
出典:Kawasaki公式
カワサキZ900RSのリミッター解除によって最高速がどれほど変わるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。Z900RSには標準で180km/hのスピードリミッターが搭載されていますが、このリミッターを解除することで本来の性能を引き出すことができます。リミッター解除の最高速度は理論上では229.4km/hにもなり、バイク本来の走行性能を体感できるようになります。 しかし、リミッター解除にはメリットだけでなくデメリットも存在します。より速い走行が可能になる一方で、エンジンへの負担増加や故障リスクの上昇も考慮すべき点です。また、Z900RSにリミッターがあるのは安全性と法規制への対応が理由ですので、解除後の公道走行には十分な注意が必要です。 この記事では、Z900RSのリミッター解除について、その仕組みから最高速への影響、メリット・デメリット、そして安全なセッティング方法まで詳しく解説していきます。リミッター解除を検討している方にとって、判断材料となる情報をご提供します。
- Z900RSのリミッター解除で理論上の最高速が180km/hから229.4km/hに向上する仕組み
- リミッター解除のメリット・デメリットと故障リスクへの影響
- スプロケット変更やギア比調整による最高速度向上の具体的方法
- リミッター解除後の適切なセッティングとECUチューニングの重要性
Z900RSのリミッター解除で最高速はどう変わる?
カワサキ Z900RS
往年の名車「Z」のイメージを巧みに取り入れた、新しくも懐かしいスタイルがカッコいい❗️
水冷エンジン・リアモノサスにLEDヘッドライトやアシスト&スリッパークラッチなど、現代の技術を上手く融合させているのも好印象です#カワサキ#Z900RS pic.twitter.com/FpMJK7PbOv— レッドバロン【公式】 (@redbaron_BIKE) February 25, 2025
- Z900RSにリミッターはあるのか
- リミッター解除のメリットとデメリット
- 最高速度の理論値と実測値
- リミッター解除が故障リスクに与える影響
- 車検への影響と法的問題
Z900RSにリミッターはあるのか
Z900RSには実際にスピードリミッターが搭載されています。具体的には180km/hで作動するスピードリミッターが設定されており、この速度に達するとエンジンパワーが絞られ、それ以上の加速が抑制されます。
なぜリミッターが搭載されているのでしょうか。主な理由は安全性の確保と法規制への対応です。日本の公道では、一般道の最高速度は60km/h、高速道路では普通自動車や二輪車の場合は100km/h(区間によっては120km/h)、大型トラックなどは80km/hという法定速度が設けられています。メーカーはこれらの法規制を考慮しつつ、安全面や車両の耐久性を確保するために、速度制御装置を標準で装備しているのです。
ただし、Z900RSのリミッターは単なる速度制限だけではありません。具体的には以下のような制限が含まれています:
- 180km/hのスピードリミッター
- セカンダリースロットルの制限
- 5-6速のギアリミッター
また、Z900RSに搭載されているリミッターは、エンジンの回転数を制限するレブリミットとも密接に関係しています。Z900RSの最高出力は8500rpmで発生するため、レブリミットはそれよりやや高い回転数に設定されていると考えられます。このレブリミットによって、エンジンの過回転による損傷を防ぎつつ、最適なパフォーマンスを発揮できるよう設計されています。
結論として、Z900RSには安全性確保と法規制対応を目的とした180km/hのスピードリミッターが搭載されています。ライダーはこれらのリミッターの存在を理解し、安全な範囲で走行することが重要です。
リミッター解除のメリットとデメリット
Z900RSのリミッター解除には様々なメリットとデメリットが存在します。まず、主なメリットから見ていきましょう。
リミッター解除の最大のメリットは、バイク本来の性能を引き出せる点です。Z900RSは標準状態で最高速度が約229.4km/h(GPS計測で220km/h)に達する潜在能力がありますが、180km/hのスピードリミッターによってその性能が制限されています。リミッターを解除することで、理論上は最高速度が229.4km/hまで向上し、エンジン本来の性能を発揮できるようになります。
また、加速性能の向上も重要なメリットです。リミッター解除により、セカンダリースロットルバルブの開度制限が解除されるため、特に高回転域でのレスポンスが向上します。これにより、追い越しや高速道路での合流などがよりスムーズになる可能性があります。
さらに、低中速域でのトルク特性も改善される場合があります。ECUチューニングによるリミッター解除では、燃料噴射量や点火タイミングの最適化も同時に行われることが多く、これにより日常走行での扱いやすさが向上することもあります。
一方で、リミッター解除には以下のようなデメリットも存在します。
最も重要なデメリットはエンジンへの負荷増大です。リミッター解除によって高回転・高速走行が可能になると、エンジンにかかる負担が増加します。これにより、エンジン寿命が短くなるリスクや、冷却システムの負荷増大、タイヤの消耗増加などの問題が生じる可能性があります。
