
出典:YAMAHA公式
YZF-R3 遅いという検索をされた方は、ヤマハの人気スポーツバイクについて実際の性能に疑問を持たれているのではないでしょうか。320ccの排気量を持つYZF-R3は、最高速やスペック、馬力などの数値だけでは判断しきれない魅力があります。燃費性能の良さやレビュー・インプレでの評価、ツーリングでのメリットなど、様々な側面から検証する必要があるでしょう。
実際のところ、YZF-R3が遅いかどうかは使用目的によって大きく変わります。スペック上の数値と実走行での印象には違いがあり、特に軽量な車体を活かした軽快なハンドリングは、単純な馬力だけでは測れない価値を提供しています。
- YZF-R3の実際の性能データと他車種との比較
- スペックでは見えない走行性能の特徴
- 購入前に知っておくべきメリットとデメリット
- 適切な選択をするための判断基準
YZF-R3は遅いのか?スペックと性能を検証

Ride Style・イメージ
- YZF-R3の最高速とエンジン馬力
- 燃費性能と実際のレビュー・インプレ
- R25との違いとパワー比較
- YZF-R3の受注停止はなぜ起きた?
YZF-R3の最高速とエンジン馬力
YZF-R3の最高出力は42PSを10,750rpmで発生し、最大トルクは29Nm(3.0kgf・m)を9,000rpmで発揮します。320ccという排気量から考えれば、十分な性能を持っていると評価できるでしょう。
最高速については、実測で約186-188km/h程度が報告されており、320ccクラスとしては妥当な数値です。ただし公道では法定速度を必ず守りましょう。
馬力面で比較すると、同クラスのライバル車種に対してやや控えめな数値となっています。しかし、車両重量が169kgと軽量なため、パワーウェイトレシオでは競争力を保っています。街乗りなら低中速域のトルクだけで十分に流れをリードできます。
燃費性能と実際のレビュー・インプレ
今日は道志みちツーリング!お相手は2017年モデルのR3乗りの方と行きました!
走行距離 : 216.0km
AV : 28.8km/h意外と走っててびっくりしたなー。あと燃費は上りなど多かったから悪いかと思いき野草でもなくてよかった。#YZF_R3 #道志みち pic.twitter.com/TSPgozc8Xz
— (桔梗`・ω・´瑠璃)/ (@Lapi_Lazu5998) April 2, 2017
YZF-R3の燃費性能は、WMTCモード値で26.4km/Lとなっており、320ccクラスとしては優秀な数値を記録しています。実際の走行では、走り方や環境によって変動しますが、多くのオーナーからリッター25km前後の燃費が報告されています。
レビューやインプレッションでは、高回転域でのエンジンフィールが評価されています。特に7,000rpm以上からのパワーバンドでは、気持ちよい加速感を味わえるという声が多数見られます。一方で、低回転域では若干のトルク不足を感じる場面もあるようです。
乗り心地については、前傾ポジションながら比較的楽な設定となっており、長距離ツーリングでも疲労感が少ないという評価があります。ただし、振動に関しては高回転域でやや気になるという意見もあるため、個人差があることを考慮する必要があります。
R25との違いとパワー比較

