XJR400Rの4HMとRH02Jの違いとは?選び方とスペック比較

XJR400Rの4HMとRH02Jの違いとは?選び方とスペック比較

Ride Style

ヤマハXJR400Rは「空冷最速のネイキッド」というコンセプトで開発された名車として、多くのファンから支持されてきました。このバイクには主に「4HM」と「RH02J」という2つの型式が存在し、それぞれに異なる特徴や魅力があります。XJR400Rの4HMとRH02Jの違いを知ることは、中古車購入の際の参考になるだけでなく、各モデルの性能や特性を理解する上でも重要です。1995年に登場した4HM型から2001年に登場したRH02J型への進化では、約250カ所もの改良が加えられました。エンジン性能、ブレーキシステム、タイヤ、外観デザインなど、様々な点で違いがあります。この記事では、XJR400Rの4HMとRH02Jの違いについて詳しく解説していきます。どちらの型式がご自身のライディングスタイルに合っているのか、選び方のポイントもご紹介します。

  • XJR400Rの4HM型とRH02J型の歴史的な変遷とそれぞれの特徴
  • エンジン性能やブレーキシステム、タイヤなど主要パーツの違い
  • 外観デザインの見分け方と装備・快適性における進化ポイント
  • 中古バイク選びの際にどちらの型式が自分に合っているかの判断基準
目次

XJR400Rの4HMとRH02Jの違いを知ろう

  • XJR400Rの歴史と型式変遷
  • 4HM型XJR400Rの特徴とスペック

XJR400Rの歴史と型式変遷

ヤマハXJR400Rは、空冷エンジンのネイキッドバイクとして多くのファンに愛された名車です。1993年に発売されたXJR400を元に、高性能モデルとして1995年2月に誕生しました。

XJR400シリーズの歴史は、まず1993年3月の「XJR400」の発売から始まります。当初は「空冷最速のネイキッド」というコンセプトで開発され、175kgという軽量な車体重量と53馬力を誇る空冷DOHCエンジンが特徴でした。その後、1994年6月にはオーリンズ製のリアサスを装備した「XJR400S」が限定モデルとして登場し、1995年2月にはさらに上級モデルとなる「XJR400R」が誕生します。

XJR400Rはベースとなるモデルと基本設計は同じでしたが、オーリンズ製のリアサスペンションと住友製の赤色キャリパー(一部にブレンボ説もあります)を標準装備していた点が大きな特徴でした。型式は4HMで、XJR400と同じものを使用していました。

1996年1月には角目ライトのビキニカウルを装着した「XJR400RⅡ」も追加されましたが、このモデルはあまり人気がなかったようです。1998年になると、最初のマイナーチェンジが実施され、外観デザインの変更や燃料タンク容量の拡大(18Lから20L)などが行われました。

そして2001年4月20日、型式が「BC-RH02J」に変更されるとともに、大幅な改良が加えられました。これは排ガス規制の強化に対応するためでもありましたが、同時に車両性能の向上も図られていました。具体的には、樹脂製ピストンを採用したBSRキャブレターへの変更、軽量リアホイールと前後ラジアルタイヤの採用、2次エア導入装置の装備などが行われ、車体全体の約250カ所が改良されました。

2004年には盗難防止のイモビライザーが標準装備となり、マフラーも4-2構成から4-2-1に変更され、XJR1300と同じ形状のメーターが採用されるなど、さらなる進化を遂げました。その後は主にカラーリングの変更のみで販売が続けられ、2007年モデルを最後に生産が終了しました。

XJR400Rが生産終了した理由は、2008年からの排ガス規制の強化によるものでした。空冷エンジンはその性質上、水冷エンジンに比べて冷却性が悪く、燃料を濃く供給して冷却する必要があり、排ガスが汚くなってしまうためです。また冷却フィンが振動して発生する音が騒音規制に抵触する恐れもありました。こうして14年の歴史に幕を下ろしたXJR400Rですが、「空冷400ネイキッド終身最速車」としてバイク史に名を残しています。

XJR400Rの型式変遷表

年式 型式 主な特徴
1995年 4HM XJR400の上級モデルとして登場
1998年 4HM 外観デザイン変更、タンク容量20Lに増加
2001年 BC-RH02J BSRキャブ採用、ラジアルタイヤ化、約250カ所改良
2004年 BC-RH02J イモビライザー標準装備、4-2-1マフラー採用
2007年 BC-RH02J 最終モデル、XJR1300と共通デザイン

4HM型XJR400Rの特徴とスペック

4HM型XJR400Rは、1995年から2000年まで販売されたモデルで、空冷エンジンならではの魅力を持つバイクでした。基本となるXJR400をベースに、上級モデルとして高性能なパーツが装備されている点が最大の特徴です。

まずエンジンについては、399cc空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブを搭載しています。最高出力は53馬力/11,000rpm、最大トルクは3.6kg-m/9,500rpmと、当時の自主規制枠いっぱいの性能を発揮していました。

