カワサキZ250SLが不人気と言われる理由とスペック評価

カワサキZ250SLが不人気と言われる理由とスペック評価

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カワサキZ250SLについて調べていると、不人気というワードがよく出てきます。しかし、実際にこのバイクは本当に不人気なのでしょうか。多くのライダーがZ250SLの不人気説について疑問を持っているのは事実です。

この記事では、Z250SLのインプレッション情報や実際のオーナーによる口コミを詳しく分析し、スペック面での競合車種との比較を行います。また、多くの人が気になる最高速や馬力、燃費性能についても具体的な数値を交えながら解説していきます。

Z250SLの馬力は29PSとなっており、同クラスの他車種と比較してどのような位置づけにあるのか、そしてZ250SLの燃費は実際にどの程度なのかといった疑問にも答えていきます。

  • Z250SLが不人気と言われる具体的な理由と背景
  • 実際のオーナーレビューから見える真の評価
  • スペックや性能面での他車種との詳細比較
  • 購入を検討する際の判断材料となる実用性の検証
目次

Z250SLが不人気と言われる理由とは

Z250SLが不人気と言われる理由とは

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  • 市場嗜好と装備面での競合車種との違い
  • 快適性とシートの硬さに関する問題
  • デザインの好みが分かれるポイント
  • 積載性の低さと実用面での課題

市場嗜好と装備面での競合車種との違い

Z250SLが不人気と言われる要因として、2016年当時の国内市場における嗜好の違いが挙げられます。この時期の250ccネイキッドクラスでは、Ninja250やMT-25といった2気筒エンジンを搭載したモデルが人気の中心だったとされており、単気筒エンジンのZ250SLは相対的に少数派の選択肢となっていました。

Z250SLの国内発売は2016年3月15日で、価格は437,400円(税込)で設定されました。同時期の主要競合車種であるMT-25(2015年発売)の当時価格523,800円と比較すると、Z250SLの方が約8.6万円安価でした。価格面での競争力は十分にあったと言えるでしょう。

ただし、装備面では他車種に劣る部分がありました。Z250SLの国内仕様にはABS設定がありませんでした。なお、海外仕様にはABS付きモデルも存在していましたが、国内向けは非ABS仕様のみでした。一方、MT-25は2020年以降の大改良でABS標準装備となるなど、年式による装備差が見られました。

2016年当時の250ccクラスでは2気筒エンジンのモデルが主要な選択肢となっており、単気筒のZ250SLは少数派の位置づけでした。

項目 Z250SL(2016-2017年) 当時の250ccネイキッド
ABS 設定なし(国内仕様) 年式により段階的に標準化
フロントフォーク 正立フォーク 正立・倒立混在
エンジン主流 単気筒(少数派) 2気筒中心

快適性とシートの硬さに関する問題

Z250SLのシートについては、多くのオーナーから硬すぎるという指摘があります。オーナーレビューを確認すると、特に長距離走行時には、この硬さが顕著に感じられ、お尻や腰への負担が大きくなってしまうという声が数多く見られます。

実際のオーナーレビューでは、30分程度の走行でも痛みが出るほど硬いという評価もあります。また、シートとタンクの形状により、前のめりなライディングポジションになりやすく、手首への負担も増大するという問題も指摘されています。

この問題の解決策として、シートの加工や社外製シートへの交換による改善例が多数報告されています。ただし、これらの対策には追加費用が発生することになり、初期投資がさらに必要になってしまいます。快適性を重視するライダーにとって、購入時点でのシートクオリティの低さは大きなマイナス要因となっています。

一方で、適切な対策を施すことで快適性は大幅に改善され、長距離ツーリングも可能になるという報告もあります。

デザインの好みが分かれるポイント

デザインの好みが分かれるポイント

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Z250SLのデザインは、カワサキの攻撃的なSUGOMIデザインを採用しており、好みが大きく分かれる要因となっています。このエッジの効いたデザインは、スポーティーさを演出する一方で、クラシックなデザインを好むライダーには受け入れられにくい傾向があります。