法的な問題も見逃せません。リミッターカット自体は違法ではありませんが、公道で法定速度を大幅に超える走行をした場合、スピード違反で取り締まりの対象となります。一般道で法定速度を30km/h超過すると、6点の減点と罰金が課せられ、免許停止処分となるリスクがあります。
また、車検への影響も考慮すべき点です。リミッターカットをしたバイクでも車検には基本的に通りますが、排気ガス規制や騒音規制に影響を与える可能性があります。場合によっては、車検時に一時的に元の状態に戻す必要があるかもしれません。
保証の問題も重要です。メーカー保証中のバイクでリミッター解除を行うと、保証が無効になる可能性があります。万が一エンジントラブルが発生した場合、修理費を全額自己負担することになるリスクがあります。
結論として、Z900RSのリミッター解除は性能向上というメリットがある一方で、エンジン寿命の短縮や法的問題、保証の無効化などのデメリットも伴います。これらのメリットとデメリットをよく理解し、自分の使用状況やニーズに合わせて慎重に判断することが重要です。
最高速度の理論値と実測値
Z900RSの6速はサーキットで使えないほど加速しませんが自分みたいなノーマル車では5速で180k出るし180k出たらリミッター効くし結局6速に上げる必要無しなんですよね
岡国の長いストレートでも6速上げません
ストレート真ん中くらいからリミッターめちゃ頑張ってますよ
なんかそれも楽しかったりして pic.twitter.com/lE7ydaT4ki— たけのん#46 (@takenonZ900RS) February 24, 2023
Z900RSの最高速度については、理論値と実測値に興味深い差があります。標準仕様のZ900RSは、理論上は最高出力が発生する8500rpmで6速走行時に約229.4km/hの速度に達することができます。このデータはエンジン回転数とギア比から計算された理論値であり、理想的な条件下での数値です。
しかし、実際の道路環境では様々な要因が影響するため、この理論値に完全に到達することは難しいとされています。GPS計測による実測値では約220km/hという報告があり、理論値との間に約10km/hの差が生じています。
一方、メーター表示では235-240km/h程度を示すことがありますが、これはスピードメーターが実際の速度より高めに表示される特性があるためです。メーカーはスピードメーターを意図的に若干高めに設定しており、法定速度を超過しないよう配慮しています。
Z900RSの最高速度に影響する要因はギア比だけではありません。空気抵抗も大きな要因となります。ネイキッドバイクであるZ900RSは、フルカウルを装備したスポーツバイクと比較して空力特性が劣るため、特に高速域での加速が抑制される傾向があります。具体的には、120km/h以降から風圧の影響が顕著になり、180km/h以上では急激に加速が鈍化します。
実走行での体験談によると、通常の乗車姿勢では140-150km/h程度が実用的な限界とされ、それ以上の速度では風圧により体が大きく後方に引かれる感覚があるといわれています。フルタックポジション(完全に伏せた状態)でも139mph(約224km/h)程度が実用的な最高速とされています。
ここで興味深いのは、スプロケット交換による最高速度の変化です。標準の15丁フロントスプロケットを18丁に変更すると、理論上の最高速度は275.3km/hまで向上しますが、同時に加速力は低下します。反対に12丁に変更すると、最高速度は183.5km/hに低下する一方、加速力は大幅に向上します。
リミッター解除後の最高速度については、標準スプロケットのままでも約253.6km/h(9400rpm時)まで向上する可能性があるとされていますが、実際にはネイキッドバイク特有の空力的制約により、この速度に到達することは困難でしょう。
2023年以降のモデルでは、スピードリミッターが撤廃されたという情報もありますが、6速ギアでの8500rpmでの理論上の最高速度には変化がないと考えられます。
このように、Z900RSの最高速度は理論値と実測値に差があり、特に実走行では風圧の影響が大きいため、カタログスペックや理論値よりも低い速度が実用的な限界となります。サーキットなど専用コースでの走行時を除き、公道では法定速度の遵守が最も重要です。
リミッター解除が故障リスクに与える影響
Z900RSのリミッター解除は性能向上が期待できる一方で、バイクの各部に様々な負荷をかけることになり、長期的に見ると故障リスクを高める可能性があります。
まず最も影響を受けやすいのはエンジン内部の部品です。Z900RSは標準状態でも十分なパワーを持つ948ccエンジンを搭載していますが、リミッター解除によって設計時の想定を超える高回転・高負荷での使用が可能になります。特に点火時期や燃料噴射量の調整が不適切な場合、エンジンのノッキング(異常燃焼)が発生するリスクが高まります。ノッキングはピストンやコンロッドなどの重要部品に過度な負荷をかけ、最悪の場合はエンジン内部の深刻な損傷につながる可能性があります。