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YZF-R25とR3の最大の違いは排気量で、R25が249cc、R3が320ccとなっています。この71ccの差は、実際の走行では明確な違いとして現れます。馬力はR25の35PSに対してR3は42PSと、約20%の向上を実現しています。
トルク面でも大きな差があり、R25の23Nmに対してR3は29Nmと、約26%の向上となっています。この差は特に中速域での加速や高速道路での巡航性能に大きく影響します。
車検の有無も重要な違いです。R25は軽二輪のため車検が不要ですが、R3は小型二輪のため2年ごとの車検が必要になります。維持費の観点では、R25が有利となりますが、性能を重視するならR3の選択となるでしょう。2025年モデルの価格差は約3.2万円程度と比較的小さいため、維持費との兼ね合いで判断することが重要です。
YZF-R3の受注停止はなぜ起きたのか?
こんにちは😊
購入予約していた、#YZF-R3 がバイク屋さんに入荷してました🥰
格好良い🏍️🌈
これから初期整備と諸々のパーツの取り付け、カウルの一部の塗装をしてもらって、7月初旬を納車予定👍😊
楽しみです✨
R25も、暫く乗り続けます😊#YZFR3#YZFR25 pic.twitter.com/Z7uzk3wP66— 楽俊(美味しいものは正義💦新バイク納車🥰) (@en_rakusyu) May 31, 2025
2024年6月にYZF-R3の出荷が一時停止された件について説明します。ヤマハは2024年6月3日、型式指定申請における不適切事案を公表し、現行のYZF-R3を含む複数車種の出荷を一時停止しました。この事案では、騒音試験や警音器試験での不適切な行為が発見されたためです。
国土交通省への報告と再試験を経て、7月1日に出荷再開が発表されました。ヤマハでは「再試験の結果、実際の使用に支障は生じないことを確認済み」としており、安全性に問題はないことが確認されています。
現在は2025年モデルの新車が正常に販売されており、納期も通常通りとなっています。この一時的な出荷停止は過去の出来事であり、現在購入を検討されている方には影響ありません。
常通りとなっています。この一時的な出荷停止は過去の出来事であり、現在購入を検討されている方には影響ありません。
YZF-R3が遅いと感じる理由と対策

Ride Style・イメージ
- ツーリングでのメリットとデメリット
- 後悔しないための購入前チェック
- 中古車選びのポイントと注意点
- YZF-R3 vs Ninja400どっちを選ぶべきか
- 実際のオーナーの評価と満足度
- カスタムによる性能向上の可能性
ツーリングでのメリットとデメリット
ツーリングにおけるYZF-R3のメリットは、軽量な車体による取り回しの良さと優れた燃費性能です。169kgという車重は、駐車場での移動や狭い道での取り回しを非常に楽にします。また、14Lの燃料タンクと良好な燃費により、300km以上の航続距離を確保できます。
フルカウルによる防風効果も見逃せません。高速道路での風圧を効果的に軽減し、ライダーの疲労を抑制します。ライディングポジションも、スーパースポーツとしては比較的穏やかな設定となっているため、長距離でも快適に過ごせるでしょう。
一方でデメリットとしては、積載性の低さが挙げられます。シート下の収納スペースは非常に限られており、荷物を運ぶためには別途バッグを用意する必要があります。また、高速道路での追い越し加速では、400ccクラスと比較してパワー不足を感じる場面もあるでしょう。
後悔しないための購入前チェック
YZF-R3を選んで後悔したことないな。
色んなバイク(中型)乗って、あーここええな、とか思ったことあったけど結局R3に戻ってくる。
見た目に惚れたし、色んなところ行った思い出がつまりに詰まってる
て言うと、長年乗ってきたみたい感があるけど、まだ乗って2年
— りんし (@rinsi623) January 16, 2022
YZF-R3の購入で後悔しないためには、まず自分の使用目的を明確にすることが重要です。主に街乗りや峠道でのスポーツ走行を楽しみたい方には適していますが、高速道路での長距離ツーリングを頻繁に行う方には物足りなさを感じる可能性があります。
実際に跨ってみることも大切です。シート高780mmという数値以上に、実際の足つきやライディングポジションには個人差があります。販売店で試乗が可能であれば、必ず体験してから判断しましょう。
維持費についても事前に計算しておく必要があります。車検費用、保険料、燃料費などを総合的に考慮し、年間の維持コストを把握しておくことで、購入後の負担を軽減できます。特に車検については、2年ごとに数万円の費用が発生することを忘れてはいけません。
中古車選びのポイントと注意点