特に、フロントフェイスの鋭角的なラインやサイドカウルの形状は、他の250ccクラスのネイキッドバイクと比較しても非常に個性的です。この独特なスタイリングは、一部のライダーからは高く評価される一方で、万人受けするデザインではないという指摘も多く見られます。

また、車体のコンパクトさも相まって、体格の大きなライダーには小さすぎて見栄えが悪いという意見もあります。身長が高いライダーの場合、バイクとのバランスが取れず、見た目的に不格好になってしまうケースもあるようです。

デザインの好みは個人差が大きいため、実際に現物を確認してから購入を検討することが重要です。

積載性の低さと実用面での課題

Z250SLの積載性は標準では乏しく、シート下の収納スペースはほぼゼロに近いレベルです。ETCを設置するのがやっとという状況で、日常的な買い物や通勤での荷物運搬を考えると、実用性に課題があります。

ただし、対策は可能です。社外製のリアキャリアについては、GIVIやWirusWinなどのメーカーから適合製品が提供されており、ユニバーサル系のキャリアも含めて選択肢は限られているものの荷物の積載は実現できます。また、シートバッグについても、車体サイズに適合する小型のものであれば取り付けが可能です。

多くのオーナーは、デイパックを背負うか、小型のシートバッグを取り付けて対応していますが、これも積載量には限界があります。通勤や通学で多くの荷物を運ぶ必要があるライダーにとって、この積載性の低さは大きな制約となっています。

一方で、純粋にバイク走行を楽しむためのツーリング用途であれば、最小限の荷物で済むため、それほど問題にはならないという意見もあります。

Z250SL不人気説は本当?実際の評価

Z250SL不人気説は本当?実際の評価

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  • インプレから見る走行性能の評価
  • 口コミで分かるオーナーの本音
  • スペックから見た他車との違い
  • 最高速と馬力の実力は?
  • 燃費性能の実際の数値
  • 足つき性能と取り回しの良さ
  • カスタムパーツとマフラー交換の現状
  • 生産終了時期とその影響

インプレから見る走行性能の評価

実際のインプレッション記事を分析すると、Z250SLの走行性能に対する評価は決して低くありません。むしろ、軽量な車体と単気筒エンジンの特性を活かした、非常に楽しいライディング体験を提供するバイクとして評価されています。

車重148kgという軽さは、250ccクラスの中でも特筆すべき数値であり、コーナリング性能や取り回しの良さに直結しています。多くのテスターが、その軽快なハンドリングを高く評価しており、ワインディングロードでの楽しさは同クラス随一という評価も見られます。

エンジン性能についても、29PSという数値以上の力強さを感じるという評価が多数あります。低回転域からのトルクフルな特性により、街乗りから高速道路まで実用的に使える動力性能を持っています。

ただし、高速道路での巡航性能については、単気筒エンジン特有の振動や風防効果の不足により、長距離での快適性には課題があるという指摘もあります。

走行性能面では高い評価を得ており、特にワインディングロードでの楽しさは同クラス随一とされています。

口コミで分かるオーナーの本音

実際のオーナーからの口コミを詳細に分析すると、Z250SLに対する評価は二極化している傾向が見られます。バイクの楽しさや操る喜びを重視するオーナーからは非常に高い評価を得ている一方で、実用性や快適性を求めるオーナーからは厳しい評価もあります。

肯定的な口コミでは、軽量でクイックなハンドリング、単気筒エンジンの魅力的な音とパワー特性、コンパクトで扱いやすい車体サイズなどが高く評価されています。特に、峠道やワインディングロードでの走りについては、絶賛する声が多数見られます。

一方で、否定的な口コミでは、シートの硬さ、積載性の低さ、高速道路での快適性不足、アフターパーツの少なさなどが指摘されています。また、タンデムでの使用については、シート形状的に厳しいとの声が多く聞かれます。