4HM型XJR400Rの最大の特徴は、リアサスペンションにオーリンズ製の高性能サスペンションを採用し、フロントブレーキには住友製の赤色キャリパー(一般的には「赤キャリパー」として知られ、ブレンボと混同されることもありますが、実際は住友製4ポットが主流だったとされています)を装備していた点です。これにより路面追従性能が向上し、スポーティな走行性能を実現していました。

外観デザインについても、1998年までのモデルと1998年以降のモデルでは変化があります。1998年にマイナーチェンジが行われ、XJR1300と共通イメージのデザインに変更されました。具体的には、サイドカバーやテールカウル、燃料タンクのデザインが変わり、タンク容量も18Lから20Lに増加。メーターもツイントリップと時計機能が追加されました。

また、1998年モデル以降はエンジン塗装が銀色(シルバー)に変更されたことも特徴的です。ただしこれは最初の数年だけの特徴で、その後再びブラック塗装に戻されています。

サスペンションは、他のネイキッドバイクに比べて硬めに設定されていた点も特徴です。これはXJR400Rがスポーツネイキッドとして設計されたためで、高回転域での走行フィーリングを重視した設計となっていました。そのため低速走行では硬さを感じますが、回転を上げて走るとその性能が活きてくるバイクでした。

4HM型XJR400Rは初期モデルから1996年にかけて改良が重ねられ、1996年3月のモデルチェンジではヤマハ独自の衝撃吸収材「ワイラックス」を内蔵したシートを採用し、快適性も向上しています。

ただし、この4HM型にも欠点はあります。排ガス規制前のモデルであるため、環境性能は現代の基準から見ると劣ります。また、キャブレターのチョークを使用するタイプなので、寒冷時のエンジン始動性が悪いという特性もあります。

とはいえ、4HM型XJR400Rはその時代の最先端技術を用いた上級ネイキッドモデルとして、多くのライダーから支持され、中古市場でも高い人気を保っているモデルです。特に近年では旧車ブームもあり、状態の良い車両は高値で取引されています。

4HM型XJR400Rの主要スペック

項目 仕様
エンジン形式 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
排気量 399cc
最高出力 53PS/11,000rpm
最大トルク 3.6kg-m/9,500rpm
車両重量 178kg(乾燥重量)
タンク容量 18L(初期)、20L(1998年以降)
前後ブレーキ 油圧式ダブルディスク/油圧式ディスク
ブレーキキャリパー 住友製4ポット(赤色塗装)
リアサスペンション オーリンズ製
タイヤ(前/後) 110/70-17/150/70-17(バイアス)

XJR400Rの4HMからRH02Jへの進化とその違い

  • RH02J型XJR400Rの特徴とスペック
  • エンジン性能と排気量の違い
  • 外観デザインの違いと見分け方
  • サスペンションとブレーキシステムの変更点
  • タイヤとホイールの変更点
  • 装備と快適性の向上ポイント
  • カスタムパーツの互換性と選び方
  • 中古で選ぶなら4HMとRH02Jどちらがおすすめ?

RH02J型XJR400Rの特徴とスペック

2001年4月20日に登場したRH02J型XJR400Rは、それまでの4HM型から大幅な進化を遂げたモデルです。車両を構成する全部品の約3割にあたる250点ものパーツが変更され、よりスポーティでありながら日常使いの快適性も向上しました。

RH02J型の最大の特徴は、キャブレターの変更です。従来の4HM型で使われていたアルミニウムピストン型BS30キャブレターから、2000年のXJR1300と同タイプの軽量・樹脂製の翼型断面ピストンを内蔵した新型BSR30キャブレターに変更されました。この変更により、混合気の均一化が進み、市街地走行での扱いやすさや全回転域でのアクセルレスポンスが向上しています。

足回りにも大きな変更が加えられました。リム部の形状が変更された軽量リアホイールを採用し、後輪軸も従来の17mm径の中実タイプから20mm径の中空タイプに変更されました。これにより軽量化と高剛性化が同時に実現し、バネ下重量が2kg低減されています。タイヤも前後ともにバイアスタイヤからラジアルタイヤに変更され、グリップ力と接地感が向上しました。

ブレーキシステムも一新され、従来の住友製赤色キャリパーから軽量・高剛性のMOS(モノブロック)キャリパーに変更されました。これによりブレーキング性能の向上と同時に、メンテナンス性も改善しています。

環境性能の面では、排出ガス浄化を図るエア・インダクション・システム(二次空気導入装置)を新たに採用し、当時強化された排ガス規制に対応したことも特徴です。外観では、ダイナミックな新デザインのマフラー(初期は左右2本出し構成)や、ディンプル加工を施した新パターンのシートが採用され、乗り心地と着座感も向上しています。

こうした多数の改良の結果、車両重量は198kg(装備重量)と4HM型最終モデルより3kg軽量化されましたが、燃費は国交省届出値で41km/Lから31km/Lへと低下しています。これは排ガス浄化装置の追加などが影響していると考えられます。