また、高速走行時間が増えることで熱負荷も増大します。リミッター解除後は、従来よりも高速・高回転での走行が可能になるため、エンジンの発熱量が増加します。これにより冷却システムへの負担が大きくなり、冷却性能が追いつかない状況が発生するリスクがあります。過熱状態が続くとエンジンオイルの劣化が早まり、潤滑性能の低下によるエンジン内部の摩耗が加速する可能性があります。
トランスミッションやクラッチへの影響も見逃せません。高出力状態での頻繁な加速や高速走行により、これらの部品に対する負荷が増大します。特に急加速や高回転からのシフトダウンを繰り返すと、クラッチプレートの摩耗が早まったり、トランスミッションギアの損傷リスクが高まったりする可能性があります。
リミッター解除によって最も直接的な影響を受けるのは、おそらくエンジン制御システムです。ECUの書き換えによるリミッター解除は、燃料噴射や点火システムのパラメーターを変更することになりますが、これが不適切に行われると、センサー類への負担が増大し、故障のリスクが高まる可能性があります。特にO2センサーやスロットルポジションセンサーなどは、通常と異なる動作環境に置かれることで寿命が短くなることがあります。
タイヤやブレーキなどの消耗品も影響を受けます。高速走行の機会が増えると、タイヤの摩耗が早まるだけでなく、ブレーキパッドやディスクの消耗も加速します。また、高速からの急ブレーキを頻繁に行うことで、ブレーキフルードの温度上昇によるベーパーロック(ブレーキが効かなくなる現象)のリスクも高まります。
なお、これらの故障リスクは、適切なチューニングとメンテナンスによって軽減することが可能です。信頼できる専門ショップでのセッティングやこまめな点検整備を行うことで、リミッター解除後もバイクを安全に長く使用することができるでしょう。特にエンジンオイルやクーラント(冷却水)の交換頻度を上げること、定期的なバルブクリアランスの点検などが重要になります。
このように、Z900RSのリミッター解除は様々な故障リスクを高める可能性がありますが、適切なセッティングと丁寧なメンテナンスによって、そのリスクを最小限に抑えることが可能です。リミッター解除を検討する際は、これらのリスクとメンテナンスコストの増加も考慮した上で判断することをおすすめします。
車検への影響と法的問題

Ride Style
Z900RSのリミッター解除は、車検や法律との関係において複雑な問題をはらんでいます。まず基本的な事実として、バイクのリミッターカットそのものは違法行為ではありません。違法とされる「大型貨物自動車」のリミッターカットとは異なり、バイク(自動二輪車)のリミッター解除は法律で明確に禁止されているわけではないのです。
しかし、車検との関係では注意が必要です。Z900RSのリミッターを解除しても、一般的には車検に通過することが可能とされています。なぜなら、通常の車検では、フルスピードでの走行チェックは行われず、せいぜい時速40km程度までのスピードメーターの動作確認程度で終わるからです。ただし、これは車検制度の限界によるものであり、厳密に言えばリミッター解除は「保安基準に適合する状態」から外れている可能性があります。
特に排気ガス規制や騒音規制に影響を与えるようなリミッター解除の場合、車検で問題となるリスクが高まります。例えば、ECUチューニングによって燃料噴射量が大幅に増加すると、排気ガス中の有害物質が規制値を超える可能性があります。また、エキゾーストシステムの改造を伴うリミッター解除の場合、騒音値が基準を超えることも考えられます。
法的な問題としては、公道での速度超過が最も重要です。リミッター解除によって高速走行が可能になっても、公道での法定速度は変わりません。一般道では最高60km/h、高速道路では普通自動車や二輪車の場合は100km/h(区間によっては120km/h)という制限があります。これを超える速度で走行した場合、スピード違反として取り締まりの対象となります。特に30km/h以上の速度超過は重大な違反とされ、6点の減点と免許停止処分の対象となりえます。
さらに、保険との関係も無視できない問題です。リミッター解除など車両の大幅な改造を行った状態で事故を起こした場合、保険会社が「契約時と異なる状態での使用」と判断し、保険金の支払いを拒否または減額する可能性があります。これは特に任意保険において顕著で、改造内容を保険会社に申告していない場合、トラブルの原因となります。
また、メーカー保証に関する問題も存在します。一般的に、リミッター解除などの大幅な改造を行うと、メーカー保証が無効になる可能性が高くなります。これは、改造によって車両が本来の設計仕様から逸脱した状態で使用されることになり、メーカーが想定していない故障やトラブルが発生するリスクが高まるためです。保証期間中のバイクでリミッター解除を検討する場合は、この点も考慮する必要があります。
このように、Z900RSのリミッター解除は車検や法律との関係において微妙な位置づけにあります。車検に通過する可能性は高いものの、公道での速度超過は明確な違反行為であり、保険やメーカー保証にも影響を及ぼす可能性があります。リミッター解除を検討する際は、これらの法的リスクも十分に考慮した上で判断することが重要です。サーキットなど専用コースでの使用を主な目的とする場合は、これらのリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
Z900RSのリミッター解除と最高速のカスタム方法
- ECUチューニングの基本と仕組み
