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R1-Zの最高速度について語るとき、多くのライダーはその記憶に残る加速性能を思い起こすことでしょう。1990年代に登場したこの2ストロークネイキッドバイクは、当時の250ccクラスにおいて、他に類を見ないほどのパワフルなエンジンと軽快なハンドリングで、多くのライダーを魅了しました。しかし、R1-Zのカタログには最高速度の記述がありません。これは当時の自主規制によるものですが、ライダーにとって、その実際の性能は非常に気になる点です。この記事では、R1-Zの最高速度はもちろんのこと、最高出力、気になる燃費、そして維持する上で知っておきたい弱点や、個性を際立たせるカスタム情報まで、R1-Zの魅力を余すところなく解説します。さまざまなデータやオーナーたちの実体験に基づき、R1-Zの性能と魅力に迫ります。かつてこのバイクに憧れた方も、これからR1-Zを知る方も、ぜひこの世界をお楽しみください。
- R1-Zのカタログスペックに最高速度の記載がない理由
- R1-Zのおおよその実測最高速度と、それが変動する要因
- R1-Zの最高出力の変遷(初期型と後期型の違い)
- 最高速度だけでなく、R1-Zの持つ他の魅力(ハンドリングや加速感など)
R1-Zで探る最高速の世界
#YAMAHA
トレンドにあったので!ふと振り返るとYAMAHAに1番多く乗ってる気がする
特別お気に入りのメーカーはないが原チャリ時代からYAMAHA多かったな〜
今欲しいなら写真のR1-Zですね! カッコいいな〜 pic.twitter.com/tJwu5CWr7E— きまぐれライダー (@kimagureInazuma) February 22, 2024
- R1-Zの最高速度
- R1-Zのスペック
- R1-Zの最高出力
- R1-Zの燃費性能
- R1-Zの弱点とは?
- R1-Zカスタム:チャンバーの効果
- R1-Zをフルパワーにする方法
- R1-ZのRZ仕様について
R1-Zの最高速度
R1-Zの最高速度について解説いたします。R1-Zは、1990年代にヤマハから発売された2ストロークエンジンのネイキッドバイクです。当時の250ccクラスのバイクとしては、軽量でパワフルなことから、多くのライダーに支持されました。しかし、R1-Zのカタログスペックには最高速度の記載がありません。これは、当時の自主規制により、最高速度を公表することが控えられていたためです。
それでは、実際のR1-Zの最高速度はどの程度だったのでしょうか。明確な数値を示すことは難しいのですが、当時の雑誌記事やライダーの体験談などを総合すると、おおよそ170km/h~180km/h程度であったと考えられます。もちろん、これはあくまでも目安であり、個体差やコンディション、走行環境などによって変動します。例えば、長年メンテナンスされていない個体や、チューニングが施されている個体では、最高速度が大きく異なる可能性があります。また、向かい風が強い状況や上り坂などでは、最高速度は低下します。
最高速度を語る上で、R1-Zが搭載する2ストロークエンジンの特性についても触れておく必要があるでしょう。2ストロークエンジンは、構造上、高回転域で大きなパワーを発揮する特性を持っています。そのため、R1-Zも高回転域まで回すことで、鋭い加速と伸びのある最高速を体感することができました。ただし、2ストロークエンジンは、排気ガスが比較的多いというデメリットも持ち合わせています。
最高速度はバイクの性能を測る一つの指標ではありますが、R1-Zの魅力は最高速度だけではありません。軽量な車体が生み出す軽快なハンドリングや、2ストロークエンジン特有の加速感など、数値では表せない魅力が多くあります。そのため、R1-Zに乗る際は、最高速度だけを追求するのではなく、バイク全体が持つ魅力を楽しむことをお勧めします。
R1-Zのスペック
R1-Zのスペックについて詳しく解説いたします。R1-Zは、1990年から1998年まで製造されたヤマハのネイキッドバイクです。2ストローク並列2気筒エンジンを搭載し、当時の250ccクラスにおいて、そのスポーティな走行性能で人気を博しました。
以下に、R1-Zの主なスペックをまとめます。
- エンジン形式: 水冷2ストローク並列2気筒
- 総排気量: 249cc
- 最高出力: 45ps/9500rpm(初期型)、40ps/8500rpm(後期型)
- 最大トルク: 3.7kg-m/8500rpm(初期型)、3.4kg-m/7500rpm(後期型)
- 乾燥重量: 134kg
- 燃料タンク容量: 16L