シート高は780mmと4HM型最終モデルより20mm高くなっていますが、ディンプル加工されたシートにより足つき性は確保されています。

なお、RH02J型XJR400Rは2001年のモデルチェンジ以降も進化を続け、2003年12月のマイナーチェンジでは左右2本出しから4-2-1マフラー化と点火時期の見直しにより低中速域での加速フィールが向上し、盗難防止のイモビライザーが装備されるなどの改良が加えられました。2007年モデルを最後に生産が終了するまで、基本設計はこのRH02J型のものが使用され続けました。

RH02J型XJR400Rの主要スペック

項目 仕様
エンジン形式 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
排気量 399cc
最高出力 53PS/11,000rpm
最大トルク 3.6kg-m/9,500rpm
車両重量 198kg(装備重量)
タンク容量 20L
前後ブレーキ 油圧式ダブルディスク/油圧式ディスク
ブレーキキャリパー MOS(モノブロック)製
リアサスペンション オーリンズ製
タイヤ(前/後) 110/70ZR17/150/70ZR17(ラジアル)
燃費(60km/h定地走行時) 31km/L

エンジン性能と排気量の違い

XJR400Rのエンジンは、4HM型からRH02J型にかけて基本設計は変わらないものの、いくつかの重要な変更点があります。どちらも399ccの空冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載していますが、性能特性や排気ガス対策などに違いがあります。

排気量については、4HM型もRH02J型も同じ399ccで、ボア×ストロークも55mm×42mmと変更はありません。最高出力も53PS/11,000rpm、最大トルクも3.6kg-m/9,500rpmと公称値上の変化はないものの、エンジンの内部構造や燃料供給システムには大きな違いが存在します。

4HM型で採用されていたのはBS30×4のキャブレターでした。これに対してRH02J型では、樹脂製ピストンを採用したBSR30×4に変更されています。この樹脂製ピストンは、2000年のXJR1300と同タイプの軽量・翼型断面ピストンを内蔵したもので、混合気の均一化が進み、市街地走行での扱いやすさが向上しています。

また、RH02J型では排ガス規制対応のため、二次空気導入装置(エア・インダクション・システム)を新たに採用しています。これは、排気ポート部に新気を送り込むことで、未燃焼ガスを再燃焼させて排気ガスを浄化するシステムです。この装置の追加により、当時強化された排ガス規制に対応しましたが、その分燃費は低下しています。4HM型の燃料消費率が60km/h走行時で41km/Lだったのに対し、RH02J型では31km/Lとなっています。

エンジンの熱特性については、どちらも空冷エンジンであるため、水冷エンジンよりも冷却性能に課題がありました。特に暑い季節や渋滞時には、エンジン温度が上昇しやすく、それを抑えるためにオイルクーラーが標準装備されています。空冷エンジンの特性として、エンジンオイルの循環によって冷却を行う部分が大きいため、オイル交換は走行性能維持の上でも重要なポイントとなっています。

エンジンの味付けについては、4HM型のXJR400Rは「空冷最速」をコンセプトに開発されたため、高回転型のスポーツチューンがなされていました。特徴的なのは、わざとトルクの谷を作り、スポーツフィーリングを高めるための設計がされていたことです。RH02J型ではBSRキャブレターの採用やマフラーの改良により、低中速域での加速フィールが向上し、より扱いやすいエンジン特性となっています。

点火装置は両型式ともフルトランジスタ式ですが、2004年のRH02J型マイナーチェンジモデルでは点火時期の見直しが行われ、低中速域でのトルク特性がさらに向上しています。

エンジンオイル量については両型式とも同じで、全容量2.8L、オイル交換時2.0L、フィルター交換時2.4Lとなっています。推奨エンジンオイルの粘度グレードも10W-40と共通しています。

4HM型とRH02J型のエンジン性能比較表

項目 4HM型 RH02J型
エンジン形式 空冷4ストローク並列4気筒 空冷4ストローク並列4気筒
排気量 399cc 399cc
ボア×ストローク 55mm×42mm 55mm×42mm
圧縮比 10.7:1 10.7:1
最高出力 53PS/11,000rpm 53PS/11,000rpm
最大トルク 3.6kg-m/9,500rpm 3.6kg-m/9,500rpm
キャブレター BS30×4 BSR30×4(樹脂製ピストン)
二次空気導入装置 なし あり
燃費(60km/h走行時) 41km/L 31km/L
マフラー形状 左右2本出し(4-2構成) 初期:左右2本出し<br>後期:4-2-1

外観デザインの違いと見分け方

XJR400Rの4HM型とRH02J型は外観デザインにも明確な違いがあり、一目で見分けることができます。これら2つの型式の外観上の差異を知ることで、中古車選びの際にも役立つでしょう。

まず燃料タンクの形状が大きく異なります。4HM型の初期モデル(1995-1997年)は細めでコンパクトなタンクデザインでしたが、1998年のマイナーチェンジで容量が18Lから20Lに増加し、XJR1300と共通イメージのよりボリューム感のあるデザインに変更されました。RH02J型はこの20Lタンクを継承していますが、フォルムがより洗練され、タンクの曲面処理が異なります。

