ライン色を従来のブルー系からレッド系に変更しています。一方で、ブルーはヤマハレーシングイメージあふれるカラーとして採用され、複数のメディアではXSRシリーズ初と紹介されています(例:『オートバイ』など)。

基本的な諸元や装備に変更はなく、688ccの水冷並列2気筒エンジンをはじめ、前後のLED灯火類、反転表示タイプのLCDメーター、タイヤサイズは前120/70ZR17・後180/55ZR17で従来同等となっています。このことから、ヤマハがXSR700の基本設計に自信を持っていることがうかがえます。

2024年のフルモデルチェンジはなかった

多くのライダーが期待していた2024年のフルモデルチェンジは実施されませんでした。現行モデルは2022年にマイナーチェンジを受けた仕様を継承しており、大きな変更は加えられていません。これには複数の理由が考えられます。

まず、ベースとなるMT-07は2025年モデルとして大幅改良を受け(日本では2025年2月4日発表)、倒立フロントフォークやライド・バイ・ワイヤの採用などスポーティな方向へ進化しました。しかし、XSR700はあえて正立フロントフォークを維持し、従来通りの万人向けなキャラクターを保っています。このように、MT-07との差別化を図ることで、独自の存在価値を維持する戦略を取っているのです。

また、現行のCP2エンジン(688cc並列2気筒)は、扱いやすいトルクデリバリーに定評があり、街乗りからツーリングまで幅広くカバーできる完成度の高さを誇ります。そのため、大幅な変更を加える必要性が低いとも考えられます。

ヤマハは「XSR700」2025年モデルを発売しましたか?

ヤマハは「XSR700」2025年モデルを発売しましたか?

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はい、ヤマハは正式にXSR700の2025年モデルを発売しています。2025年7月8日に発表され、8月8日から販売が開始されます。ただし、年間販売計画台数は200台と非常に限定的で、入手困難になる可能性があります。

この少ない販売台数設定の背景として、今後の排ガス規制への対応準備が考えられます。日本では2026年11月からOBDII-2等の追加要件が継続生産車にも適用予定と業界資料に明記されており、XSR700も将来的な対応が必要になります。

現在、MT-07系列の中でXSR700とYZF-R7については、現時点で大規模改良の告知がありません。他のモデルはすでにライド・バイ・ワイヤを採用し、新たな規制に適合していることから、XSR700も近い将来、アップデートの可能性があると推測されます。

XSR700はどこで製造されていますか?

XSR700の生産は、フランスのMBK(ヤマハの欧州生産拠点)で行われています。日本向けモデルも基本的に同工場で製造されたものが輸入されています。MBKはヤマハが買収したフランスのメーカーで、現在はヤマハの欧州向けモデルの重要な生産拠点となっています。

興味深いことに、XSR700は元々ヨーロッパ市場向けに開発されたモデルです。2015年にヨーロッパで先行発売され、その後2017年11月に日本での販売が開始されました。日本での販売要望が高まったことを受けて、ヤマハは国内での正規販売を開始したという経緯があります。

このような生産体制により、MT-07と共有する部品は問題なく調達できますが、XSR700専用の外装部品などは、状況により納期差が出る場合があります。ただし、2017年11月の国内正規販売開始以降、部品供給体制は安定しています。

生産台数は200台限定で継続販売

生産台数は200台限定で継続販売

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2025年モデルのXSR700の年間販売計画台数は200台に設定されています。これは2022年モデルの400台から半減しており、供給を意図的に絞っている印象を受けます。しかし、これは生産終了を意味するものではありません。

販売台数が少ない背景として、次期モデルチェンジへの準備期間という見方ができます。前述の通り、排ガス規制への対応が迫っており、将来的な仕様変更が予想されるため、現行モデルの在庫を極力抑える戦略の可能性があります。

実際の市場では、XSR700の姿を見かける機会は少なく、MT-07と比較すると圧倒的に台数が少ない状況です。これは限定的な販売台数が影響していると同時に、特定のユーザー層に支持されるニッチなモデルという位置づけも関係しています。

XSR700が生産終了と言われる理由と実態

XSR700が生産終了と言われる理由と実態

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  • 不人気説は本当?販売台数の推移
  • XSR700とXSR900の比較は?
  • 足つきの悪さで後悔する人の口コミ
  • カスタムパーツの少なさが課題
  • インプレで分かる実際の評価
  • 次期モデルチェンジへの期待

不人気説は本当?販売台数の推移

XSR700の販売台数は、2022年の400台から2025年には200台へと半減しており、市場での存在感は決して大きくありません。街中でXSR700を見かける機会が少ないのも、この限定的な販売台数が一因となっています。

ただし、販売台数の減少を単純に不人気と結論づけるのは早計です。供給計画の調整、今後の規制対応への準備、製品ポジショニングなど、複合的な要因が影響している可能性があります。XSR700は、ネオレトロというニッチなカテゴリーに属し、万人受けを狙ったモデルではありません。むしろ、特定の美意識や価値観を持つライダーに向けた、こだわりのモデルと言えるでしょう。

販売面での課題として、ベースモデルのMT-07との価格差が挙げられます。2025年モデルの価格を比較すると、MT-07 ABSが96万8000円に対し、XSR700は100万1000円で、約3万3000円高い価格設定となっています。この価格差に見合う価値を感じるかどうかが、購入の分かれ目となっているようです。

XSR700とXSR900の比較は?