- 変速機: 6速リターン
これらのスペックから、R1-Zは軽量でありながら、高回転型のエンジン特性を持つことが分かります。特に、初期型は45psという当時の250ccクラスとしては高出力なエンジンを搭載していました。しかし、排ガス規制の影響などにより、後期型では出力が抑えられています。
また、R1-Zは、その車体構成にも特徴があります。トラスフレームと呼ばれるフレーム形式を採用し、軽量化と剛性確保の両立を図っています。これにより、軽快なハンドリングと安定した走行性能を実現しています。
さらに、R1-Zは、そのスタイリングも魅力の一つです。シンプルで飽きのこないデザインは、現在でも多くのファンを魅了しています。ネイキッドバイクらしい、無駄をそぎ落としたデザインは、街乗りからツーリングまで、幅広い用途に対応できる汎用性も持ち合わせています。
スペックはバイクの性能を理解する上で重要な要素ですが、R1-Zの魅力はスペックだけではありません。実際に乗ってみることで初めてわかる、その軽快なハンドリングや、2ストロークエンジン特有のフィーリングなど、数値では表せない魅力が多くあります。そのため、R1-Zに興味を持った方は、ぜひ一度試乗してみることをお勧めします。
R1-Zの最高出力
友達のリターンライダーのR1-Z✨
オジサンはやっぱり2スト
ワープします
煙モクモク✨ pic.twitter.com/xsX2fkpfVq— マッキー (@macchina01) September 24, 2024
R1-Zの最高出力について解説いたします。R1-Zは、水冷2ストローク並列2気筒エンジンを搭載しており、その出力特性は、当時の250ccクラスのバイクの中でも特徴的なものでした。特に初期型(3XC型)は、45ps/9500rpmという、同クラスの他車種と比較しても高い最高出力を誇っていました。これは、2ストロークエンジン特有の高回転域での爆発的なパワーによるものです。
この高出力は、R1-Zの加速性能に大きく貢献しており、特に高回転域での伸びのある加速感は、多くのライダーを魅了しました。しかし、この高出力は、扱いやすさという点では一長一短であり、特に低回転域ではトルクが細く、発進時や低速走行時には、ある程度の回転数を維持する必要がありました。そのため、初心者ライダーにとっては、やや扱いが難しいと感じる場面もあったかもしれません。
その後、排ガス規制などの影響を受け、後期型(3XC3型以降)では最高出力は40ps/8500rpmに抑えられました。これは、環境性能への配慮と、より扱いやすい特性を目指した変更と言えるでしょう。最高出力は低下しましたが、低中速域のトルク特性が見直され、街乗りなどでの扱いやすさが向上しました。
最高出力は、バイクの性能を測る重要な指標の一つですが、R1-Zの魅力は、数値だけで語れるものではありません。2ストロークエンジン特有の排気音や、高回転域でのパワーバンドに入った時の加速感など、五感で感じる魅力が多くあります。そのため、R1-Zを検討する際には、スペックだけでなく、実際に試乗するなどして、その特性を体感してみることをお勧めします。
R1-Zの燃費性能
R1-Zの燃費性能について解説いたします。R1-Zは2ストロークエンジンを搭載しているため、現代の4ストロークエンジンと比較すると、燃費性能は決して良いとは言えません。当時の資料やオーナーの報告などを総合すると、実走行での燃費は、おおよそ12km/L~17km/L程度であったと考えられます。もちろん、これは走行状況やメンテナンス状態、乗り方などによって大きく変動します。
例えば、高回転を多用するようなスポーティな走行をした場合、燃費は大きく低下する傾向にあります。逆に、低回転を維持し、穏やかな走行を心掛ければ、比較的良い燃費を記録することも可能です。また、キャブレターのセッティングやエンジンのコンディションなども燃費に影響を与えます。
2ストロークエンジンは、構造上、混合気を燃焼室に送り込む際に、一部の混合気が排気ポートから排出されてしまうため、燃費が悪化しやすいという特性があります。また、エンジンオイルをガソリンと一緒に燃焼させる分離給油方式を採用しているため、オイルの消費も考慮する必要があります。
燃費性能は、バイクを選ぶ際の重要な要素の一つですが、R1-Zの場合、その独特な走行フィーリングや、2ストロークエンジン特有の魅力に惹かれるライダーが多いのも事実です。燃費を重視するのであれば、現代の4ストロークエンジンを搭載したバイクの方が優れていますが、R1-Zは、燃費だけでは語れない魅力を持ったバイクと言えるでしょう。
参考資料として、みんカラのR1-Z燃費情報ページ(
R1-Zの弱点とは?