サイドカバーも大きな違いがあります。4HM型は比較的シンプルで角張ったデザインなのに対し、RH02J型ではより丸みを帯びた流線型デザインになっています。また、取り付けネジの位置も異なるため、パーツの互換性はありません。

テールカウルとテールライトも異なります。4HM型の初期モデルはコンパクトなテールカウルとシンプルなテールライトでしたが、1998年以降は跳ね上がったようなデザインのテールカウルとマルチリフレクターテールライトに変更されました。RH02J型ではさらに洗練されたデザインで、ライン処理や光の当たり方も変化しています。

ブレーキシステムも見分けるポイントです。4HM型は住友製の赤色キャリパーを装備しており、その特徴的な赤い色で判別できます。一方でRH02J型はMOS(モノブロック)製のキャリパーに変更され、シルバーやブラックの塗装になりました。

タイヤもわかりやすい判別ポイントです。4HM型はバイアスタイヤを装着しているのに対し、RH02J型ではラジアルタイヤが採用されています。タイヤサイズ表記を見れば、4HM型は「110/70-17」「150/70-17」のように表記され、RH02J型は「110/70ZR17」「150/70ZR17」と「ZR」が入るのが特徴です。

メーターパネルも違いがあります。4HM型の初期モデルはシンプルなアナログメーターでしたが、1998年のマイナーチェンジでツイントリップメーターと時計機能が追加されました。RH02J型はさらに洗練されたデザインとなり、2004年のマイナーチェンジではXJR1300と同じメーターパネルが採用されました。

マフラーデザインも大きく異なります。4HM型は左右2本出し(4-2構成)のマフラーですが、RH02J型では2001年モデルで新デザインの左右2本出しマフラーに変更され、2004年以降のモデルでは4-2-1タイプのマフラーが採用されました。

ステップ周りにも構造的な違いがあります。4HM型では後部座席と運転者のステップが一体型だったのに対し、RH02J型では別々になっており、これによりバックステップを装着した場合に構造変更が不要になりました。また、マフラー取付部も異なり、4HM型ではステップと同じ箇所からステーが出ていましたが、RH02J型ではリアサスからステーが付くように変更されています。

色彩やグラフィックパターンも年式によって大きく異なります。4HM型では銀色エンジンが一時期採用されましたが、黒色エンジンも多く見られます。RH02J型では年式によって様々なカラーリングが展開され、特に2005年以降のモデルでは1980年代のXJシリーズを彷彿とさせるグラフィックパターンが採用された年式もあります。

4HM型とRH02J型の外観の見分け方

部位 4HM型 RH02J型
燃料タンク 初期:18L/コンパクト<br>後期:20L/大型 20L/曲面処理が洗練
サイドカバー 角張ったデザイン 丸みを帯びた流線型
ブレーキキャリパー 住友製4ポット(赤色) MOS製(シルバーまたはブラック)
タイヤ表記 110/70-17(バイアス) 110/70ZR17(ラジアル)
マフラー 左右2本出し(4-2構成) 初期:左右2本出し<br>後期:4-2-1
ステップ構造 後部座席と運転者ステップが一体型 後部座席と運転者ステップが別体型
マフラー取付 ステップと同じ所から リアサスからステーが付く
特殊装備 なし イモビライザー(2004年以降)

サスペンションとブレーキシステムの変更点

XJR400Rの4HM型からRH02J型への進化において、サスペンションとブレーキシステムは大きく変更された部分の一つです。これらの変更により走行性能と安全性が向上し、ライダーにとってより扱いやすいバイクへと進化しました。

4HM型XJR400Rのサスペンションは、フロントにΦ41mmの正立テレスコピックフォーク、リアにはオーリンズ製のツインショックを標準装備していました。このオーリンズサスペンションはXJR400Rの最大の特徴の一つで、通常のXJR400と差別化された上級モデルであることを示すアイコンでもありました。オーリンズサスペンションはビルシュタインバルブ構造を採用し、常に安定したダンピングを誇り、路面に張り付くようなグリップ力を発揮していました。

サスペンションの硬さについては、XJR400Rは他のネイキッドバイクと比較して硬めに設定されていたことも特徴です。これはスポーツネイキッドとしての走行性能を重視したためで、最高のスポーツフィーリングを引き出すための設計でした。市街地での低速走行では少し硬さを感じるものの、ワインディングロードなどで回して走るとその性能が活きる設計となっていました。

RH02J型に移行してからも、オーリンズ製リアサスペンションは継承されましたが、セッティングは見直されています。また、新設計のスイングアームが採用され、剛性バランスが向上しました。これにより、さらに安定した走行性能が実現しています。

ブレーキシステムについては、4HM型と比較してRH02J型では大きな変更がありました。4HM型では前後ともに油圧式ディスクブレーキを装備し、特に前輪には住友製の4ポットキャリパー(赤色塗装)が採用されていました。一部では「ブレンボキャリパー」と説明されることもありますが、実際には純正装備は住友製が主流だったとされています。この赤いキャリパーは見た目にもXJR400Rの特徴的な部分となっていました。