- スプロケット変更による最高速への影響
- ギア比調整で最高速を引き出す方法
- フルパワー化と最高速の関係
- 安全に最高速を出すための条件
- リミッター解除後の最適なセッティング
チューニングの基本と仕組み
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— ライコランド埼玉店 (@ricoland_sa) November 24, 2022
Z900RSのパフォーマンスを最大限に引き出すECUチューニングには、様々な側面があります。ECUとは「エンジンコントロールユニット」の略で、エンジンの動作を電子的に制御する頭脳のような役割を担うコンピューターです。Z900RSに搭載されたECUは、燃料噴射量、点火タイミング、スロットルバルブの開度など、エンジンの重要な機能を制御しています。
ECUチューニングでは、このコンピューターのプログラムを書き換えることで、バイクの性能を向上させます。Z900RSの場合、主に以下のような項目が調整対象となります:
- 燃料噴射マップの最適化
- 点火タイミングの調整
- セカンダリースロットルバルブの開度制限解除
- 180km/hのスピードリミッター解除
- レブリミット(回転数上限)の変更
Z900RSのECUチューニングを行う方法はいくつかあります。最も一般的なのは専門店に依頼する方法です。この場合、ECUを取り外して専門店に送付し、専用の装置を使って書き換えを行います。所要時間は数時間〜1日程度で、費用は4〜5万円程度が相場です。
また、プラグインタイプのサブコンピューター(サブコン)を追加する方法もあります。これはECUには直接手を加えず、ECUからの信号を途中で改変するデバイスを取り付けるものです。比較的安価(2〜3万円程度)で、取り付けも簡単ですが、ECU書き換えほどの効果は期待できません。
Z900RSのECUチューニングで最も注目される機能は、180km/hで作動するスピードリミッターの解除です。これにより、バイク本来の性能を引き出すことが可能になります。ただし、リミッターを解除するだけではなく、同時にセカンダリースロットルバルブの開度制限も解除することで、より効果的なパフォーマンス向上が期待できます。
ECUチューニングを行う際に注意すべき点として、燃料マップと点火マップのバランスがあります。単に出力を上げようとして過度に燃料を増量したり、点火時期を進角させすぎたりすると、ノッキングやエンジン過熱の原因となります。信頼できる専門店では、シャシダイナモメーターを使用して実際の出力を測定しながら、最適なセッティングを行います。
2023年以降のZ900RSモデルでは、一部の情報によるとスピードリミッターが標準で撤廃されている可能性があります。しかし、セカンダリースロットルの制限や燃料・点火マップの最適化など、他の側面でのECUチューニングのメリットは依然として存在します。
Z900RSのECUチューニングは、専門的な知識と機材が必要な作業です。DIYでの実施は基本的に推奨されません。不適切なチューニングはエンジン損傷などの重大なトラブルを引き起こす可能性があるため、必ず実績のある専門店に依頼することが重要です。
ECUチューニングを検討する際は、自分の走行スタイルや目的に合ったセッティングを選ぶことが大切です。サーキット走行を主な目的とするなら最大出力重視の設定、街乗りメインなら低中速トルク重視の設定というように、用途に応じたチューニングを依頼するとよいでしょう。
最後に、ECUチューニング後はエンジン特性が変化するため、慣らし運転が必要です。急激な加速や高回転の連続使用は避け、エンジンの状態を慎重に確認しながら徐々に馴染ませていくことをお勧めします。
スプロケット変更による最高速への影響
Z900RSの最高速度を調整する方法として、スプロケット変更は比較的手軽かつ効果的な手段です。スプロケットとは、チェーンが噛み合う歯車のことで、エンジンの動力をリアホイールに伝える役割を担っています。Z900RSには、エンジン側に装着されるフロントスプロケット(ドライブスプロケット)と、リアホイール側に装着されるリアスプロケット(ドリブンスプロケット)の2つがあります。
これらのスプロケットの歯数を変更することで、ギア比(減速比)が変わり、最高速度と加速力のバランスを調整することができます。標準仕様のZ900RSでは、フロントスプロケットが15丁、リアスプロケットが42丁に設定されています。この組み合わせでの理論上の最高速度は、8500rpm(最高出力発生回転数)時に約229.4km/hとなります。
フロントスプロケットの歯数を増やすと、ギア比が高くなり(数値としては小さくなり)、最高速度が向上します。例えば、フロントを15丁から16丁に変更すると、最高速度は約244.7km/hに向上する計算になります。さらに17丁にすると約259.9km/h、18丁では約275.3km/hまで理論上は向上します。
一方で、フロントスプロケットの歯数を減らすと、ギア比が低くなり(数値としては大きくなり)、加速力が向上します。例えば、フロントを15丁から14丁に変更すると、最高速度は約214.1km/hに低下しますが、1速での最大駆動力は421.7kgmから451.8kgmに向上します。さらに12丁にまで減らすと、最高速度は約183.5km/hに低下する一方、最大駆動力は527.1kgmまで向上します。