R1-Zは、その軽快なハンドリングと2ストロークエンジン特有の加速感で多くのライダーを魅了しましたが、いくつかの弱点も存在します。これらの弱点を理解しておくことは、R1-Zを所有する上で、適切なメンテナンスや対策を行うために重要です。
まず、2ストロークエンジン特有の弱点として、オイル消費が多い点が挙げられます。R1-Zは分離給油方式を採用していますが、それでもオイルの消費は4ストロークエンジンと比較すると多く、定期的なオイル補充が必要です。オイル切れはエンジンの焼き付きに直結するため、日頃の点検を怠らないようにしましょう。
次に、電装系の弱さも指摘されています。特に、バッテリー上がりや点火系のトラブルが比較的多く報告されています。古い個体では、配線の劣化なども考えられるため、定期的な点検や必要に応じた部品交換を行うことが望ましいです。
また、部品の入手が難しくなってきていることも弱点の一つと言えるでしょう。R1-Zは既に生産終了から年月が経過しており、純正部品の入手が困難な場合もあります。そのため、中古部品を探したり、社外品を利用したりする必要が出てくることもあります。特に、外装部品や専用部品は希少価値が高く、高値で取引されていることもあります。
さらに、2ストロークエンジンは排気ガスが比較的多いという特性も持っています。現代の排ガス規制に適合させるのは難しく、環境性能を重視する方にとっては気になる点かもしれません。
これらの弱点を踏まえた上で、R1-Zを維持するためには、こまめなメンテナンスが不可欠です。定期的なオイル交換、電装系の点検、必要に応じた部品交換などを行うことで、長くR1-Zを楽しむことができるでしょう。
R1-Zカスタム:チャンバーの効果
JP akaiチャンバー
YAMAHA R1-Z#r1z #チャンバー pic.twitter.com/ipSj7HcZG7— そういち (@dai9so1) May 26, 2024
R1-Zのカスタムにおいて、チャンバー交換は定番のチューニングメニューの一つです。チャンバーとは、排気管の一部であり、エンジンの排気効率を高める役割を果たします。R1-Zの場合、純正のチャンバーは比較的静かで扱いやすい特性を持っていますが、社外品のチャンバーに交換することで、出力特性を大きく変化させることができます。
社外品のチャンバーは、一般的に高回転域での出力向上を重視した設計となっています。これは、2ストロークエンジンの特性を最大限に引き出すためです。チャンバー交換によって、高回転域でのパワーバンドが広がり、より鋭い加速感を体感できるようになります。特に、サーキット走行やワインディングロードでのスポーツ走行を楽しむライダーにとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、チャンバー交換にはデメリットも存在します。まず、排気音が大きくなる傾向があります。これは、消音効果が純正チャンバーよりも劣るためです。そのため、住宅街などでは周囲への配慮が必要になります。また、低中速域のトルクが犠牲になる場合もあります。これは、高回転域の出力向上を重視した設計になっているため、低回転域でのトルクが細くなってしまうためです。街乗り中心のライダーにとっては、扱いづらさを感じるかもしれません。
さらに、チャンバー交換に伴い、キャブレターのセッティングも変更する必要が出てくる場合があります。これは、排気効率の変化によって、混合気の状態が変わるためです。適切なセッティングを行わないと、エンジンの性能を十分に発揮できないだけでなく、エンジンの不調や故障の原因となる可能性もあります。
チャンバー交換は、R1-Zの性能を大きく変化させるチューニングですが、メリットとデメリットを理解した上で、自分の走行スタイルに合ったチャンバーを選ぶことが重要です。また、交換後のセッティングも忘れずに行い、安全にR1-Zを楽しみましょう。
R1-Zをフルパワーにする方法
R1-Zをフルパワーにする、つまり本来の性能を発揮させるための方法はいくつか存在します。ただし、ここで言う「フルパワー」とは、あくまでも新車当時のカタログスペックに近い状態に戻す、あるいは、当時の規制前の状態に近づけるという意味合いであり、大幅な出力向上を意味するものではありません。また、違法改造に繋がる行為は推奨しません。