RH02J型では前後のブレーキキャリパーが住友電工製のMOS(モノブロック)キャリパーに変更されました。MOSキャリパーはワンピース構造で、軽量かつ高剛性という特徴があり、ブレーキング性能が向上するとともに、熱によるブレーキフェードも抑制されるようになりました。

この変更には実用的な理由もありました。旧型キャリパーは長期間使用するとオイルシールなどの交換が必要になりますが、MOSキャリパーはメンテナンス性が向上し、部品調達も容易になっています。これは長期使用を考慮した変更でもありました。

ブレーキディスクについても微妙な変更が加えられており、ブレーキング時の制動力や熱処理が最適化されています。これらの変更は、実際の走行シーンで安心感をもたらす要素となりました。

また、ブレーキレバーの形状やブレーキタッチも改良され、よりダイレクト感のあるブレーキフィールとなりました。RH02J型ではブレーキシステム全体のバランスが見直され、初心者からベテランまで幅広いライダーが扱いやすいセッティングになっています。

ただし、これらの変更によって、純正パーツやカスタムパーツの互換性がなくなってしまった点には注意が必要です。4HM型用のブレーキパーツはRH02J型には直接装着できず、またその逆も同様です。カスタマイズを検討する場合は、事前に適合性をしっかり確認することが大切です。

4HM型とRH02J型のサスペンション・ブレーキ比較表

項目 4HM型 RH02J型
フロントフォーク Φ41mm正立テレスコピック Φ41mm正立テレスコピック(セッティング変更)
リアサスペンション オーリンズ製ツインショック オーリンズ製ツインショック(セッティング変更)
フロントブレーキ 油圧式ダブルディスク<br>住友製4ポット(赤色) 油圧式ダブルディスク<br>MOS(モノブロック)キャリパー
リアブレーキ 油圧式シングルディスク 油圧式シングルディスク<br>MOS(モノブロック)キャリパー
スイングアーム 標準型 新設計高剛性タイプ
ブレーキフィール スポーティ よりダイレクトで初心者も扱いやすい
メンテナンス性 部品の入手性に課題 標準的な部品で対応可能

タイヤとホイールの変更点

XJR400Rの4HM型からRH02J型への進化において、タイヤとホイールは走行性能に直結する部分として大きく変更された箇所です。これらの変更により、走行安定性やコーナリング性能が向上し、ライダーの意のままに操れるバイクへと進化しました。

4HM型XJR400Rでは、前輪に110/70-17、後輪に150/70-17サイズのバイアス構造タイヤが標準装備されていました。バイアス構造とは、タイヤ内部のコード(補強材)が斜めに配置されたタイプで、当時のネイキッドバイクでは一般的な構造でした。バイアスタイヤは耐久性に優れる一方で、高速走行時の安定性や路面追従性ではやや劣る面がありました。

ホイールについても、4HM型では標準的なアルミホイールが装備されていましたが、特に後輪ホイールは重量面での課題がありました。車体全体のバネ下重量が大きいと、サスペンションの動きが鈍くなり、路面の凹凸を拾いやすくなるため、走行性能や乗り心地に影響を与えます。

RH02J型に移行する際、タイヤは前後ともにラジアル構造に変更されました。前輪は110/70ZR17、後輪は150/70ZR17となり、サイズ表記の中に「ZR」が加わりました。このZRは高速走行にも対応できる高性能ラジアルタイヤであることを示しています。

ラジアル構造のタイヤは、コードが放射状(ラジアル)に配置されており、サイドウォール部分の柔軟性が向上し、路面への追従性が高まります。また、接地面の安定性も向上するため、コーナリング時のグリップ力が増し、より安心感のある走行が可能になりました。

ホイールについても大幅な改良が加えられ、特にリアホイールはリム部の形状が変更された軽量設計となりました。さらに後輪軸も従来の17mm径の中実タイプから20mm径の中空タイプに変更され、軽量化と高剛性化が同時に実現しました。

これらの変更により、バネ下重量が約2kg低減され、スポーティなフットワークが実現しました。バネ下重量の軽減は、サスペンションの動きを敏感にし、路面の凹凸に素早く対応できるようになるため、走行安定性と乗り心地の両方が向上しています。

タイヤの構造変更とホイールの軽量化による効果は、特にコーナリング時に顕著に表れます。バイクが傾いた際の接地感が向上し、ライダーの意思通りにラインを取りやすくなっています。また、荒れた路面での安定性も向上し、長距離走行時の疲労軽減にも寄与しています。

ただし、ラジアルタイヤはバイアスタイヤに比べて値段が高く、交換コストが上がる点には注意が必要です。また、オールラウンドな使用を考えると、バイアスタイヤの方が耐久性や悪路走破性で優れている場合もあります。

また、タイヤやホイールのスペックアップにより、駆動系への負荷も増加するため、チェーンやスプロケットなどの消耗部品の摩耗が早まる可能性もあります。定期的なメンテナンスがより重要になってきます。