興味深いことに、多くのオーナーがZ250SLを玄人向けのバイクと評価しており、初心者にはおすすめしないという意見が多く見られます。

スペックから見た他車との違い

スペックから見た他車との違い

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Z250SLのスペックを他車と比較すると、独特のポジションにあることが分かります。まず、エンジン形式が単気筒であることが最大の特徴で、これは同クラスの多くが2気筒エンジンを採用している中で異色の存在です。

車種 発売年 エンジン 最高出力 車重 燃料タンク
Z250SL 2016年 単気筒 29PS 148kg 11L
MT-25 2015年 2気筒 35PS 165kg 14L
CB250R 2018年 単気筒 27PS 144kg 10L
ジクサー250 2020年 単気筒 26PS 154kg 12L

この比較から分かるように、Z250SLは単気筒エンジンながら29PSという比較的高い出力を発生しており、車重も148kgと軽量に仕上がっています。ただし、燃料タンク容量が11Lと小さいため、航続距離の面では制約があります。

なお、CB250Rは2018年発売、ジクサー250は2020年発売のため、Z250SL(2016-2017年販売)とは時期が異なりますが、単気筒250ccネイキッドの比較対象として掲載しています。

最高速と馬力の実力は?

Z250SLの最高出力は29PS(21kW)/9,700rpmとなっており、これは250cc単気筒エンジンとしては比較的高い数値です。最大トルクは2.2kgf・m/8,200rpmで、中低速域でのトルクフルな特性を持っています。

実際の最高速については、複数のオーナーや外部検証記事からの報告によると、130-150km/h程度の記録があります。ただし、個体差や路面状況、ライダーの姿勢、メーター読みの誤差などにより大きく左右されるため、これらはあくまで参考値として捉える必要があります。

実用的な巡航速度については、多くのレビューで100-110km/h程度が快適とされています。この速度域であれば、単気筒エンジン特有の振動もそれほど気にならず、比較的快適に走行できるとの評価が多く見られます。

馬力については、29PSという数値は同クラスの2気筒エンジン車と比較すると若干劣りますが、軽量な車体と相まって十分な加速性能を発揮します。特に、60km/h程度までの加速については、2気筒車に匹敵する性能を持っているという評価もあります。

公道での走行は法定速度を遵守し、安全運転を心がけることが重要です。最高速度での走行は大きな振動を伴い、危険を伴います。

燃費性能の実際の数値

燃費性能の実際の数値

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Z250SLの燃費性能は、カタログ値で39.0km/L(60km/h定地走行時)、WMTCモード値で31.3km/L(メーカー公表値)となっています。これは単気筒エンジンの特性を活かした優秀な数値です。

実際の燃費については、各種オーナー記録を総合すると概ね30km/L前後の数値が多く報告されています。走行スタイルや道路状況によって変動しますが、エコ運転を心がければより良好な燃費も期待できるとされています。

燃料タンク容量が11Lであることを考慮すると、WMTCモード値による理論航続距離は約344km(31.3km/L×11L)となります。ただし、実際の使用では、この7-8割程度(240-275km程度)の航続距離を見込んでおくのが現実的でしょう。

他の250ccクラスと比較すると、単気筒エンジンを採用する車種の中でも良好な燃費性能を持っており、経済性の面では優秀な評価を得ています。

足つき性能と取り回しの良さ

Z250SLのシート高は785mmとなっており、250ccクラスとしては標準的な数値です。ただし、オーナーや試乗記事では足つきはあまり良くない、または標準的との指摘があり、シート高の数値以上に足つきに不安を感じるケースもあるようです。

個人の体格や足の長さによって評価が分かれる部分でもあります。購入を検討される際は、必ず実際に跨がって足つき性を確認することが重要です。

取り回しの良さについては、車重148kgという軽さが大きなメリットとなっています。押し歩きや車庫入れ、Uターンなどの際に、その軽さを実感できるという評価が多数あります。特に、女性ライダーや体力に不安のあるライダーにとって、この軽さは大きなアドバンテージとなります。