リアスプロケットの変更も同様の効果をもたらしますが、影響の度合いは異なります。リアスプロケットの歯数を減らすとギア比が高くなり(減速比が小さくなり)、最高速が向上します。例えば、リアを42丁から39丁に減らすと、最高速度は約247.0km/hに向上する計算になります。逆に歯数を増やすとギア比が低くなり(減速比が大きくなり)、加速力が向上します。44丁では最高速度が約219.0km/hに低下する一方、加速力は向上します。
以下に、フロントスプロケット変更時の各ギアでの最高速度変化を表で示します:
フロントスプロケット変更時の各ギアの最高速度(km/h)
ギア | 14丁 | 15丁(標準) | 16丁 | 17丁 |
---|---|---|---|---|
1速 | 70.9 | 76.0 | 81.0 | 86.1 |
2速 | 100.5 | 107.7 | 114.8 | 122.0 |
3速 | 125.3 | 134.3 | 143.2 | 152.2 |
4速 | 146.8 | 157.3 | 167.7 | 178.2 |
5速 | 169.2 | 181.3 | 193.4 | 205.5 |
6速 | 214.1 | 229.4 | 244.7 | 259.9 |
スプロケット変更を検討する際の重要なポイントは、最高速度と加速力のトレードオフ関係です。最高速度を向上させるようなスプロケット変更を行うと、その代償として加速力が低下します。街乗りやワインディングロードを楽しむことが多いライダーにとっては、加速力の低下はデメリットとなるかもしれません。
また、スプロケット変更は速度計の表示にも影響します。標準と異なるスプロケット比にすると、速度計の誤差が大きくなります。特に最高速が伸びる方向へのスプロケット交換の場合、表示速度と実際の速度の差が広がり、知らず知らずのうちにスピード違反となるリスクがあります。
スプロケット変更のもう一つの側面は、エンジン回転数への影響です。例えば、フロントスプロケットを16丁に変更すると、100km/h走行時のエンジン回転数が3710rpmから3470rpmに低下します。これにより、高速巡航時のエンジン負荷が減少し、振動や騒音が低減するとともに、燃費も向上する可能性があります。
ただし、過度にギア比を高くすると、発進時や低速走行時にエンジンの回転が上がりにくくなり、扱いにくさを感じることがあります。特に街中での頻繁な発進停止がある場合には、注意が必要です。
このように、Z900RSのスプロケット変更は最高速度に大きな影響を与えますが、単に最高速度を上げることだけを考えるのではなく、自分の走行スタイルや環境に合わせた最適なバランスを見つけることが重要です。加速と最高速、そして巡航時の快適性のバランスを考慮し、最適なスプロケット組み合わせを選択しましょう。
ギア比調整で最高速を引き出す方法
#z900rsカスタム #Z900RS #モリワキ
本物鉄馬号でサーキット走行した!
サイコー過ぎる pic.twitter.com/JCoV7X6FTb— モブ (@mobstr502621) May 21, 2023
Z900RSの潜在能力を最大限に引き出すためには、ギア比の調整が効果的です。ギア比とは、エンジンの回転をどれだけの比率でリアホイールに伝えるかを示す数値で、この比率を変更することで加速特性や最高速が大きく変わります。
Z900RSの標準仕様では、6速ギア比は0.966で設定されており、これに一次減速比1.627と二次減速比2.800を掛けた総減速比は4.401となっています。この数値が小さいほど高速域に有利で、大きいほど加速力に有利という特性を持っています。
ギア比を調整する主な方法は、前後のスプロケット歯数の変更です。しかし、単に最高速度を追求するだけでなく、実用性も考慮すべきでしょう。特にZ900RSはネイキッドバイクのため、高速走行時の風圧も考慮に入れる必要があります。
最高速を引き出すギア比調整の具体的な方法として、以下のようなアプローチがあります:
- フロントスプロケットの歯数増加: 標準の15丁から16丁や17丁に増やすことで、総減速比が小さくなり、最高速が向上します。16丁に変更した場合、8500rpmでの理論上の最高速は244.7km/hに達します。同時に100km/h走行時の回転数も3710rpmから3470rpmに低下し、高速巡航時の快適性が向上します。
- リアスプロケットの歯数減少: 標準の42丁から39丁や40丁に減らすことも、同様に最高速向上につながります。例えば39丁に変更すると、最高速は247.0km/hまで向上する理論値が得られます。
- 両方の組み合わせ: フロントとリアの両方を同時に変更することで、より細かい調整が可能になります。例えば、フロント16丁・リア39丁の組み合わせでは、標準よりもさらに高い最高速と、それでいて適度な加速力を得ることができます。
ただし、ギア比を高速寄りに調整する際には、いくつかの注意点もあります。まず、低速域でのトルク感が薄れ、発進時や低速走行時の扱いにくさが生じる可能性があります。特に街中での走行が多い場合は、このデメリットを考慮する必要があるでしょう。