4HM型とRH02J型の間でホイールの互換性はありますが、タイヤ構造が異なるため、適切なタイヤを選ぶ必要があります。カスタマイズを考える場合は、ホイールとタイヤの組み合わせに注意し、バランスの良いセッティングを心がけることが大切です。

4HM型とRH02J型のタイヤとホイール比較表

項目 4HM型 RH02J型
フロントタイヤサイズ 110/70-17 110/70ZR17
リアタイヤサイズ 150/70-17 150/70ZR17
タイヤ構造 バイアス ラジアル
フロントホイールリム MT 3.00×17 MT 3.00×17(仕様変更なし)
リアホイールリム MT 4.00×17 MT 4.00×17(形状変更・軽量化)
リア軸径 17mm径(中実タイプ) 20mm径(中空タイプ)
バネ下重量 標準 約2kg軽減
グリップ性能 標準 向上
価格(交換時) やや安価 やや高価
耐久性 高い やや低い

装備と快適性の向上ポイント

XJR400Rは4HM型からRH02J型へと進化する過程で、装備や快適性に関しても数多くの改良が施されました。単なるスペックアップだけでなく、日常使いやすさを向上させるための工夫が随所に見られます。

RH02J型で最も注目すべき装備の向上は、シートの改良です。4HM型でも1996年モデル以降は「ワイラックス」と呼ばれるヤマハ独自の衝撃吸収材がシートに内蔵されていましたが、RH02J型ではさらに進化し、ディンプル加工が施された新パターンシートが採用されました。このディンプル加工により、長時間の走行でも疲れにくく、足付き性や着座感も向上しています。

また、ハンドル周りにも改良が加えられました。RH02J型では低振動バックミラーが新たに採用され、エンジン振動によるミラー像のブレが低減されました。これにより後方視認性が向上し、安全性が高まっています。

メーターパネルについても大きな進化がありました。4HM型の初期モデルはシンプルなアナログメーターでしたが、1998年のマイナーチェンジでツイントリップメーターと時計機能が追加されました。さらにRH02J型の2004年モデルからはXJR1300と同じデザインの新型メーターが採用され、視認性と機能性が向上しています。

セキュリティ面では、2004年モデル以降のRH02J型にイモビライザーが標準装備されるようになりました。これはキーに内蔵されたICチップとエンジンコントロールユニットが通信を行い、正規のキー以外ではエンジンが始動しないシステムです。当時増加していたバイクの盗難対策として有効な装備でした。

燃料タンクについても、4HM型では初期は18Lでしたが、1998年以降は20Lに容量が増加し、RH02J型もこの20Lタンクを継承しています。これにより航続距離が伸び、給油頻度を減らすことができるようになりました。また、タンク形状も握りやすく、膝でホールドしやすいデザインに改良されています。

排気システムも大きく進化しました。RH02J型では新型サイレンサーが採用され、排気音質の向上と同時に排気ガスの浄化性能も高まりました。特に2004年以降のモデルでは左右2本出しから4-2-1マフラーに変更され、低中速域の加速フィールが向上しています。

快適性に関わる細かな部分では、RH02J型はステップ周りの構造も変更されました。4HM型では後部座席と運転者のステップが一体型だったのに対し、RH02J型では別体型になり、カスタマイズの自由度が高まりました。例えばバックステップを装着する場合に構造変更が不要になるなど、ユーザーフレンドリーな設計となっています。

さらに、ライダーの体格に合わせた調整性も向上しています。RH02J型ではハンドル位置やシート高など、ライディングポジションに関わる部分のカスタマイズがしやすくなっており、より多くのライダーが快適に乗車できるようになりました。

電装系統についてもRH02J型では信頼性が向上しています。接続部分の防水性が強化され、コネクタ類も信頼性の高いものに変更されています。これにより雨天時の走行でも電装トラブルが発生しにくくなっています。

こうした様々な改良の積み重ねにより、RH02J型はスポーティな走行性能を維持しながらも、日常使いの快適性が大幅に向上しました。4HM型と比較すると、装備面での充実度はRH02J型が明らかに優位に立っていると言えるでしょう。

装備と快適性の変化比較表

装備/快適性項目 4HM型 RH02J型
シート ワイラックス内蔵(1996年~) ディンプル加工新パターン
バックミラー 標準型 低振動タイプ
メーター アナログ(後期モデルは時計・ツイントリップ付き) 高機能アナログ(2004年以降XJR1300と同型)
セキュリティ なし イモビライザー(2004年以降)
燃料タンク容量 18L(初期)/20L(1998年以降) 20L
マフラー 左右2本出し(4-2構成) 左右2本出し(初期)/4-2-1(2004年以降)
ステップ構造 後部座席と運転者ステップが一体型 後部座席と運転者ステップが別体型
電装系統 標準 防水性・信頼性向上

カスタムパーツの互換性と選び方

XJR400Rをカスタマイズする際に重要となるのが、4HM型とRH02J型の間のパーツ互換性です。両型式は見た目や構造に多くの違いがあるため、カスタムパーツを選ぶ際には互換性をしっかり確認することが大切です。