ただし、車体がコンパクトすぎるため、身長が高いライダーの場合は窮屈に感じるケースもあります。膝がタンクに当たりやすく、長時間の走行では疲労の原因になることもあります。

足つき性や取り回しについては、個人の体格により大きく評価が変わるため、必ず実車での確認をおすすめします。

カスタムパーツとマフラー交換の現状

カスタムパーツとマフラー交換の現状

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Z250SLのカスタムパーツ事情は、残念ながら充実しているとは言えない状況です。生産期間が短く、販売台数も限られていたため、アフターマーケットでの部品展開が少ないのが実情です。

マフラーについては、ヨシムラやアクラポヴィッチなどの有名メーカーからリリースされており、一定の選択肢は確保されています。特に、ヨシムラのR-77SサイクロンやR-11などは人気が高く、性能向上と軽量化を同時に実現できます。

その他のカスタムパーツについては、ハンドル周りのパーツやフェンダーレスキット、スクリーンなどは一部メーカーから提供されていますが、選択肢は限られています。姉妹車であるNinja250SLのパーツが一部流用できる場合もありますが、基本的にはカスタムの自由度は高くありません。

純正オプションについても、基本的なアイテムは用意されていますが、豊富な選択肢があるとは言えない状況です。

主要カスタムパーツメーカー

  • ヨシムラ:マフラー、各種パーツ
  • アクラポヴィッチ:マフラー
  • デイトナ:グリップ、バーエンド等

生産終了時期とその影響

Z250SLは2017年モデル以降、国内での新モデル展開は確認できず、実質的に販売終了となりました。平成28年排出ガス規制の既販車適用(2017年9月1日)の時期とも重なり、規制対応コスト等が一因として推測されていますが、販売台数の低迷も影響していたとされています。2016年の国内導入からわずか約2年という短期間での実質販売終了は、このモデルの市場での苦戦を物語る結果となりました。

カワサキとしても、限られた開発リソースをより販売見込みの高いモデルに集中させる判断を行ったものと推察されます。

販売終了の影響として、まず新車での入手が困難になったことが挙げられます。現在は中古車市場でしか入手できませんが、流通台数が少ないため、程度の良い個体を見つけることは困難になっています。

また、純正部品の供給についても懸念があります。法定の義務期間は明文化されておらず、メーカーや部品により供給期間は異なります。一般的な目安は統一されていないため、消耗品や外装部品などは品切れになる可能性があります。

販売終了により、今後は中古車市場での価格上昇や部品入手困難といった問題が発生する可能性があります。

総括:カワサキZ250SLが不人気と言われる理由とスペック評価

  • Z250SLが不人気と言われる主な理由は市場嗜好と装備面の問題
  • 2016年当時は2気筒エンジンのモデルが主要な選択肢で単気筒は少数派だった
  • ABS設定なしや正立フォークなど装備面で一部車種に劣る部分があった
  • 国内発売は2016年3月15日で価格は437,400円と競争力があった
  • MT-25との価格差は約8.6万円でZ250SLが安価だった
  • シートの硬さが快適性を大きく損なっている
  • 攻撃的なデザインが好みを大きく分ける要因となっている
  • 積載性は標準では乏しいが社外品で対策可能
  • 走行性能については高い評価を得ており楽しさは随一
  • 車重148kgの軽量さによるクイックなハンドリングが最大の魅力
  • オーナーからの評価は二極化しており玄人向けのバイク
  • 29PSの馬力は単気筒エンジンとしては優秀な数値
  • 最高速は条件により130-150km/h程度の記録がある
  • 実用的な巡航速度は多くのレビューで100-110km/hが快適とされる
  • 燃費性能は概ね30km/L前後で経済性に優れる
  • 足つきはあまり良くないとの指摘があり試乗による確認が必要
  • 取り回しの良さは148kgの軽量さにより抜群
  • カスタムパーツは少なく自由度が限られている
  • 2017年モデル以降国内での新モデル展開は確認できず実質的に販売終了
  • 販売期間が短く希少価値が高まっている
  • 部品供給期間はメーカーや部品により異なる
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