また、極端なギア比変更はチェーンの張り調整にも影響します。フロントスプロケットを大幅に変更する場合は、チェーン長の調整が必要になることがあります。さらに、過度な変更はチェーンやスプロケットの摩耗を早める可能性もあります。
ギア比調整の効果を最大限に引き出すためには、ECUのリミッター解除と組み合わせることも検討価値があります。リミッター解除されていないZ900RSでは、180km/h付近でスピードリミッターが作動するため、いくらギア比を高速寄りに設定しても、その恩恵を十分に受けることができません。リミッター解除と適切なギア比調整を組み合わせることで、バイク本来の性能を引き出すことが可能になります。
実際のライディングスタイルや用途に合わせたギア比選びも重要です。例えば、サーキット走行をメインとする場合は最高速重視の設定、ワインディングロードを楽しむなら中速域でのレスポンスを重視した設定など、目的に応じた調整を行うことで、Z900RSの走行性能をより自分好みにカスタマイズできます。
最後に、ギア比変更後はスピードメーターの表示に誤差が生じることがある点に注意が必要です。特に最高速が伸びる方向への変更の場合、実際の速度よりメーター表示が低く出ることがあり、意図せずスピード違反となるリスクがあります。GPS速度計などで実際の速度を確認しながら、新しいギア比に慣れていくことをお勧めします。
ギア比調整は、比較的低コストで効果的に最高速と加速特性を変更できる手段ですが、メリットとデメリットを理解した上で、自分のライディングスタイルに合った最適な設定を選ぶことが大切です。
フルパワー化と最高速の関係
Z900RSのフルパワー化と最高速の関係は、多くのライダーが関心を持つテーマです。Z900RSは標準状態でも111PSという十分なパワーを持っていますが、実はさらなるポテンシャルを秘めています。これは同じエンジンを搭載するZ900との比較で明らかになる点です。
Z900RSとZ900は基本的に同じ948ccエンジンを搭載していますが、Z900が125PS程度の出力を発揮するのに対し、Z900RSは111PSに抑えられています。この差は、主にECU(エンジンコントロールユニット)の設定によるものです。Z900RSは、クラシカルなデザインに合わせて、低中速域でのトルク特性を重視した設定になっています。
フルパワー化とは、このECU制御を解除し、エンジン本来の性能を引き出す調整のことを指します。具体的には以下のような変更が含まれます:
- セカンダリースロットルバルブマップの制限解除
- 6600rpm以降の出力制限の解除
- 6速ギアでの回転数制限の解除
- 180km/hスピードリミッターの解除
これらの制限を解除することで、Z900RSは理論上、標準の229.4km/h(8500rpm時)から約240-245km/h程度まで最高速が向上する可能性があります。ただし、ネイキッドバイクとしての空力的な制約があるため、実際にはこの理論値に達することは難しいでしょう。
フルパワー化のメリットは、単に最高速が向上するだけではありません。高回転域でのパワー向上により、中間加速性能も大幅に改善されます。例えば、100-200km/h加速が標準では11.3秒程度かかるところが、フルパワー化によって短縮される可能性があります。これは高速道路での追い越しや合流時に余裕を持った走行を可能にします。
また、フルパワー化によってセカンダリースロットルの動きがよりダイレクトになることで、アクセルレスポンスが向上します。これにより、スロットル操作に対するエンジンの反応が素直になり、より意のままの走行感覚が得られるようになります。
一方で、フルパワー化にはいくつかの注意点もあります。まず、ECU書き換えだけでなく、サブスロットルマップの適切な調整が必要です。不適切な調整は、エンジンの挙動を不安定にし、ドンツキ(急激なトルク変化による車体の前後揺れ)などの問題を引き起こす可能性があります。信頼できる専門店での調整が推奨されます。
また、フルパワー化によって排気ガス特性が変化する可能性があるため、車検適合性に影響を与える場合があります。これは特に排ガス規制が厳しい地域では考慮すべき点です。
燃費面での影響も無視できません。出力向上に伴い、燃料消費量が増加することが予想されます。特に高回転域での走行時には、標準状態よりも燃費が悪化する傾向があります。
フルパワー化とギア比調整を組み合わせることで、さらに最適な走行特性を得ることができます。例えば、フルパワー化によって高回転域でのパワーが向上した場合、フロントスプロケットを16丁に変更して最高速をさらに引き上げる、あるいは加速重視のセッティングにしたい場合はリアスプロケットを44丁に変更するなど、様々な組み合わせが考えられます。
最終的な最高速については、バイク自体の能力だけでなく、ライダーの姿勢や体格、気象条件などの要因にも大きく影響されます。特にネイキッドバイクであるZ900RSでは、120km/h以降から風圧が顕著になり、実用的な最高速度は理論値よりも低くなる傾向があります。フルタックポジション(完全に伏せた姿勢)でも、139mph(約224km/h)程度が実用的な限界とされています。
フルパワー化を検討する際は、単に最高速を追求するだけでなく、日常の使用状況や自分の走行スタイルに合った調整を選ぶことが重要です。サーキット走行をメインとするなら最大限のパワーを引き出す設定、街乗りやツーリングがメインなら低中速域でのトルク特性を損なわない範囲での調整など、目的に応じた選択をすることで、Z900RSの魅力をさらに高めることができるでしょう。