まず外装パーツについては、タンクやサイドカバー、テールカウルなどは4HM型とRH02J型では互換性がありません。取り付け位置やボルトピッチが異なるため、部分的な交換は困難です。例えば4HM型のタンクをRH02J型に取り付けることはできませんし、その逆も同様です。全ての外装パーツを一式交換すれば見た目の変更は可能ですが、サイドカバーの取り付けネジ位置の違いなど、完全な互換性はないため注意が必要です。

エンジン関連のパーツについては、基本設計は同じなのでエンジン本体の互換性はある程度確保されています。例えば、4HM型のエンジンをRH02J型の車体に搭載することは技術的には可能です。しかし、排ガス規制の関係から、RH02J型の車体に4HM型のエンジンを載せ替えた場合、構造変更として車検が通らない可能性があります。逆に4HM型の車体にRH02J型のエンジンを載せる場合は、排ガス規制上の問題は少ないですが、取り付け位置の微調整が必要になることもあります。

キャブレターについては、4HM型のBS30とRH02J型のBSR30では構造が異なります。単純な交換は可能ですが、燃調の最適化など専門知識が必要となり、また排ガス規制への対応も考慮しなければなりません。キャブレターのオーバーホールやセッティングを行う際には、その型式に適したパーツやセッティング方法を選ぶことが重要です。

ブレーキ関連については、特に注意が必要です。4HM型の住友製赤色キャリパーとRH02J型のMOSキャリパーは取付部分の幅が異なるため、直接的な交換は不可能です。交換する場合はフロントフォークごと交換する必要があります。また、ブレーキディスクやパッドなども専用品を使用する必要があります。現在では旧型キャリパーの交換パーツは入手が難しくなっているものも多く、メンテナンス性を考えるとRH02J型のMOSキャリパーの方が有利と言えます。

サスペンション関連では、リアサスペンションは交換可能な場合が多いですが、取り付け寸法や特性を確認する必要があります。フロントフォークについては、内部構造は似ているものの、セッティングが異なるため、単純な交換よりも内部パーツの変更などでの対応が望ましいでしょう。

マフラーについても互換性の問題があります。4HM型(特に1998年以前)とRH02J型では、マフラーの取り付け位置が異なります。4HM型ではステップと同じ位置からマフラーステーが出ていましたが、RH02J型ではリアサスからステーが付く構造に変更されています。そのため、社外マフラーを選ぶ際には必ずその型式に合ったものを選ぶ必要があります。

電装品については、基本的な配線系統は共通していますが、RH02J型の方が新しい規格になっていることがあり、また2004年以降のイモビライザー装備車では更に互換性が低下します。メーターやライト類を交換する際には、配線の変更が必要になる場合もあります。

タイヤやホイールについては、サイズは同じですが、4HM型ではバイアスタイヤ、RH02J型ではラジアルタイヤが標準装備されています。ホイール自体の互換性はありますが、バイアスタイヤとラジアルタイヤでは特性が異なるため、車体特性に合わせた選択が必要です。

カスタムパーツを選ぶ際のポイントとしては、まず自分の車両の型式と年式を正確に把握することが重要です。そのうえで、目的に合ったパーツを選び、メーカーの適合表や専門知識を持つショップのアドバイスを参考にすると良いでしょう。また、純正パーツでは対応できない場合は、XJR400R専用に開発された社外パーツも多数存在するため、それらを活用することでオリジナリティのあるカスタムが可能になります。

カスタムパーツの互換性一覧表

パーツカテゴリ 互換性 注意点
外装(タンク/カウル) × デザイン、取付位置が異なる
エンジン本体 技術的には可能だが排ガス規制に注意
キャブレター 構造が異なるためセッティング要調整
ブレーキキャリパー × 取付幅が異なる、フォークごと交換が必要
サスペンション 取付寸法の確認が必要
マフラー × 取付位置が異なる
電装品 基本配線は共通だが型式専用品が望ましい
タイヤ/ホイール サイズは同じ、特性の違いに注意
チェーン/スプロケット 互換性あり
ハンドル周り 基本的に互換性あり

中古で選ぶなら4HMとRH02Jどちらがおすすめ?

中古バイク市場でXJR400Rを探す際、「4HM型と RH02J型のどちらを選ぶべきか」は多くの方が直面する悩みです。両型式にはそれぞれ特徴があり、一概にどちらが優れているとは言いきれません。ここではそれぞれの特徴を踏まえたうえで、どのような方にどちらの型式がおすすめかを解説します。

純粋なバイク乗りの感覚を求めるなら、4HM型を選ぶ方が多いようです。4HM型は排ガス規制前のモデルということもあり、エンジンのレスポンスが良く、特に空冷エンジン特有の鼓動感や排気音を楽しむことができます。エンジンサウンドを重視する方には、4HM型の方が満足度が高いでしょう。特に1998年以降のモデルはタンク容量も20Lになり、実用性も向上しています。