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YZF-R3の中古車を選ぶ際は、年式による違いを理解することが重要です。2019年モデルから大幅なデザイン変更とフロントフォークの倒立化が行われているため、性能面では新しいモデルの方が優位となります。
走行距離については、5,000km未満の低走行車両が市場に多く出回っています。これは、初心者が購入後に大型バイクへステップアップするケースが多いためです。走行距離が少ない車両は魅力的ですが、価格との兼ね合いを考慮して判断しましょう。
注意すべきポイントとして、転倒歴の有無があります。レバーやバーエンド、マフラーの傷をチェックし、カウルの修理跡がないか確認してください。また、タイヤやブレーキパッドの残量、チェーンの状態なども重要な判断材料となります。
YZF-R3 vs Ninja400どっちを選ぶべきか
Ninja400、YZF-R3、CBR400R比較!
乗車姿勢:CBR>R3>忍
加速:忍>R3=CBR
乗り心地:CBR>忍>R3
ブレーキの効き:CBR>忍>R3
シートの快適さ:CBR>R3>忍
排熱の少なさ:R3>忍>CBR
低速トルク:R3>CBR>忍
燃費:CBR>R3>忍総評するとツーリングはCBR、街乗りはYZF、峠やサーキットはNinjaかな! pic.twitter.com/kPPpeDBnJZ
— kota (@20_ZXT02K) July 14, 2022
YZF-R3とNinja400の比較では、それぞれ異なる特徴を持っています。Ninja400は399ccの排気量で48PSの最高出力を発生し、YZF-R3よりもパワフルです。特に高速道路での余裕や追い越し性能では、明らかにNinja400が上回ります。
一方、YZF-R3は軽量な車体による軽快なハンドリングが魅力です。峠道でのワインディング走行では、軽さを活かしたヒラヒラとした動きを楽しめます。また、燃費性能でもYZF-R3が若干優位となっています。
価格面では、YZF-R3の方が約13万円安く設定されています。初期費用を抑えたい方や、軽快な走りを重視する方にはYZF-R3が適しているでしょう。逆に、パワーと余裕を求める方、高速道路を多用する方にはNinja400をおすすめします。
実際のオーナーの評価と満足度

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YZF-R3のオーナーからは、全体的に高い満足度が報告されています。特に評価が高いのは、軽量な車体による取り回しの良さと、320ccエンジンの適度なパワー感です。初心者からベテランライダーまで、幅広い層に支持されています。
スタイリングについても高評価を得ており、YZF-Rシリーズのデザイン言語を受け継いだアグレッシブな外観は所有欲を満たしてくれます。特にヘッドライト周りのM字ダクトは、上位モデルと共通のデザイン要素として人気があります。
不満点としては、積載性の低さと高回転域での振動が挙げられています。また、ブレーキの効きが弱いという意見もあり、パッド交換などのカスタムを検討するオーナーもいます。しかし、これらの問題は適切な対策により改善可能な範囲内といえるでしょう。
カスタムによる性能向上の可能性

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YZF-R3は豊富なカスタムパーツが用意されており、性能向上の余地が大きいバイクです。マフラー交換により、出力特性の改善とサウンドの向上を図ることができます。特にスリップオンタイプなら、比較的手軽に効果を実感できるでしょう。
サスペンション関連では、リアショックの交換やフロントフォークのセッティング変更により、乗り心地とハンドリングの向上が期待できます。ブレーキパッドの交換も効果的で、純正よりも効きの良いパッドに変更することで、制動力の不満を解消できます。
エアフィルターの交換やECUの書き換えなど、エンジン関連のカスタムも可能です。ただし、これらの改造は車検や保証に影響する可能性があるため、慎重に検討する必要があります。カスタムを行う際は、信頼できるショップに相談することをおすすめします。
総括:YZF-R3は遅い?Ninja400とどっちを選ぶべきか徹底解剖
- YZF-R3は320ccクラスとして十分な42PSの出力を持つ
- 最高速約186-188km/hは排気量相応の性能
- 燃費26.4km/Lは優秀な経済性を実現
- 車重169kgの軽量設計で取り回しが良い
- R25との性能差は約20%のパワー向上
- 車検が必要なためR25より維持費が高い
- 受注停止は型式指定試験の不適切事案が原因
- ツーリングでは防風性と燃費性能が魅力
- 積載性の低さがツーリングでの弱点
- 足つき性は身長160cm台後半から良好
- 中古車は低走行車両が多く選択肢豊富
- Ninja400と比較してパワーは劣るが軽快性で勝る
- オーナー満足度は高くスタイリングも好評
- カスタムパーツが豊富で性能向上の余地大
- 街乗りメインなら十分すぎる性能を発揮