XSR700とXSR900を比較すると、それぞれの特徴が明確になります。まず排気量の違いは、XSR700が688cc並列2気筒に対し、XSR900は888cc並列3気筒エンジンを搭載しています。最高出力はXSR700の73馬力に対し、XSR900は120馬力と大きな差があります。

項目 XSR700 XSR900
排気量 688cc 888cc
エンジン形式 並列2気筒 並列3気筒
最高出力 73馬力 120馬力
車両重量 188kg 196kg
価格 100万1000円 132万円
燃費(WMTC) 24.6km/L 20.9km/L

走行性能では、XSR900がスポーツ走行や高速道路での巡航に優れる一方、XSR700は街乗りや中速域でのツーリングに適しています。車重差は8kgとわずかですが、XSR700の方が取り回しやすく、初心者にも扱いやすいという評価があります。

経済性の面では、XSR700が優位に立ちます。購入価格が約32万円安く、燃費も良好で、レギュラーガソリン仕様という点も維持費を抑えるポイントです。どちらを選ぶかは、求める性能と予算のバランスで決まるでしょう。

足つきの悪さで後悔する人の口コミ

足つきの悪さで後悔する人の口コミ

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XSR700のシート高835mmは、多くのライダーにとって高めの設定です。実際のオーナーからは、足つきに関する不満の声が少なからず上がっています。身長170cm前後のライダーでは、つま先立ちになることが多く、信号待ちや駐車時に不安を感じるという意見があります。

あるオーナーは、購入後に足つきの悪さで後悔し、ローダウンキットの装着を余儀なくされたと述べています。ワイズギアからは着座時約20mmダウンのローダウンシート、EFFEXから約18mmダウンのローダウンキットとショートスタンドなど、対策パーツは用意されていますが、追加費用がかかることは避けられません。

一方で、身長175cm以上のライダーからは、高いシート位置がむしろ視界の良さにつながり、安全性が向上するという肯定的な意見もあります。また、車重が188kgと軽量なため、片足がしっかりつけば問題ないという声もあり、感じ方には個人差があるようです。

カスタムパーツの少なさが課題

XSR700のカスタムパーツは、XSR900と比較して圧倒的に少ないのが現状です。国内メーカーから発売されているアフターパーツは限定的で、特に車検対応のマフラーで、デザイン性に優れたものを見つけるのは困難です。

海外製パーツに目を向けると選択肢は広がりますが、価格が高額になる傾向があります。例えば、フェンダーレスキットなどの外装パーツも、EU製品を輸入すると国内製品の2倍以上の価格になることもあります。これは、XSR700がヨーロッパ市場をメインとしたモデルであることが影響しています。

ただし、MT-07と共通の部品については、豊富なカスタムパーツが流用可能です。サスペンションやブレーキ系統のアップグレードパーツは比較的入手しやすく、走行性能の向上を図ることは可能です。カスタムを楽しみたいライダーには、この点を理解した上での購入をおすすめします。

インプレで分かる実際の評価

インプレで分かる実際の評価

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実際にXSR700に乗ったライダーのインプレッションを見ると、評価は概ね高いことが分かります。特に評価されているのは、270度クランクの並列2気筒エンジンが生み出す独特のフィーリングです。低回転域から中回転域にかけての粘り強いトルクと、心地よい鼓動感が高く評価されています。

ハンドリングについては、軽量な車体を活かした軽快な走りが好評です。ワインディングロードでは400ccクラスのような軽快さで走れるという声が多く、峠道を楽しむライダーから支持を得ています。ただし、サスペンションが柔らかめのセッティングのため、ハイペースでの走行では物足りなさを感じるという意見もあります。

長距離ツーリングでの快適性も高く評価されています。シートの座り心地が良く、1日400km程度の走行でも疲労が少ないという報告があります。燃費も実走行で25km/L前後と良好で、経済的な面でも満足度が高いようです。

次期モデルチェンジへの期待

次期XSR700のモデルチェンジについては、現時点で公式発表はありません。ただし、日本では2026年11月からOBDII-2等の追加要件が継続生産車にも適用予定と業界資料に明記されており、それまでに何らかの対応が必要になる公算が高いです。

CP2エンジン系列の他モデルの動向を見ると、MT-07(2025年モデル)がライド・バイ・ワイヤや倒立フォークを採用、Tracer 7(2025年欧州モデル)もライド・バイ・ワイヤを採用しています。これらの流れから、XSR700も近い将来、アップデートの可能性があると推測されます。

多くのファンが期待しているのは、XSR900に寄せたデザインとフルカラー液晶メーターの採用です。現行モデルの良さを残しながら、より現代的で洗練されたデザインへの進化が期待されています。正式発表の時期は未定ですが、EICMA2025前後での発表の可能性もあり、ファンの注目が集まっています。

総括:XSR700は生産終了?2025年最新情報と今後の展望

  • XSR700は2025年モデルが発売され生産継続中
  • 年間販売台数は200台と限定的な設定
  • 2024年のフルモデルチェンジは見送られた
  • 価格は100万1000円で据え置き
  • 新色2色が設定されデザインの魅力が向上
  • フランスのMBK工場で製造されている
  • 2026年11月からの規制強化で将来的な対応が必要
  • シート高835mmで足つきに課題がある
  • XSR900と比較して経済性に優れる
  • カスタムパーツの選択肢が限られている
  • 270度クランクエンジンの評価は高い
  • 軽量な車体で取り回しが容易
  • 燃費性能が良好でツーリングに適している
  • 次期モデルではライド・バイ・ワイヤ採用の可能性
  • ネオレトロデザインを好む特定層に支持されている
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