一方で装備や快適性を重視するなら、RH02J型の方が有利です。BSRキャブレターの採用やラジアルタイヤへの変更などにより、RH02J型は街乗りでの扱いやすさが向上しています。特に2004年以降のモデルはイモビライザーや4-2-1マフラーの採用により、セキュリティ面や走行性能がさらに強化されています。

メンテナンス性という観点では、RH02J型の方が有利な場合が多いです。4HM型の赤色キャリパーは現在部品の入手が難しくなっていますが、RH02J型のMOSキャリパーは比較的部品調達がしやすい状況です。また、RH02J型はステップ構造が改良されており、カスタマイズの自由度も高まっています。

コストパフォーマンスを考えると、状況は少し複雑です。4HM型は旧車人気やクラシックネイキッドの流行もあり、特に状態の良い車両は年々価格が上昇する傾向にあります。一方でRH02J型は比較的新しいモデルであり、4HM型ほどの希少価値はついていませんが、装備面では優れている場合が多いです。予算と求める車両の状態のバランスを考慮して選ぶことが大切です。

車検や維持費については、RH02J型の方が有利な面があります。4HM型は排ガス規制前のモデルなので、現行の厳しい規制には対応していません。そのため、マフラーなどを交換すると車検に通らない可能性があります。RH02J型は最初から排ガス規制に対応しているので、この点では安心です。

走行性能に関しては、どちらも基本的な出力は同じですが、キャラクターが異なります。4HM型は「わざとトルクの谷を作った」スポーティな特性を持ち、高回転域での走りを楽しむのに向いています。一方でRH02J型は低中速域のトルク特性が向上しており、街乗りでの扱いやすさが改善されています。

中古車を選ぶ際には、型式選びよりも個体の状態が重要な場合も多いです。同じ型式でも年式や使用状況、メンテナンス履歴によって状態は大きく異なります。特に車齢が古いXJR400Rの場合、定期的なメンテナンスがきちんと行われているかどうかが車両の価値を左右します。購入前にはエンジン音やオイル漏れ、電装品の動作など、細部まで確認することをおすすめします。

最終的には自分の価値観やバイクの使用目的に合わせて選ぶことが大切です。純粋なバイク乗りの感覚やカスタマイズの自由度を求めるなら4HM型、現代的な装備や扱いやすさを求めるならRH02J型が向いていると言えるでしょう。どちらを選ぶにしても、XJR400Rは空冷4気筒エンジンの魅力を持つ名車であり、適切なメンテナンスを施せば長く楽しめるバイクです。

中古選びの比較表: 4HM型 vs RH02J型

比較ポイント 4HM型 RH02J型 おすすめの人
エンジンフィール 高回転型、スポーティ 低中速トルク重視 4HM: スポーツ走行を楽しみたい人<br>RH02J: 街乗りが中心の人
サウンド 純粋な空冷サウンド やや抑えられた音質 4HM: サウンドにこだわる人
装備 シンプル 充実(特に2004年以降) RH02J: 快適性を重視する人
メンテナンス性 部品調達が難しい場合も 比較的部品入手しやすい RH02J: 長く乗り続けたい人
カスタマイズ性 パーツ選択肢が多い 制約が多い部分も 4HM: 自由なカスタムを楽しみたい人
車検対応 規制前のため注意が必要 規制対応済み RH02J: 車検を重視する人
中古価格 状態の良い車両は高騰傾向 比較的安定 予算に応じて判断
レアさ 生産年数が長く台数も多い 生産期間は短め 4HM: コレクター志向の人

総括:XJR400Rの4HMとRH02Jの違いとは?選び方とスペック比較

この記事をまとめると、

  • XJR400Rは1995年から販売され、型式は4HMから2001年にRH02Jに変更された
  • 4HM型は「空冷最速」をコンセプトに開発され、高回転スポーツ走行特性を持つ
  • RH02J型は約250点ものパーツが改良され、日常での扱いやすさが向上した
  • 両型式とも399cc空冷4気筒エンジンで53PS/11,000rpmだが、内部構造が異なる
  • 4HM型はBS30キャブレター、RH02J型は樹脂製ピストン採用のBSR30キャブレター
  • RH02J型は二次空気導入装置を装備し排ガス規制に対応したが燃費は低下した
  • 4HM型の赤色キャリパーは住友製4ポットが主流で、RH02J型はMOSキャリパー採用
  • RH02J型はバイアスからラジアルタイヤへ変更し、グリップ性能が向上した
  • RH02J型ではリアホイールが軽量化され、バネ下重量が約2kg低減された
  • マフラーは4HM型が左右2本出し、RH02J型後期は4-2-1に変更されている
  • RH02J型は2004年以降イモビライザーが標準装備となった
  • 4HM型とRH02J型では外装パーツの互換性はほぼない
  • エンジン本体は技術的には載せ替え可能だが、排ガス規制の関係で注意が必要
  • 純粋なバイク乗りの感覚を求めるなら4HM型、装備や快適性を重視するならRH02J型
  • 4HM型は希少価値から価格上昇傾向、RH02J型は部品調達がしやすく維持に有利
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