安全に最高速を出すための条件
おはようございます☀
それでは筑波サーキットまで️ブンブンしますよ皆様宜しくお願い致します。#Z900RS pic.twitter.com/2F3wXO9rpq
— ゴリ (@gorigori0088) December 16, 2023
Z900RSで最高速を安全に出すためには、様々な条件を整える必要があります。まず何よりも重要なのは、適切な場所での走行です。公道での最高速チャレンジは危険なだけでなく、法律違反となります。安全に最高速を体験したい場合は、サーキットやテストコースなど、専用の閉鎖環境で行うことが絶対条件です。
次に重要なのは路面状況です。平坦で直線的なコースであること、路面が乾燥していることが安全確保の基本となります。わずかな路面の凹凸や湿り気も高速走行時には大きなリスク要因となるため、これらの条件を満たす環境を選ぶことが重要です。また、十分な距離が確保できるコースであることも必要条件です。最高速に達した後、安全に減速するためのスペースも考慮しなければなりません。
気象条件も見逃せない要素です。風の影響は高速走行時に特に顕著になります。特に横風は車体の安定性を大きく損ないます。また、気温も重要な要素で、エンジンの性能を最大限に発揮するためには、極端な低温や高温を避けた中程度の気温が理想的です。晴れて視界が良好な状況も、安全な高速走行のためには欠かせない条件となります。
Z900RSを最高速で走らせるためには、車両の準備も十分に行うことが重要です。特に以下の点に注意を払いましょう:
- タイヤの状態: 新しく、適切な空気圧に調整されたタイヤは高速走行の安全性を大きく左右します。摩耗したタイヤや、不適切な空気圧は高速走行時の危険因子となります。特にZ900RSの場合、スポーツタイヤを装着することで、高速域での安定性が向上します。
- ブレーキシステム: ブレーキフルードの状態やパッドの摩耗具合を確認し、必要に応じて交換やメンテナンスを行います。高速からの制動は大きな熱を発生させるため、ブレーキシステムの健全性は極めて重要です。
- チェーン調整: 駆動系のメンテナンスも欠かせません。チェーンの張りが適切であることを確認し、必要に応じて潤滑も行います。高速でのチェーントラブルは重大事故につながりかねません。
- 空力的な準備: ネイキッドバイクであるZ900RSは高速での風圧が大きな課題となります。ウインドスクリーンの装着や、フルタックポジションが取れるようなセッティングは、最高速を出すための重要な条件です。セパレートハンドルへの変更も姿勢の安定化に有効です。
- サスペンション設定: 高速での安定性を高めるためには、サスペンションの適切な調整も重要です。特にフロントフォークの減衰力やリアショックのプリロードなどを、高速走行に適した設定にすることで、安定性が向上します。
ライダー自身の準備も重要です。体力と集中力は高速走行には欠かせない要素であり、体調が優れない日の無理な挑戦は避けるべきです。また、適切なプロテクション装備(皮製のツナギ、バックプロテクター、フルフェイスヘルメットなど)の着用も安全確保には必須です。
実際の走行テクニックも重要な要素です。Z900RSで最高速を目指す場合、120km/h以降は著しい風圧を感じ始めるため、フルタックポジションをしっかりと維持することが必要になります。また、高速域でのハンドル操作は極力抑え、滑らかで小さな動きにとどめることで安定性を保つことが重要です。
ギア選択も重要な要素です。Z900RSの最高出力は8500rpmで発揮されるため、6速ギアで8500rpm付近の回転数を維持できるよう、加速していくことが理想的です。ただし、エンジンに無理な負荷をかけないよう、油温や水温も注視する必要があります。
このように、Z900RSで安全に最高速を出すためには、適切な環境選び、車両の十分な整備、ライダー自身の準備と技術など、多くの条件が整うことが必要です。これらの条件を満たし、段階的に速度を上げていくアプローチを取ることで、より安全に最高速度を体験することができるでしょう。
リミッター解除後の最適なセッティング
Z900RSのリミッター解除を行った後、バイクの性能を最大限に引き出し、同時にライダビリティを確保するためには、適切なセッティングが不可欠です。リミッター解除だけを行っても、その効果を十分に活かすには、車両の各要素を総合的に調整する必要があります。
まず重要となるのは、ECUセッティングの最適化です。単にリミッターを解除するだけでなく、燃料噴射マップと点火タイミングの調整が重要です。多くの専門店では、シャシダイナモメーターを使用して実際の出力を測定しながら、エンジン回転数や負荷に応じた最適な燃料供給量と点火時期を設定します。特に注目すべきは以下の要素です:
- 燃料マップの調整: リミッター解除後は、特に高回転域での燃料供給量の最適化が重要です。燃料が不足すると出力低下や最悪の場合エンジン焼き付きのリスクがあり、過剰だと燃費悪化や排気ガス悪化につながります。Z900RSの場合、特に6500-9000rpm帯での燃料調整が重要となります。