まず、基本となるのはエンジンのコンディションを良好に保つことです。これは、適切なメンテナンスを行うことで実現できます。具体的には、以下の点に注意しましょう。
- キャブレターの清掃・調整: キャブレターは、空気と燃料の混合比を調整する重要な部品です。汚れや詰まりがあると、エンジンの性能が低下するだけでなく、燃費の悪化や不調の原因にもなります。定期的な清掃と調整を行いましょう。
- 点火系の点検: プラグの状態や点火時期なども、エンジンの出力に影響を与えます。プラグの交換時期を守り、必要に応じて点火時期の調整を行いましょう。
- 排気系の点検: マフラーの詰まりや排気漏れなども、エンジンの性能低下に繋がります。定期的に点検し、必要に応じて清掃や修理を行いましょう。
- エアクリーナーの清掃・交換: エアクリーナーが汚れていると、十分な空気をエンジンに供給できなくなり、出力低下に繋がります。定期的に清掃し、汚れがひどい場合は交換しましょう。
これらの基本的なメンテナンスを行うことで、R1-Z本来の性能を維持することができます。
次に、より積極的にパワーアップを図る方法として、以下の方法が考えられます。
- チャンバー交換: 前述の通り、チャンバーは排気効率を高める役割を果たします。社外品のチャンバーに交換することで、高回転域での出力向上を期待できます。ただし、排気音の増大や低中速トルクの低下などのデメリットも考慮する必要があります。
- ポート研磨: エンジンの吸排気ポートを研磨することで、吸排気効率を高めることができます。ただし、専門的な知識と技術が必要となるため、経験のあるショップなどに依頼することをお勧めします。
- CDI交換: CDIユニットを交換することで、点火特性を変更し、出力向上を図ることができます。ただし、適切なセッティングが必要となります。
これらのチューニングを行うことで、R1-Zの性能をさらに引き出すことができますが、適切なセッティングやメンテナンスが不可欠です。また、違法改造にならないように注意しましょう。
R1-ZのRZ仕様について
「RZ仕様」という言葉は、ヤマハの往年の名車であるRZシリーズをイメージしたカスタムを指すことが多いです。R1-ZはRZシリーズとは異なる車種ですが、2ストロークエンジンを搭載しているという共通点から、RZ風のカスタムが施されることがあります。
具体的には、以下のようなカスタムが「RZ仕様」と呼ばれることが多いです。
- 外装の変更: RZシリーズの特徴的なカラーリングやグラフィックをR1-Zに施したり、ビキニカウルやシングルシートカウルなどを装着したりするカスタムです。
- 足回りの変更: RZシリーズに採用されていたキャストホイールや、より高性能なサスペンションなどに交換するカスタムです。
- エンジンのチューニング: RZシリーズのような高回転型の出力特性を目指し、ポート研磨やチャンバー交換などのチューニングを施すことがあります。
これらのカスタムは、あくまでも外観や走行フィーリングをRZシリーズに近づけるためのものであり、R1-ZがRZそのものになるわけではありません。しかし、RZシリーズの持つ独特の雰囲気や魅力をR1-Zで味わいたいというライダーにとっては、魅力的なカスタムと言えるでしょう。
「RZ仕様」という言葉に明確な定義はありませんが、上記のようなカスタムが一般的にイメージされるものです。どのようなカスタムを施すかは、オーナーの好みや考え方によって異なります。大切なのは、自分のR1-Zをどのように楽しみたいかという明確なビジョンを持つことです。
R1-Zで最高速を極める
ヤマハ R1-Z#これを見た人は愛車の横撮りを貼れ pic.twitter.com/U5eduKuI7M
— ◎◎ (@RedMica3xc) June 7, 2023
- R1-Zカフェレーサーカスタムの魅力
- R1-Z 1型、2型、3型の違いを比較
- 「R1-Z」の正しい読み方
- R1-Zの歴史と背景
R1-Zカフェレーサーカスタムの魅力
R1-Zは、その軽量な車体とスポーティな走行性能から、カフェレーサースタイルにカスタムされることが多い車種です。カフェレーサーとは、1960年代のイギリスで流行したカスタムスタイルで、不要なものをそぎ落とし、走行性能を重視したレーシーな外観が特徴です。R1-Zをカフェレーサーにカスタムすることで、その魅力をさらに引き出すことができます。
R1-Zをカフェレーサーにカスタムする際の主なポイントは以下のとおりです。
- セパレートハンドル: ハンドルを低い位置に設定することで、前傾姿勢となり、よりスポーティなライディングポジションになります。
- バックステップ: ステップの位置を後方に移動することで、より深く車体をバンクさせることができ、コーナリング性能が向上します。
- シングルシートカウル: タンデムシートを取り外し、一人乗り用のシートカウルを装着することで、レーシーな外観になります。
- ビキニカウル: ヘッドライト周りに小型のカウルを装着することで、風防効果を高めるとともに、外観のアクセントになります。
- マフラー交換: スリップオンマフラーやフルエキゾーストマフラーに交換することで、排気効率を高め、出力向上を図るとともに、レーシーなサウンドを奏でます。
これらのカスタムを行うことで、R1-Zはよりスポーティで個性的な外観になります。また、走行性能も向上し、ワインディングロードなどをより一層楽しめるようになります。
カフェレーサーカスタムの魅力は、見た目のカッコよさだけでなく、自分好みにカスタマイズできる点にもあります。パーツ選びや組み合わせによって、様々なスタイルを表現することができます。例えば、クラシカルな雰囲気を強調するために、アルミ製のパーツを多用したり、現代的なパーツを取り入れて、よりモダンなスタイルに仕上げたりすることも可能です。
R1-Zのカフェレーサーカスタムは、その軽量な車体と2ストロークエンジンの特性を活かし、見た目と走りの両方で個性を表現できる魅力的なカスタムと言えるでしょう。
R1-Z 1型、2型、3型の違いを比較
#あなたの純正流用教えて
R1-Z(1型)
TZR250SP用 ハイスロ
OW-01 キルスイッチ
VTR1000SP2 セミラジアルマスターシリンダー
R1-Z 2型用シート
R1-Z 2型用リヤショック pic.twitter.com/IEK5svNvph— つる (@_26works_) October 12, 2021
R1-Zは、1990年から1998年まで製造されましたが、その間にいくつかのマイナーチェンジが行われ、大きく分けて1型(3XC1)、2型(3XC2)、3型(3XC3以降)に分類されます。それぞれの型式には、外観や性能にいくつかの違いがあります。
以下に、各型の主な違いを比較します。
- 1型(3XC1): 最初期モデル。最高出力45ps/9500rpm、最大トルク3.7kg-m/8500rpmと、最もパワフルなエンジンを搭載していました。カラーバリエーションは、ブラック2、シルキーホワイト、ビビッドレッドカクテル1の3色でした。
- 2型(3XC2): 1991年9月に登場。フレームの強化、ハザードランプの追加、カラーバリエーションの変更などが行われました。
- 3型(3XC3以降): 排ガス規制の影響を受け、最高出力が40ps/8500rpm、最大トルクが3.4kg-m/7500rpmに抑えられました。低中速域のトルク特性が見直され、より扱いやすい特性となっています。外観上の変更はほとんどありません。
これらの違いを表にまとめると、以下のようになります。
型式 | 発売時期 | 最高出力 | 最大トルク | 主な変更点 |
---|---|---|---|---|
1型(3XC1) | 1990年 | 45ps/9500rpm | 3.7kg-m/8500rpm | 最初期モデル |
2型(3XC2) | 1991年9月 | 45ps/9500rpm | 3.7kg-m/8500rpm | フレーム強化、ハザードランプ追加 |
3型(3XC3以降) | 1992年以降 | 40ps/8500rpm | 3.4kg-m/7500rpm | 出力低下、低中速トルク特性見直し |
「R1-Z」の正しい読み方
「R1-Z」の正しい読み方について解説いたします。このバイクの名前は、しばしば「アールワンゼット」と読まれることがありますが、ヤマハの公式なアナウンスでは「アールワンズィー」と読むのが正解です。これは、当時のカタログや広告などにも明記されていました。