- 点火タイミングの最適化: 点火時期の調整も重要な要素です。早すぎる点火はノッキングの原因となり、遅すぎると出力低下につながります。バランスの取れた点火マップを作成することで、エンジンの耐久性を損なわずに最大パフォーマンスを引き出せます。
- セカンダリースロットルバルブの調整: Z900RSのセカンダリースロットルバルブの開度制限を解除することは、アクセルレスポンスの向上に効果的です。しかし、単に全開にするだけでなく、各回転数・負荷ごとに適切な開度を設定することで、スムーズなパワー特性を実現できます。
- アクセルオフ時の燃料カット調整: エンジンブレーキの強さに影響するこの調整は、ライダビリティに大きく関わります。特にZ900RSではアクセルオフ時のドンツキ(急激な減速感)が発生しやすい傾向があるため、燃料カット開始回転数を適切に設定することで、より滑らかな走行感を得られます。
次に重要なのは、駆動系のセッティングです。リミッター解除によって利用可能になった高速域でのパフォーマンスを最大限に活かすためには、スプロケット比の最適化が効果的です。標準では15丁(フロント)/42丁(リア)の組み合わせですが、使用目的に応じて調整が可能です:
- 最高速重視:フロント16丁/リア40丁などの組み合わせにより、ギア比を高くすることで最高速が向上します。
- バランス重視:フロント15丁/リア41丁など、標準に近い設定で、加速と最高速のバランスを取ります。
- 加速重視:フロント14丁/リア43丁などで、発進加速や中間加速を重視したセッティングになります。
サスペンションセッティングも、リミッター解除後の高速性能を活かすには重要な要素です。特に以下の点に注意を払うべきです:
- フロントフォークの設定: 高速走行時の安定性を確保するため、適切な減衰力と正確なコーナリング特性を両立させる必要があります。減衰力が強すぎると路面からの情報が伝わりにくくなり、弱すぎるとフロントの安定性が損なわれます。
- リアショックの調整: リアサスペンションのセッティングもバランスが重要です。特にプリロードと伸び側減衰を適切に調整することで、高速コーナリング時の安定性と、直進安定性を両立できます。
- 車高調整: わずかなローダウン(2cm程度)によって重心が下がり、高速域での安定性が向上する場合があります。ただし、バンク角の制限にも影響するため、バランスを考慮した調整が必要です。
エアロダイナミクスの改善も見逃せないポイントです。ネイキッドバイクであるZ900RSは風圧の影響を大きく受けるため、以下のような対策が効果的です:
- ウインドスクリーンの装着: 大型のウインドスクリーンを装着することで、ライダーへの風圧が軽減され、より高い速度での走行が容易になります。ただし、過度に大きなスクリーンは風の乱れを生じさせることがあるため、バランスが重要です。
- カウル類の追加: ラジエターカバーやアンダーカウルなどを追加することで、バイク全体の空力性能が向上し、高速域での安定性が増します。
最後に、メンテナンス面でのポイントも重要です。リミッター解除後は車両への負担が増加するため、以下のような点に特に注意を払う必要があります:
- エンジンオイルの交換頻度: 通常よりも高回転・高負荷での使用が増えるため、エンジンオイルの交換間隔を短縮することをお勧めします。質の高いオイルを選択し、定期的な交換を行うことでエンジンの耐久性を確保できます。
- バルブクリアランスの点検: 高回転域での使用が増えると、バルブクリアランスの狂いが発生しやすくなります。定期的な点検と調整を行うことで、エンジン性能を最適に保つことができます。
- 冷却システムの点検: 高出力状態での走行が増えると冷却システムへの負担も増加します。冷却水の定期的な交換や、ラジエターの清掃を怠らないようにしましょう。
これらのセッティングとメンテナンスを適切に行うことで、リミッター解除後のZ900RSはより高いパフォーマンスと、優れたライダビリティを両立することができます。ただし、個々のライダーの体格や走行スタイル、使用環境によって最適なセッティングは異なるため、専門店のアドバイスを参考にしながら、段階的に調整していくことをお勧めします。
総括:Z900RSのリミッター解除による最高速と走行性能の変化
この記事をまとめると、
- Z900RSには180km/hで作動するスピードリミッターが設定されている
- リミッター解除により理論上の最高速は229.4km/hまで向上する
- GPS計測による実測値では最高速は約220km/h
- リミッター解除の主なメリットはバイク本来の性能を引き出せる点
- リミッター解除のデメリットはエンジンへの負荷増大や保証の無効化
- ネイキッドバイクの風圧により実用的な最高速は140-150km/h程度
- スプロケット交換も最高速向上に効果的な手段である
- フロントスプロケットを16丁に変更すると最高速は約244.7km/hに
- フロント歯数を減らすと加速力が向上し最高速は低下する
- リミッター解除は法的には違法ではないが速度超過は違反になる
- ECUチューニングはシャシダイナモで適切な調整が必要
- 安全に最高速を出すにはサーキットなど専用コースでの走行が必須
- リミッター解除後は適切なセッティングとメンテナンスが重要
- フルパワー化により111PSから125PS程度まで出力向上が期待できる
- 高速域での安定性向上にはウインドスクリーン装着が効果的