なぜ「ゼット」ではなく「ズィー」なのか、疑問に思う方もいるかもしれません。これには諸説ありますが、有力な説の一つとして、発音のしやすさが考慮されたというものがあります。「ゼット」と発音する場合、「ワン」の後の口の形を一度変えてから発音する必要があり、若干発音しにくいという側面があります。一方、「ズィー」であれば、比較的スムーズに発音できるため、このような読み方になったと考えられます。
また、当時のバイク雑誌などでも「アールワンズィー」と表記されていたことから、この読み方が広く浸透していきました。しかし、現在でも「アールワンゼット」と呼ぶ人が少なくないため、会話の中で混乱が生じることもあります。特に、RZシリーズのファンの中には、あえて「アールワンゼット」と呼ぶ人もいるようです。
名称の由来は、先代モデルであるヤマハ・RZと、主に旧東海道を踏襲する国道1号線(Root1)を掛け合わせた造語であると言われています。オートバイ雑誌を主体にした広告では、名称の由来となった所謂国1(こくいち)浜名バイパスの浜名大橋を撮影ロケ地に採用しています。
正しい読み方は「アールワンズィー」ですが、相手に意図が伝われば、必ずしも正しい読み方にこだわる必要はないでしょう。大切なのは、バイク談義を楽しむことです。
R1-Zの歴史と背景
R1-Z pic.twitter.com/g3f4rcHhWK
— ホウトヨ (@yutaka_zc32s) December 30, 2024
R1-Zの歴史と背景について解説いたします。R1-Zは、1990年にヤマハ発動機から発売された2ストロークエンジンのネイキッドバイクです。当時のバイク市場は、レーサーレプリカと呼ばれる、レース用バイクの技術をフィードバックしたバイクが主流でした。その中で、R1-Zは、あえてネイキッドスタイルを採用し、独自の路線を歩みました。
R1-Zの開発背景には、1980年代に人気を博したRZ250の存在があります。RZ250は、軽量でパワフルな2ストロークエンジンを搭載し、多くのライダーに支持されました。R1-Zは、そのRZ250のコンセプトを受け継ぎながら、現代の技術を取り入れて開発されました。本来なら“RZ-1”と名乗りたかったところでしょうが、その商標はひと足早く日産自動車によって使われてしまっており、国道1号をイメージするR1を車名に採用したと言われています。
R1-Zの特徴は、軽量な車体と、TZR250(1KT)のエンジンをベースに中低速域を重視したセッティングが施された2ストローク並列2気筒エンジンです。これにより、軽快なハンドリングと、街乗りでも扱いやすい特性を実現しています。また、右2本出しのチャンバーマフラーや、クロス形状の鋼管ダブルクレードルフレームなど、個性的なデザインも特徴です。
R1-Zは、その登場後、多くのライダーに支持されましたが、排ガス規制の強化などにより、1998年に生産終了となりました。しかし、その独特なスタイルと走行性能は、現在でも多くのファンを魅了しており、中古車市場でも人気を集めています。
R1-Zは、時代の流れの中で生まれた、個性的なバイクと言えるでしょう。レーサーレプリカ全盛期にあえてネイキッドスタイルを採用し、独自の魅力を放ったR1-Zの歴史と背景を知ることで、このバイクへの愛着がさらに深まることでしょう。
総括:R1-Zの最高速を徹底検証!スペック・実測値から見る2ストロークの魅力
この記事をまとめると、
- R1-Zのカタログスペックには最高速度の記載がない
- 当時の自主規制により最高速度の公表が控えられていた
- 実測最高速度はおおよそ170km/h~180km/h程度と考えられる
- 最高速度は個体差、コンディション、走行環境で変動する
- メンテナンス状態やチューニングの有無で最高速度は大きく異なる
- 向かい風や上り坂では最高速度は低下する
- R1-Zは2ストロークエンジンを搭載している
- 2ストロークエンジンは高回転域で大きなパワーを発揮する
- 高回転域まで回すことで鋭い加速と伸びのある最高速を体感できる
- 2ストロークエンジンは排気ガスが比較的多いというデメリットもある
- 最高速度だけでなく、軽快なハンドリングもR1-Zの魅力である
- 2ストロークエンジン特有の加速感も数値では表せない魅力の一つである
- 初期型(3XC型)は45ps/9500rpmという高出力を誇っていた
- 後期型(3XC3型以降)は40ps/8500rpmに最高出力が抑えられた
- 実走行での燃費はおおよそ12km/L~17km/L程度と考えられる